一言、二言

過去の一言、二言
 2011年8月30日  チャイルド、グラーグ、エージェント
 本日の購入本
 「エージェント6」 トム・ロブ・スミス(新潮文庫:上下巻)
 「アンドロギュノスの裔」 渡辺温(創元推理文庫)
 「妖精作戦」 笹本祐一(創元SF文庫)

「チャイルド44」「グラーグ57」に続く3部作の完結編がこの「エージェント6」。舞台は打って変わってニューヨークとなるようであるが、今作ではどのような展開が待っているのやら。1作目、2作目と楽しませてくれた作品となっていたので、今作も読むのが楽しみである。

 2011年8月29日  文庫とポケミス版、同時発売
 本日の購入本
 「謝罪代行社」 ゾラン・ドヴェンカー(ハヤカワミステリ1850)

 文庫版は先週末に見かけたのだが、ポケミス版のほうで買いたかったので、本日大きめの本屋で購入。

 文庫とポケミス版の同時発売と言えば、昨年出版されたジョン・ハート「ラスト・チャイルド」に継いでとなる。それだけ期待の作品ということなのだろうか。最近、早川はポケミスの新刊に力を入れているように思えるので、本当に期待してもよいかもしれない。ちょっと集めではあるが、今年中に読んでおきたい作品である。

 2011年8月28日  最近の読書
「イリアム」を先週読み終えることができた。感想は本日UP。しかし、感想といってもこの「イリアム」という作品だけでは終わっておらず、「オリュンポス」へ続くとなっているので、本当の意味での感想は全部読み終えてからとなるであろう。続きが気になって仕方ないのだが、大長編ということもありすぐには着手できなさそう。来年の目標となるのか!?

 目標と言えば、今年の課題読書はあと「五輪の薔薇」を残すのみ。こちらも着手し始めたのだが、なかなか進まなそう。年末までにちゃんと読めるのかどうか。もうちょっと話が面白くなってくれれば。もし「五輪の薔薇」が早めに読み終われば「オリュンポス」を読むというのもいいかもしれない。

 とうとう論創海外ミステリも95冊中、読み残しは2冊のみ。昨年から出るベースがずいぶん遅くなっているので、ようやく読むほうが追い付いてきた。この分ならば年内に読み終えることができそうだ。あとはチェスタトンの「知りすぎた男」とブラックバーンの「壊れた偶像」の2冊。

 現在、「ブラウン神父の秘密」を一日に短編ひとつずつ読んでいるので、こちらが終わったらこれも短編である「知りすぎた男」に着手するというのもよいかもしれない。

 2011年8月26日  カーをコンプリートしたいなぁ
 本日の購入本
 「火刑法廷 <新訳版>」 ジョン・ディクスン・カー(ハヤカワ文庫)
 「別冊図書館戦争Ⅱ 図書館戦争シリーズ6」 有川浩(角川文庫)

 カーの「火刑法廷」と言えば代表作のひとつのはず。ずいぶん昔に読んだのだが全くと言ってよいほど覚えていない。さらには感想も書いていないので、今回の新訳版を購入。

 カーの作品は未読のものも結構あるし、持っていない本も結構ある。とりあえずは持っている本だけでも読み尽くして、きっちり感想を書いておかなければ。

 2011年8月20日  水乃サトルのマジック・シリーズ
 本日の購入本
 「東尋坊マジック」 二階堂黎人(実業之日本社)

 二階堂氏の作品一覧を見ると、1年に1冊はきちんと新刊を出しているのがわかる。内容に関しては、昔ほど鋭さがみられなくなった気もするのだが、継続して新刊を出し続けるということはすごいことである。これからもどんどん書き続けてもらいたいものである。

 水乃サトルのシリーズというと、タイトルに“マジック”または“不思議”という言葉が付いている。その中で“マジック”がついたものは、水乃サトルが旅行代理店に勤務しており、部下の由加理と共にさまざまな事件に巻き込まれるというもの。今回は東尋坊で事件に巻き込まれる・・・・・・ところで、東尋坊って何だっけ??

