夜の冬の海
暗闇に
白い線が浮きあがっては
消える
波の音が
一瞬
止む時がある
あなたの話を
たくさん聞いて
もういいからやめて
と
心がいう
一瞬の静けさは
そんな私の
さみしさのような
時を生む
誰も近づけないような
夜の冬の海