たまりにたまっていた論創海外ミステリ作品、ついにこれまでに出ている95冊全部を読了することができた! 創刊時は1か月に3冊、毎月というペースで出ていたので、とにかくたまる一方。それが近年は、出版点数も少なくなり、ようやくここにきて読了。第1巻が2004年に出ているので、7年越しのこと。
と、言いつつも最近はこの論創海外ミステリも出版点数が少なすぎて心配している。なんと2011年はまだ1冊しか出ていない。大丈夫か!? 論創海外ミステリ。
そこで景気をつけるために、ひとつ。これまで出版された95冊のなかでベスト作品をここで発表したいと思う。というのもこの企画、最初の50冊くらいはあまりにもマニアック過ぎて読む人をかなり遠ざけたのではないかと思われる。50冊以降くらいからはメジャーな作家のタイトルも増えてきたので、そこから普通の海外ミステリ全集になってきたような感じがした。
そんな背景もあり、95冊のなかでどれを読んだらよいのかわからないという人がいると思うので、ここでお薦めの作品を紹介したい。古本屋まわりをしてでも、他の本を質に入れても、ミステリファンであれば必ず読んでもらいたい作品はずばりこれ!
「ローリング邸の殺人」 ロジャー・スカーレット(論創海外ミステリ34)
「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」 ウィリアム・ブリテン論創海外ミステリ68)
「八一三号車室にて」 アーサー・ポージス論創海外ミステリ80)
「チャーリー・チャン最後の事件」 E・D・ビガーズ論創海外ミステリ82)
「警官の証言」 ルーパート・ペニー論創海外ミステリ88)
読んでいない作品があるという方はお見逃しなく!!
2011年10月13日 クッキー、いただきました
原書房さまから本をいただきました。ありがとうございます。
「味なしクッキー」 岸田るり子(原書房)
岸田氏の本、何気に最近読んでいなかったな。久々に読むので楽しみな一冊。
本日の購入本
「007 白紙委任状」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋)
「謎解きの醍醐味」 鮎川哲也(光文社文庫)
リンカーン・ライムの新作が出ているはずなのに、それよりも後に出た“007”ものが先に翻訳された。ディーヴァーが描く007とはどんなものになるのやら。これこそまさに、読まずに年を越すことはできない一作。
ちなみにリンカーン・ライムの新作は来年翻訳されるとのこと。
2011年10月9日 クック、ポケミスに登場
本日の購入本
「ローラ・フェイとの最後の会話」 トマス・H・クック(ハヤカワミステリ1852)
「眼鏡屋は消えた」 山田彩人(東京創元社:第21回鮎川哲也賞受賞作)
クックの作品と言えば文春文庫というイメージであったのだが、珍しいことにポケミスからの登場。次回作も早川からでるらしい。
なんとなく近年買い続けている鮎川哲也賞受賞作。この賞はぶれずに毎回本格ミステリよりの作品を出してくれている。新人作品ゆえに過剰な期待は禁物だが、それでも良い作品が読めるのではとつい、期待してしまう。
2011年10月7日 1日でまとめられず
昨日と今日の購入本
「烏丸ルヴォワール」 円居挽(講談社BOX)
「スパイダーZ」 霞流一(講談社ノベルス)
「要介護探偵の事件簿」 中山七里(宝島社)
「少年少女飛行倶楽部」 加納朋子(文春文庫)
「不眠症」 スティーヴン・キング(文春文庫)
昨日まとめて本を買いたかったのだが、ひとつの本屋で全部買えず、さらに今週分の購入本がまだ買えていない。まぁ、いっぺんに読むわけでもないので、ゆっくりと買ってくればよいのだが。それだけ本屋へ行く機会も増えるわけだし。
今回の購入本のなかでは「丸太町ルヴォワール」でスマッシュヒットをとばした円居氏の2冊目の作品が登場。前作はどのように話が進むのかが全く見えない本であったが、今作はどんな展開を見せてくれるのか??
2011年10月3日 今月は?
早くも年末がせまってますなぁ。本日は新刊情報をUP。
読書は進んでいるような、進んでいないような。
自己課題図書の「五輪の薔薇」が全然進んでいない。今年中に読み終えるのが微妙になってきた。
今月中に論創海外ミステリの残り一冊を読んでしまいたい。これはなんとしてもクリアしなければ。
それとSF関連の本をもう少し読んでおきたいなぁ。ここ数年たまる一方。
2011年10月2日 先月分購入
本日の購入本
「人間の尊厳と八〇〇メートル」 深水黎一郎(東京創元社)
「ニューヨーク・ブルース」 ウィリアム・アイリッシュ(創元推理文庫)
「サウサンプトンの殺人」 F・W・クロフツ(創元推理文庫)
「時間の種」 ジョン・ウィンダム(創元SF文庫)
「グレイベアド」 ブライアン・W・オールディス(創元SF文庫)
9月中に購入できなかった深水氏の作品と2011年創元復刊文庫を入手することができた。色々本屋をまわったのだが、どちらも置いている本屋がなく、結局一番大きい本屋で購入した。近隣に大きな本屋がないと創元社の復刊文庫を買うのに苦労する(昨年もいろいろと本屋をまわった記憶が)。