一言、二言

過去の一言、二言
 2012年2月26日  今年の「SFが読みたい!」を見て
 この2月の時期は例年「SFが読みたい!」が出ているので、それを見てSF本を買いあさるのが慣例となっている。しかし、今回は珍しく、全く購入したいという本がなかった。

 大概は海外SFでノーマークの本がランキングに入っているのだが、今年はベスト5の作品は全て持っていた(買ってはいるが全然読んでいない)。国内のランキングに関しては、持っている本と、はなから興味がないというものに分かれてしまい、購入したくなるというものはなかった。

 毎年、何かは必ずひっかかる本があるのだが、これだけ何もないというのも珍しい。買わなかった分、未読の本を読んでいけばいいのだが、なければないで、ちょっと寂しい気も。

 2012年2月25日  ダークホース
 本日の購入本
 「インサート・コイン(ズ)」 詠坂雄二(光文社)
 「この謎が解けるか? 鮎川哲也からの挑戦状1」 鮎川哲也(出版芸術社)
 「粘膜戦士」 飴村行(角川ホラー文庫)
 「野蛮なやつら」 ドン・ウィンズロウ(角川文庫)

 今年のダークホース的な作品を色々と購入。
 詠坂氏の新作は、今までの作品とは異なる印象の本のようだが・・・・・・今年あたり、そろそろブレイクするかな。
 飴村氏の“粘膜シリーズ”というか、それしか書いていないようなものなのだが。今作では、どんな“粘膜”ぶりを見せてくれるか。
 ここ数年は、年に1冊は新刊が翻訳されている。ダークホースというよりは、すでにミステリ界の大本命というべきか。今作はシリーズものではなさそう。

 2012年2月24日  今月2冊目の本をいただきましたー
 原書房さまから本をいただきました。ありがとうございます。

 「綺譚の島」 小島正樹(原書房:ミステリー・リーグ)

 気鋭の新人、小島氏の新作。タイトルといい、表紙といい、本格ミステリスピリッツが否応なくうかがえる本。あらすじは断片的にしか書いていないので、よくわからない。でも、期待して良さそうな雰囲気が。読むのが楽しみな一冊。

 2012年2月19日  このミス大賞も10年目
 今年の「このミス」大賞受賞作は「弁護士探偵物語」。これが第10回目の受賞作となる。そんなわけで「このミス」大賞も10年を迎えた。

 ちょうどこのHPも10年くらい前からやっているので、過去の受賞作については、大賞受賞作を全て読了。そこで「このミス」大賞の10年を振り返ってみると・・・・・・

 商業ベースに乗っているのは海堂尊氏(2006年大賞受賞)くらいか。他に出版点数が多い作家といえば、東山彰良氏(2003年銀賞受賞)と中山七里氏(2010年大賞受賞)くらい。他にもちらほらと本を出版し続けている人はいるのだが、あまり話題にはなっていない。その他ほとんどの受賞者が宝島社のみで本を出しているという状態。

 結果だけ見てみると、宝島社専属の作家をかかえ続けているという気が・・・・・・。それでもまだまだ今後ブレイクしてくれる作家が2、3人でも出てくれれば御の字か。

 個人的にはこの賞、当初1000万円という破格の賞金で有名になったのだが、なんとなく敷居が低いなと感じてしまう。実際、大賞受賞ということで読んだ作品の中には、それほどのレベルに達していないと感じたものもちらほら。しかも大賞以外にも優秀賞等、その年に全部で3人〜4人は何らかの受賞者が出ている。

 前述で「宝島社専属の作家をかかえ続けている」と書いたが、実はそれこそが目的なのかもしれない。流行作家を多数出すということは不可能に近いゆえに、それよりもある程度のレベルの作家を多数抱えていた方が、定期的に本を出版し続けることができる。その方が会社としても利益が出るのではなかろうか。

 と、いいつつも10年続いてきたのだから、もう少し良い作家に恵まれてほしいもの。最近、「このミス」大賞自体についても、さほど話題にならなくなったような。

 2012年2月18日  45番目は?
 本日の購入本
 「恋都の狐さん」 北夏輝(講談社)

 こちらは、第46回メフィスト賞受賞作。表紙がいかにも今風。内容も今時の恋愛を描いたもの? これって本当にミステリ作品??

