唄に爪を




君がこの唄を好きだから
私はこの唄をうたう
君が辿ってきた人生のかけらを拾いあつめて
少しでも、近づこうとする
君が願いをかけた流星なんて
この世からはとっくに消えてしまっているけれど

私は夜空を見上げてそれを探すんだ


すぐに何かに手を伸ばしてしまうようになった
そして掴むものは空だけで

君さえ掴むのも拒まれる
そして、空を掴んだ手に
爪がくいこんでいった




唄に爪を@琉紗

2003.7.19*


一生懸命辿ったけど、結局つかめないものもある。
そういう爪痕はずーーと消えないんだろうなぁなんて。
爪痕、ちょっと萌えるね(笑)




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