今年、そういえば「ミステリが読みたい!」がいつ発売されるか全く情報がないな、と思っていたのだが、なんとミステリマガジンに内包されていた。どうやら今後、ミステリマガジンのなかに特集として取り込んでいく模様・・・・・・売れなくなったのかな?
まぁ、最近こういったランキング本が増えてきているので、そのあおりを受けたのであろう。講談社のIN・POCKETや週刊文春のように、既存の雑誌に取り込むというのは、元々普通の考え方と言えよう。
昨日と今日の購入本
「歓喜の仔 上下」 天童荒太(幻冬舎)
「オチケン探偵の事件簿」 大倉崇裕(PHP研究所)
「強欲な羊」 美輪和音(ミステリ・フロンティア)
「ペンギン・ハイウェイ」 森見登美彦(角川文庫)
「宙の地図 上下」 フェリクス・J・パルマ(ハヤカワ文庫)
「東西ミステリーベスト100」 (週刊文春 臨時増刊)
いろいろと出ていた。なんと天童荒太氏の最新作が登場! タイトルは「歓喜の仔」であるが、表紙といい、イメージといい、「永遠の仔」を思い起こさせる。これもやっぱり、切ないを通り越して、何とも言えない内容なのだろうなぁ。
「オチケン探偵」の続編はどうなることかと思っていたのだが、無事PHP研究所から最新作が出版された。楽しいシリーズなので、これからも読み続けていきたい。
また、「東西ミステリーベスト100」を購入。ランキングだけ、パッと見てみたのだが、“ミステリー”ランキングということで、非常に幅が広い。色々な作品が100位以内に入っている。この書を参考に、来年は読んでいない本でも探してみようかな。
2012年11月18日 今年のIN・POCKET
今月の講談社から発売された「IN・POCKET」を購入。文庫翻訳ミステリー・ベスト10が目当て。
このランキングで一番気になった作品がチャイナ・ミエヴィル作「都市と都市」。この作品がベスト3にまでは入らないまでも、上位に位置している。ただし、この作品ハヤカワSF文庫から出ているSF作品。にも拘わらず、SF系警察小説として評価を得ているのである。これは注目!
というか、実は持っていたりする。ようするに積読。実はチャイナ・ミエヴィルの作品、3冊持っているのだが、どれも未読。そろそろ読まなければ・・・・・・これを機に、今年中に「都市と都市」だけでも読んでおこうかな。
あと気になった作品でネレ・ノイハウスの「深い疵」(創元推理文庫)をさっそく購入しておいた。
2012年11月17日 今週の購入本
本日の購入本
「ペルセウス座流星群」 ロバート・チャールズ・ウィルスン(創元SF文庫)
「文化祭オクロック」 竹内真(創元推理文庫)
「崩れた偽装 ベストミステリー短編集」 鮎川哲也(光文社文庫)
ロバート・チャールズ・ウィルスンの本がたまってきたなぁ。これで未読本が3冊となる。せめて<時間封鎖>シリーズの三作目だけは年内に読みたいと思っているのだが・・・・・・
2012年11月10日 92歳の新作
本日の購入本
「鏡の顔」 大沢在昌(朝日文庫)
「猫は忘れない」 東直己(ハヤカワ文庫)
「高慢と偏見、そして殺人」 P・D・ジェイムズ(ハヤカワミステリ1865)
P・D・ジェイムズの新作「高慢と偏見、そして殺人」が出版されたが、この作品はロマンス小説の傑作といわれる「高慢と偏見」という古典作品の続編を描いたものだそうだ。この「高慢と偏見」という作品は読んだことないのだが、近年同じようにこの作品をモチーフとした「高慢と偏見とゾンビ」という作品が出て、これまた話題となった。ここはもう、「高慢と偏見」を購入して、一読しておいたほうがよいのかもしれない。そして、「高慢と偏見、そして殺人」「高慢と偏見とゾンビ」を立て続けに読むというのも有りであろう。
ちなみにこのP・D・ジェイムズ、1920年生まれということで御歳92歳。この年齢でまだまだ作家としての意欲が衰えないというのだからたいしたものだ。
2012年11月3日 先月の買い残しと今月の新刊
本日の購入本
「夏服パースペクティヴ」 長沢樹(角川書店)
「今出川ルヴォワール」 円居挽(講談社BOX)
昨年、「消失グラデーション」にてデビューした長沢氏の2冊目。前作の出来が非常によかったので、今作も期待。ページ数がやや厚めだが、今年中に読んでおきたいところ。
「今出川ルヴォワール」は「丸太町ルヴォワール」にて有名となった円居氏による“ルヴォワールシリーズ”3作目。こちらもまた期待の新人。今作も意表を突くどんでん返しが繰り返されるのだろうか?