善と偽善。
どちらが正しいだろうか?
もちろん善の方が正しいに決まっている。
しかし善は善者だけが行う好意であって善者だけしか人は救えない。
偽善は誰でも行う。
悪者が善の振りをして人を救う。
売名行為だとしてもそれでも救われた人は救われる。
しかし偽善は善によって非難される。
偽善者、売名行為は止めろ、と。
しかしそれは誰かを救うのをやめろ、ということであり善い事をするなということである。
悪人は善い事をせずに悪人らしくしていろ。
でも別にいいじゃないか、それで恩恵を受ける人がいれば。
自分はそう思う。別に偽善者は悪人でもいい。
偽りの善でも救われる人がいれば。
たとえば首相を狙う政治家が知名度を上げようと貧しい地方に何か寄付をしようとした。
そしてそれはマスコミに売名行為などとたたかれて結局寄付をあきらめた。
その結果貧しい人々の生活は苦しいままだった。
売名行為とたたいたマスコミは善である。
善は悪をたたいた。そして勝った。
しかしこの場合善は貧しい人々は救えなかった。
だとしたらこの場合偽善のほうが善だったのではないか?
何かできる偽善は善なのではないだろうか?
自分は偽善者である。いい人と思われたいためにいろいろする。
本性はどうあれ周りからはいい人であって皆迷惑はしていない。
自分が偽善者を辞めたらまわりはどうなるだろう?
それを考えると偽善のほうが善より善である
back