 そういえば、メフィスト賞って第45回の作品ってなんだろうと思ったら、第45回メフィスト賞ということで受賞はしているようだが、本としての出版はされていない模様。いつか本になるのかな?

 2012年2月17日  本をいただきましたー
 原書房さまから本をいただきました。ありがとうございます。

 「サイバーテロ 漂流少女」 一田和樹(原書房)

 第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した一田氏による2作目の作品。サーバーセキュリティのプロである一田氏が“サイバーテロ”を描く! どのような小説になっているのやら。

 2012年2月15日  ハヤカワSF2冊目
 本日の購入本
 「中途半端な密室」 東川篤哉(光文社文庫)
 「豪華客船エリス号の大冒険」 山口芳宏(創元推理文庫)
 「キング&クイーン」 柳広司(講談社文庫)

 東川氏の作品は文庫オリジナル。ノン・シリーズ短編集になるのかな? 何にしろ人気作家の作品を安く手軽に読めることには間違いない。まさにお買い得な一冊。

 2012年2月11日  ハヤカワSF2冊目
 本日の購入本
 「SFが読みたい! 2012年版」 SFマガジン編集部編(早川書房)
 「第六ポンプ」 パオロ・バチガルピ(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
 「逃亡者」 折原一(文春文庫)

「SFが読みたい!」の2012年版が出たが、それよりも今SF界をにぎわせているものと言えば“新☆ハヤカワ・SF・シリーズ”に他ならないであろう(たぶん)。隔月で出版されるようで、2013年6月に発売される10作目まで、すでに予定がつまっている状態。

 そんな2冊目となる「第六ポンプ」を買ってきたのだが、まだ1冊目の「リヴァイアサン」が未読のまま。ひょっとしてこのまま永遠の積読になりつつあるのではと・・・・・・そんな不吉なことは言わずに、しっかりと読んでいこう! と、思ってはいる。

 2012年2月8日  二階堂蘭子の帰還
 本日の購入本
 「覇王の死 二階堂蘭子の帰還」 二階堂黎人(講談社ノベルス)

 講談社ノベルスから、この1冊を購入。
 魔王ラビリンスと最後の戦い! とのことだが、シリーズ化みたいになっていたんだ・・・・・・。このラビリンスとかいうシリーズになってから、せっかくの二階堂蘭子シリーズも微妙な感じになってしまった。これが良い作品であってくれればいいのだが。前回の「双面獣事件」が悪い意味で凄まじかったからなぁ。

 2012年2月5日  読書のペースはややゆっくり気味
 週末は特に購入したい本もなく、本屋で本を眺めていただけ。来週になれば講談社ノベルスや文春文庫などから買いたい本が何点かあるので、それらを購入することとなるだろう。それと「SFが読みたい!」が出るので、それを見て、何冊かSF本を購入することになるかもしれない。

 と、せっかく購入点数が少ないのだから、これを機に積読本を読んでいけばいいのだが、あまり読書のペースはあがらず。それでも、それなりには読みこなしているかなといったところ。

 現在は法月氏の「キングを探せ」を読み始めたところ。今週はそれと、このミス大賞受賞作あたりも読んでおきたいなと思っている。

 2012年2月2日  早くも2月、寒くも2月
 今年の冬は寒いなぁ。まぁ、本を読むにはちょうど良いくらいか。

 1月の出版点数は少なかったが、これは読んでおかなければという本が多かった。

 「奇面館の殺人」「弁護士探偵物語」「死の扉」「裏返しの男」「アイアン・ハウス」「歪笑小説」「鮫島の貌」「真鍮の評決」。

 このうち、1月中に読めたのは「奇面館の殺人」のみ。新刊が少ないからといって油断せずにどんどん読んでいかなければ。

 そうこうしているうちに2月は二階堂氏、飴村氏、そしてドン・ウィンズロウの新刊が出てしまう。