ここにきて、深木氏の新刊が来たか。今作は光文社からの出版。これまでの趣向とはまた違ったものとなりそうなので、面白そう。今年中に読むのは難しいか・・・・・・もったいない。
福井氏の「人類資金」はこれから後半戦。年をまたいでの刊行となるようである。全て来年度中に出そろうのであろうか? まぁ、映画と連動しているようだから、ちゃんと期日通りに出版されるのであろう。それならば、ちゃんと来年度中に、全部読み終えておきたいところ(現在まだ2冊目までしか読んでいない)。
「ハヤカワミステリマガジン1月号」「このミステリがすごい!2014年版」「週刊文春12月12日号」とランキング本が出そろう。
今年も強烈な一冊というものはなく、全体的にばらけた感じ。と言いつつも、意外にも法月氏の「ノックス・マシン」の評価が高かったのは驚き。ややマニアック向けという感じがするのだが・・・・・・世間一般の人がランキング本により「ノックス・マシン」を読んでみて、受け入れられるかどうか。
個人的に面白そうだと思ったのが警察学校を舞台に描いた長岡弘樹氏の「教場」と、戦争犯罪人とその男を暗殺するためにプラハに潜入した二人の青年を描く歴史小説「HHhH プラハ、1942年」の2冊。さっそく、両方を購入してきた。読むのは来年となるであろう。
他に気になったのは、葉真中顕氏の「ロスト・ケア」、佐々木譲氏の「代官山コールドケース」、東山彰良氏「ブラックライダー」、スティーブン・キング「11/22/63」。ただし、これらは買うとしたらば文庫化してからであろう。さらにもっと細かくつついてゆけば、当分読む本には困らないくらいの分量になりそう。買いすぎに注意しなければ。
2013年12月07日 新・ハヤカワSFシリーズ 第2期
本日の購入本
「北乃杜高校探偵部」 乾くるみ(講談社ノベルス)
「白熱光」 グレッグ・イーガン(新ハヤカワSFシリーズ)
新・ハヤカワSFシリーズが第2期として再開。その先陣をかざるのはグレッグ・イーガンの新作長編(といっても発表は2008年)。間違いなく、SF界の話題作。
乾氏の作品は、なんと15年ぶりの講談社ノベルスからの刊行。ライト系の作品のようであるが、気軽に楽しめそうな作品。
2013年12月01日 2014本格ミステリ・ベスト10
「2014本格ミステリ・ベスト10」が原書房様から届けられた。今年もランキングに参加したので、いただけた。
で、ランキングの結果・・・・・・というよりも、「2013年の訃報のまとめ」のほうが衝撃的。殊能氏、加賀美氏、連城氏については知っていたが、今邑彩氏までが亡くなっていたとは・・・・・・。一時期、新作を立て続けに読んでいたので、亡くなってしまうとは残念。享年57歳、まだまだ若すぎる。
日本国内のランキングについては、名のある作家が自動的にという気がして、なんとなくつまらない。まぁ、衝撃的な作品というものが少なかっただけに、こんなものかなという気もする。
海外ランキングは、本格ミステリ自体が少ないため、それっぽい作品はだいたい入る。とはいえ、私が推していた「黒い駱駝」がベスト10にも入っていないとは・・・・・・