僕ら
降りそうで降らない雨にいらついて
君は傘をふりまわす
どんなに天気を予報されたって
僕たちにできることは
傘をもつかもたないか
お気に入りの服を着るか着ないか
そんな準備しかできずに
どうにもできないことがある
がんばることに疲れ果て
気付けばそこに真実もなく
それでも求めてしまうものが
何故あるのだろう
僕は彼女を
彼女は彼を
報われない
意味もない
それでも
それぞれの気持ちを知っていても
こたえられないのに
変えようともせず
ただ時だけが
静かに
雨雲はいつか雨を
そして必ずいつか晴の日が