ライバル
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  2003年10月7日

(1998年5月1日に詠まれたものを再作成)

ライバル

 

いつだって

彼があの子を想う時、

私は彼を想ってる。

 

雨の日には、

温もりが差すよう祈りを捧げ、

声が雨に負けないようエールを送り、

彼を見つけて傘をもらう。

 

晴れの日には、

パンクしないようちょっと気にして、

瞳が光に負けないようにパワーを送り、

彼を見つけて翼をもらう。

 

色々あるね。

彼が私にくれるもの、

私が彼に贈るもの。

彼は一つも知らないけどね。

 

“アノコはカワイイ”

賛成するわ。

 

彼の想いと、私の想い、

どっちが先に届くのかしら?

 

雨の日に、

彼は何をオモってる?

晴れの日に、

彼は何をオモってる?

 

私が彼を想うとき、

彼がアノコを想ってる、

とは限らない。

 


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