カゴ


財布の中身はすくないけれど
賢い君はいろいろ考えながら
少しずつカゴの中にいれていく

重くない?
なんて心配されると
大丈夫
と言ってしまう

例え
腕が震えていても

いつも
大丈夫
って笑うから

君が選んだものを
入れるカゴは
いつでも
僕のカゴであってほしい

そんなことを願うんだ

小さな小さなスーパーで
変わりばえのない 毎日の中
僕はひっそり願うんだ