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全く持って梅雨である。週末は雨雨雨の引きこもりの土曜日である。
平日に働いて、休日に雨のバカヤローに降られると布団は干せねぇは、洗濯物は乾かねぇは、腹は減るはのいい事なしである。

天気には晴、くもり、雨の大きく分け3つがある。なんだよォ雪も雷もあるじゃんなんてへりくつはよそで言ってください。この3種でぼくは晴、そして快晴又の名をピーカンを好む。多くの日本人は晴がスキだろう。晴イコール嬉しい、雨は悲しい、くもりは特に普通の気分やねっていう感情がリンクする。
『オイラのハートは雨降りだぜ、ハニー・・』ってなキメ台詞も日本人同士だから、失恋かな?とりあえずつらそうだな推測できるだろう。しかし雨を待ち焦がれているサバンナの人が聞けば、『雨?OH、スバラシイネ、オ祭リダワサ、イエーイイエーイ』とカッコイイ台詞もピヨピヨである。

前文のとおり、天気で思い浮かぶことは確かに存在する。毎朝の天気予報でその一日の気持ちの持ちようや意気込みも多少なりとも変わるものである。
『今日の天気はピーカンですの。うっふん。』とお天気お姉さんが言いようものならば、よっしゃやったるでェと鼻息荒く外出するのは、ぼくだけではあるまい。
『晴、それは愛〜♪』などと宝ジェンヌのように、歌の一つでも歌いたくなるのもぼくだけではあるまい。晴だと気持ちも心もスッキリして、晴れてるだけでいい一日だと思えてしまう。

くもりだと『くもりかぁ。ふむふむ』とこれといって自身のテンションに大きな影響はない。

一方、雨だとテンションはうなぎ下がりである。朝玄関を出ると雨、ズボンの裾は濡れ、かっちょよく決めた髪の毛も落ち武者と化す。靴下が濡れようものものなら、ムレムレのムレンチョDAYで集中力も暴落である。そんな一日であるから、みんな眉間に皺を寄せ、『まいったなァ』とぼやく、まいっちんぐボーイとガールが街に溢れるのである。それ故、愛の告白などには全く不向きである。
『先輩が好きです。つきあってください。キャピ』などと女の子がかわいく言っても、当の男子は靴がムレムレで気になって気になって返事どころではないのである。純な女の子は((先輩眉間に皺を寄せてまで、真剣に考えてくれてる。ポッ。))と変な誤解が生じちゃうのが梅雨マジックである。

梅雨は全く愛とは疎遠な日々である。そうとは知らず、ぼくは昔告白してしまった。全く踏んだり蹴ったりの季節である。あの時、晴れてりゃなァ・・。
5Zpe
         
A DAY IN THE LIFE
愛の芽生えない季節
開口一番アントニオ猪木みたく『便器ですかー!!』と意味のない挨拶からはじめさせて頂こう。

今回は話がシモの方に走る為、読みたくない人は止めてください。

さて、女性の便器は2種類である。和式と洋式。そして男性はその2種に加え『小』が存在する。
この小便器を使用した女性はいるだろうか?まず、いないと信じたい。
なぜなら、小便器に腰掛け一息ついている美女は確実に絵にならないからである。

ところで女性の方々、この小便器の秘密をご存知であろうか?『知りたくない』という最もな意見はこの際無視するとして、大いにこの小便器について語ろうではないか。
実はこの小便器、高さが自由自在なのである。人それぞれ足の長さが違うため、高さを変える事ができるのである、というのは、嘘である。そんなわけない。

実は、水が流れないのである。えっ?と思うだろうが、小学校とか病院、駅とかの公共の場では、これが当たり前である。女性では考えられないだろうが、事実である。
汚い話、流れが悪いと便器に前の人とその前の人までくらいのおしっこが溜まってて、そこに『エイッ、こぼれるならこぼれてしまえッ』とするのもしばしば、いや、結構あるのである。

ぼくの小学校なんかでは、ある時間になると一斉にそれぞれの小便器に水が流れるシステムであった為、その時間を見計らって、1つの便器に4人くらいでおしっこをし、便器から溢れさせて喜ぶと言う、くだらなく大迷惑な遊びもあった。

そしてこの小便器の使い方がヘタクソなおっさん方が非常に多いのは、残念ながら動かし難い事実である。
『おしっこするのにヘタクソとかあんの?』と女子の方は思うだろうが、おっさんは7割ヘタクソである。
なぜなら、やたらとあの小便器のストライクゾーンを外すのである。
古田もびっくり、キャッチャーでも取れない大暴投をしでかす、おっさんが非常に多い。これを見学するには、1杯ひっかけた後くらいの駅のトイレにいけば確実である。
昼間は昼間で、ストライクゾーンの手前にフォークボールを投げるおっさんが、非常に多い。
ボールならワンバウンドで、キャッチャー古田も取れなくはないが、なにしろ液体の為、オーマイガーである。

いやー、我ながら汚い文章ですな。でも今日のボクは止まんないよォ。

で、そこで、どこかの国のキテレツ君が、『こうすれば、暴投はないナリ』と発明したのである。
さて、男性諸君、どんな便器だとおっさん方は、常に便器に直球ド真中のストライクで放尿できると思いますか?
これは、どこかのTVでやっていたのだが、実に人間の心理を考えた名案である。

便器のストライクゾーンにハエのプリントを施したのである。
男性ならわかると思うが、便器にゴミや(この際ズバッと言うが・・)毛がついていたら、『おれの鉄砲で楽にしてやるぜ』とばかり、ゴミめがけて発射し排水溝へ流そうとするのは男性であるが故の心理である。
この心理を逆手にとって、便器にハエをプリントし、快適な放尿ライフを提供することができたと言う。

小便器・・・、男にとってかけがえのない、この愛しにくい愛すべきものに、こんなドラマがあるなんてと、ぼくは妙にドキドキした。
きっと、ハエのプリントを考えた人は、今頃このアイデアで左団扇でしょうな。羨ましい限りである。

大便器のストライクに自身がない方いらっしゃいませんか?言っていただければ、ぼくがヒネリ出しますよ。
もちろんアイデアの方だけしか協力できませんが。
トイレのエース