力の解説 戯言作
欲しいと思えば手に入らず
もういいと思えば
自然に持っているもの
別れの歌 戯言作
貴方のために描いた夢は
ここに置いて行こう
持ち歩くには
とても重すぎて
歩けないから
僕らにはまだ
歩いて行く道があり
向かうべき場所がある
交差した道で
再び出会う事もあるかもしれないけど
走り抜けた後で
結局貴方と一緒にいるかもしれないけど
今は
もうここには
いられないから
今はまだ滲んで見えない道を
歩いて行こう
大人の解説 戯言作
今思えば
ドラゴンや
妖精のようなものだったのだ
子供の抱く
想像上の生物
自分の力の無さや
我侭を正当化させるために
そして
その我侭を
止めるために
その秘密が明かされる事は
永遠に無い
兵士の見た幻 戯言作
光り輝く虚を掲げ
王は武勇と歴史を語る
大地の成立ちを戦の日々を
人々の成立ちをこれからの繁栄を
ならば
なぜ私は
この身を焦がさねばならぬのか
もういい?
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