 2011年8月19日  シムノン新刊
 本日の購入本
 「モンド氏の失踪」 ジョルジュ・シムノン(河出書房新社)

 河出書房から出続けているシムノンのノン・シリーズ作品もこれで8冊目。個人的にはメグレ警部シリーズを復刊してほしいのだが・・・・・・でもこのノン・シリーズが出続けているということは、それなりに人気と買い手があるのだろう。シムノン作品の積読がたまる一方なので、早めに読んでいかなければ。

 2011年8月15日  盆の読書は?
 盆休み・・・・・と、言いたいところなのだが、今年の盆は日程が中途半端で休みも断続的。盆休みなのかどうかわかりづらい状況。

 そんな中、暑さに負けじと読んでいるのがダン・シモンズの「イリアム」。今年の読書目標の一つでもある。

 今日、5日くらいかかって上巻を読了。これから下巻へと入る。一週間くらいで読めるだろうか? ちなみにその続編らしき「オリュンポス」というのもあるのだが、そちらはまた来年。

 2011年8月12日  講談社文庫色々
 本日の購入本
 「失楽の街 建築探偵桜井京介の事件簿」 篠田真由美(講談社文庫)

 今日は講談社文庫からミステリ関連の書籍が色々と出ていた。しかし、既読のものが多かったので、購入したのは文庫で集めている建築探偵シリーズのみ。このシリーズも、ノベルスでは完結編が出てしまったので、あとは残りの作品の文庫化を待つのみ。

 2011年8月10日  早めの文庫化
 本日の購入本
 「記念日 anniversary」 香納諒一(光文社文庫)
 「旧友は春に帰る」 東直己(ハヤカワ文庫)
 「グイン・サーガ・ワールド2」 栗本薫他(ハヤカワ文庫)

 東氏の「旧友は春に帰る」が早くも文庫化。「バーにかかってきた電話」が映画化されるということもあり、キャンペーンによる文庫化ということか。

 2011年8月7日  違和感
 昨日から「新 銀河ヒッチハイク・ガイド」を読み始めたのだが、何故か本にのめり込むことができない。前作からだいぶ間が空いたために、登場人物や話の内容を忘れているからかなと感じ始めた。なかなか内容に入り込むことができなく、これは前までの作品をざっと読んでおいた方がいいかなと思った時に、ふとあることに思い至った。

 手の中にある本の最初のページを見てみると「新 銀河ヒッチハイク・ガイド 下」

 ・・・・・・下巻から読み始めていた。そりゃ、内容がわからないわけだ、というか何で下巻から読み始めていたことに気づかなかったのか。

 現在、上巻から読み始め中。読み終わるまでには結構かかるかも。

 2011年8月6日  NOVA 快進撃
 本日の購入本
 「NOVA 5」 大森望編 河出文庫

 このあいだ「NOVA 4」が出たばかりだったのに・・・・・・。現在の日本国内で、こうした新作のSF作品を掲載する雑誌が他にないようなので大森氏もかなり気合を入れているよう。加納であれば年間3冊は出したいとのこと。これは読むほうも気合をいれなければ。

 2011年8月4日  帰ってきた・・・ではなく、“生還”
 本日の購入本
 「本棚探偵の生還」 喜国雅彦(双葉社)
 「人面屋敷の惨劇」 石持浅海(講談社ノベルス)
 「空想探偵と密室メイカー」 天祢涼(講談社ノベルス)
 「黒の狩人」 大沢在昌(幻冬舎文庫:上下)

 いやー、本棚探偵が帰ってきた・・・・・・というより忘れてた。ちゃんと「本棚探偵の冒険」「本棚探偵の回想」を買っていて、続編が出たら必ず買おうと思っていたのだが、すっかり忘れてた。

 この作品、読書かにはたまらない内容であり、時には馬鹿馬鹿しい内容で盛り上がったりと面白いことこの上ないので是非ともお薦め。読んだ事のない人は文庫化されている「冒険」と「回想」からどうぞ。とはいえ、豪華な箱入り本も捨てがたいものがある。

 2011年8月2日  新刊情報更新
 今月は8月で盆休みがあり、やや購入本も少なくなりそう。その分、9月以降は購入本が一気に多くなるのだが。

 今月の注目本は、
 「エージェント6」 トム・ロブ・スミス(新潮文庫 上下巻)
 「謝罪代行社」 ゾラン・ドヴェンカー(ハヤカワミステリ)
 「アンドロギュノスの裔」 渡辺温(創元推理文庫)
 「妖精作戦」 笹本祐一(創元SF文庫)

 注目本といいつつも、そのどれもがどんな内容なのかよくわからなかったりする。なんか、雰囲気で買ってしまおうかなと思っている本ばかり。