house town 税理士 紹介

コペンハーゲン到着

"まっそ"の忠告通り、機内食を食べた後浅い眠りについた。
後の席の外人達が、賑やかなのが気になるけど、徹夜のせいで、うとうと。
気がついたら、コペンハーゲン到着まで後30分。
雨の日本を飛び立ったのは昼間だったのに、窓の外は、夕暮れ時。
微かに、街らしい物を見える。
いよいよ、デンマーク到着。
無事着陸します様に。
アーメン(笑)
クリスチャンでもないのに、心の中で十字をきる私。
ちゃんと、"まっそ"に会えるのかな……。
かなり、不安。
街並がはっきりと見える。
曇った夕暮れに街の灯が、異国情緒の色を濃くする。
何事もなく、着陸。
まずは、一安心。
飛行機を降り、スチュワーデス(今は、キャビンアテンダントと言うらしい)のお姉さんに、"Thank you"と一声。
"Have a nice day"の言葉に、これから始まる旅が良い物になる予感。
機内から見たコペンハーゲン・カストロップ国際空港は、小じんまりとした感じだったけど、その建物の中は、広い。
周囲を見渡しても、外人ばっかりで、日本では大女の桜子も小さく見えそう。
手荷物受取所までArrivalの標識を目印に歩いていると……。
なんと?!
KONISHIHKIよりも大きな"ピカチュウ"が出迎えてくれた。
日本のアニメは、世界中に進出しているって聞いていたけど、日本から遠く離れたデンマークで、"ピカチュウ"に会うとは、ポケモンの人気に感心する。
でも、外人があの"ピカチュウ"を見て、どう思うんだろうね?
イギリスのネッシーと同じ様な、不思議な生き物のぬいぐるみだと思うかも(笑)
観光シーズンを外しているから、日本人は少ないと思っていただけに、"ピカチュウ"のお出迎えに、またまた一安心。
免税店街を歩いていると、プレステに夢中になっている若者発見。
フライトまでの時間潰しのためにあるらしいけど、変なところで日本を感じた桜子でした。
北欧の入国審査は、日本と違ってとても簡単で、パスポートチェックだけで終ってしまう。
まだ預けた荷物を受け取れそうもないので、免税店街のロイヤルコペンハーゲンのお店を覗いてみた。
やっぱり、すてきだよね〜〜。
でも、ねえ、値段もすてきだね〜〜^^;
小遣いの少ない今回の旅では、何も買えそうもないわね……。
目の保養だけして、手荷物受取所に急いだ。
"まっそ"はもう迎えに来ているのかな?
人気のない通路とエスカレーターを使って、手荷物受取所に着いたけど……。
ええっ?
まだ、荷物は着いていない。
ならば……と、トイレに行く事に。
これが最初の事件の始まり。
トイレの標識を探すと、出口の標識と一緒に荷物用のターンテーブルの両脇に大きく出ている。
その矢印は、桜子の位置からトイレが右側、出口が左側を示していた。
だけど……。
桜子には、両サイドにトイレがあるように思えたのね……。
えっ?
英語が読めなかったんだろう? って……。
デンマーク語と英語で表示されているから、紛らわしかったのは事実。
ターンテーブルの左側を歩いていた桜子は、迷わず、左側のトイレの入口と思い込んだ方に歩いていったの……。
そこは、大きな円柱で2つに仕切られていて。
桜子は、そこをトイレだと確信して女性用はどっちかと、うろうろしてしまった。
間違いなく挙動不審。
入口付近に、空港職員の控え室みたいなのがあったところで気付くべきだったのよね……。
そこがトイレじゃないって……。
えっと、「女性用のトイレはどっちですか?」って、英語で何て言うんだろう……。
考えながら、うろうろしている桜子を、出口がわからない日本人と思った職員の人が優しい笑顔で、自動ドアを指さした。
そのまま、ドアの方に向うと、自動ドアが開いて、桜子の目に入ってきたのは、広いロビー。
まずい!! ここは、出口だ!
慌てて、戻った桜子に、さっきまで笑顔で優しそうだった職員の人が、「そこから出ろ」(もちろん英語w)と怒鳴った。
その声に押される様に、桜子は広いロビーに放り出されてしまったのだ……。
そう、まだバックも受け取っていないのに。
中に戻らなくちゃ。
桜子の頭の中はパニック。
いったい、どうすればいいの〜〜〜??

( 2006/10/14 )



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