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 高啓の詩





高啓(一三三六〜一三七四)
字は季迪。号は青邱子。明太祖の命により『元史』編纂に従事する。
戸部右侍郎に任命されたが、固辞して帰郷した。
詩作を行って世を過ごしたが、太祖を風刺した作を成した為、腰斬に処された。
明代最高の大詩人。




尋湖隠君(湖隠君を尋ぬ)

渡水復水渡   水渡り、復(また)水渡り 看花還看花   花を看(み)、また花を看る 春風江上路   春風 江上の路(みち) 不覚至君家   覚えず 君が家に至る 水を渡り、また水を渡り、花をながめ、さらに花をながめ、 春風に吹かれつつ河沿いの路を行ったら、いつの間にかあなたのお宅に着いていました