『道端』
ある日のこと。
その日は天気が良かったので、
なんとなく散歩してみることにした。
その日散歩したコースにはテニスコートがある。
そのテニスコートは歩道側を金網でボールが飛んでいかないようガードしている。
遠くから見ていると何かがその金網に引っかかっているように見えた。
だんだん近づくにつれ、
それが何であるかハッキリと見えてきた。
「な〜んだ。食パンか〜。」
私は特に気にせず、テニスコートを通り過ぎようとした。
・・・・・・・・・・。
ん?
食パン?
は?
なんで?
なんで食パンが金網に引っかかってるの?
しかも、10枚入りが10枚そろってはいったまま。
ご丁寧に針金で結わい付けられて。
・・・・・・・・・・。
まっ、いっか。
よくあることだな。