昼の月


ビルとビルの間の
狭い夜空の中の
星を見上げる

どこからか
電車の到着をしらせる
アナウンスが聞こえる

今ごろ
君はどこらへんに
いるのだろうか

さよならがいえなくて
足元ばかりを見ていた僕に
君は言ったね
どこへいっても
空は同じだと

でもきっと
同じ時間に夜空はみれないから
僕は探そう
昼間の月を

君と同じ時間に
同じ月を
みるために