テレビゲームの名のもとに


カトちゃん ケンちゃん

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加藤度 ☆☆☆☆☆
志村度 ☆☆☆☆☆
いかりや度 なし
仲本度 なし
高木度 なし
(マニュアルから)

大人気のカトちゃん&ケンちゃんが、ギャグをおりまぜながら活躍するアクションゲーム。

笑いすぎてミスしないよう、注意しながらプレイしてくれよ!

売るほど暇のある方は
即買いの方向で。

 ゲームは横スクロールアクション。ライフ&残機制。プレイヤーは加藤茶(または志村けん)となり、
謎の依頼人(エンディングに登場するが、それでも謎)からの救出
依頼を受けて、謎の組織や野生動物、置いてきぼりを食らって臍を曲げた相棒の妨害
をかいくぐって、捜査とは名ばかりのウルトラ不条理大冒険に今、旅立つ。


 プレイヤーキャラは写実的リアルな顔面に小さな体をくっつけた不気味な2頭身キャラ。
このキャラのインパクトがこのゲームのキモである。
そんな大塚長官スタイルの2人のいずれかを選んで、踏み付け、ヤクザキック、
放屁を駆使して謎の組織に立ち向かう。


 謎の組織って言ったって組織の体を成しているのか全く不明のメンツで、恐竜とか
ヘリコプターとかカミナリさま(いかりや仲本・高木にあらず)といったスゴげな連中を
差し置いて焚き火が最強キャラというあたり、「やっぱ理屈よりもゲーム性だろ」と
いったハドソンの男気を感じるという言い方も出来るが、各ステージのボスは顔が違う
だけの同一キャラという仕様は男気じゃないとおもう。ましてラスボスまで一緒というのは
いかがなものか。
 

 敵キャラやトラップの配置は巧妙かついやらしく、空中での制御のしづらさもあいまって
しょっちゅう不本意な墜落死を強いられる。屈辱的な死に音(敢えて歌詞を付けてこの音楽の屈辱感を伝えるとするならば

「ひーっかかった 
        ひーっかかった ウキキキキー」
 
といったところであろうか)を何度も聞き、
怒りにまかせてコントローラーをたたきつけようとする自分との戦いがこのゲームのメインだ。
 

結論:死んで覚えろ。
 
ステージ構成さえ覚えてしまえばただの暇つぶしゲーになる。エンディングの、ドット職人
入魂といった感じのカトケンの顔面をみて、こんなモンを見るために費やした貴重な時間
と労力と脳細胞に思いを馳せるもまたよし。ゲーム中の絵ヅラはかなり単調なので接待用には向かない。一人でやること。
ちょい攻略

・とりあえずクリアしたければカトちゃんを選ぶこと。ケンちゃんは足が速いが、慣性がきつくてジャンプ力が無く、墜落死が死因の90%を占めるこのゲームにおいては、デメリットしかない。

・2つ以上の敵を同時に踏むとダメージとなる。そのため、ウンコを落とす鳥を踏み付けで倒そうとすると失敗しやすいので、無視するか、キックで倒す。

・ネズミやモグラは、大ジャンプすることがあるので、踏むときはこちらも大ジャンプ(十字キー上+1ボタン)すること。



ハマリ箇所(と思われる箇所)攻略

・5-2の2匹目のファイアーハッシー(火を吐く恐竜)の安全地帯
 ハッシーの手前の足場の右端ぎりぎりでしゃがめばハッシーの炎には当たらない。このハッシーは屁2発当てないと死なないので面倒なら飛び越えてしまっても可。

・6-4(ラスト)の最終復活場所からの攻略
 復活場所のすぐ先にスロットマシン部屋があるのでそこで体力ゲージを増やしておく。賭けるコインは2枚で良い。
 鳥の背を渡る場面は、躊躇せずに一気に行くこと。
 この先が最難関。ブロックの積まれた足場に行く手を塞がれている場面。このブロックは、ジャンプでは飛び越えられない。
 その手前の、落ちる足場に乗り、足場と一緒に落ち、カトちゃんの頭がブロックの積まれた足場よりも下にきた瞬間に、ブロックの真下から大ジャンプ。
 成功すればカトちゃんはブロックにめり込んだ格好になる。そこで更にジャンプすればブロックの上に抜けることが出来る。難しいので何度も挑戦してタイミングをつかむこと。

 ここを越えれば次はグラサン男大量発生地帯。一気に進もうとせずにじりじり
前進し、直進してくるグラサンは大ジャンプでかわし、缶を投げるグラサンは無理に倒さずに、画面右に消えるまで待つ。
 
最後にカレーが隠されているので絶対に取ること。ボスはこれまでのと一緒なので省略。
「全員集合」の後番組「カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ」のメインコーナーだった、
「探偵物語」風のコメディドラマのゲーム化、のはず。

ここのテキスト案は幸ひろしさんからいただきました