§§§§§§§§後書き§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

 


お疲れ様でした。いつもながら、このページを読まれる方、本当に感謝しております。 ありがとうございました。
なんというかですね……これは、まあ、キリ番だかなんだかを(ヲイ)踏まれた方からのショートのリクエストがありまして、そこから本編をというリクエストまでありまして(笑)、で書いてみたものです。
どーなんでしょうね……まあ、先が読めるっちゃあ読めるな…(-_-メ)。
エロで長編書くのって初めてだったんですよねー。それが何よりも、自分で悩んだとこだった。
だって短編だったらさっさとやることやらして(マテ)ちゃっちゃと終らせてしまえばいいじゃん(笑)。
まあ、短編ってさ、ワンシーンってかんじじゃない?あの、STIGMAとかとくにそれが出てるっつーかさ。
「なんかわからんけど、軍人さんがいてー、上下関係でー、部下が上官をいたぶってー、終り★」みたいな(笑)。
しかし、長編ともなれば、そうはいかない。
なによりもストーリーを考えなければいけない。これがねー、悩みました。

基本的に、美智子は、あたしのいちばん嫌いな(笑)女性像を書いてみたってのがほんとのところですか。 こーゆー邪魔者ってすっげームカツク(笑)。書いてて「てめぇ、うざい!」と何度も思ってました。 つーか、ブリッコでしょ。その変とか…。まあ、明治時代の良家のお嬢サンってこんなかな、みたいな。
んで、朔夜は、なんというか………本当はもっともっと鬼畜野郎にするつもりだったのですけど(笑)、なーんか甘々ちゃん(?)になってしまいまして…ああ、ごめんなさい★
雅枇はね…んー…どうなんだろう。…こう、痛めつけられるべく生まれて来た(笑)みたいな(何)。
まあ、主従っつーかSM(え?)っつーか、そういうものを書きたかって、でも痛いとか血が出るとスカトロ(こらこらこら)とかそーゆーんはあたしはパスな人なんで、省いていくと、やっぱりなんか主従じゃなくなってしまってた、という…。なんとも救えないっすねぇー。
心のSMっつーの?(笑)なんか…でも、心のSMにすらなってないなぁって気もするし…(笑)。
要するに、今回もあんまりいい出来ではなかったっつーことなんですけどねぇ〜( ゜Д゜)y─┛

まあ、何はともあれ、終りました(それでいいのか)。
なんでしょうね…ずーっといろんな曲を聞きながら書いてたんだけど、最後の4からラストまではずっとアラニス・モリセットの”utopia”を聞きながら書いてました。
ちょっと悲しげな曲。きっとこれなかったら最後まで行き付かなかったと思ふ…。

強くない人が書きたかった。
強くない、儚い、全然弱い人。
朔夜は強くない人です。自分で雅枇を愛していながら、それを認めようとしなかった。
認めたときには、雅枇はもう死んでいた。
雅枇は、朔夜に捨てられるのが怖いがために、思いを隠しとおそうとした。                                        朔夜がそれに気付いているとわかっていながら、大胆になれなかった。
美智子も同じ。弱かった。雅枇に勝てる自信がなかった。雅枇を憎む自信がなかった。
そして、殺してしまう。そして、自分を失くしてしまう。

でも、最後の最後で自分の思いを口にした雅枇が一番強いと思う。
自分に正直になった美智子も強い。

一番弱いのは、朔夜だけだった。

悲劇を書きたかった。
ちゃちい悲劇でもいいから、弱くて、脆い人を書きたかった。
それだけで突っ走った。


まあ、エロシーンは置いといて(笑)。
そんなかんじでした。相変わらず、できはよろしくないんだけど、書いてて楽しかったのは本当です。
楽しい反面、イラだった。

皆さんのお気に召していただけたのでしょうか。心配…(;´д`)

最後になりましたが、今回これを書く気にさせてくれた、テーマをリクエストしてくれたすゑさん、ありがとう(笑)。君のおかげて悶絶(違)しながら、唸りながら書かせていただいたわー(笑)。
そして、読んでくれた人、本当にありがとう。
また、裏でぃを更新していくので、頑張るから見守ってくださいね。
それでは。

 

2002年6月12日

『退散』

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