一言、二言

過去の一言、二言
 2011年4月29日  御手洗潔
 昨日の購入本
 「進々堂世界一周 追憶のカシュガル」 島田荘司(新潮社)
 「この世にひとつの本」 門井慶喜(東京創元社)
 「新・日本の七不思議」 鯨統一郎(創元推理文庫)
 「大倉燁子 探偵小説選」(論創ミステリ叢書49)

 島田氏の新刊が出るのは知っていたが、それが御手洗潔ものだとは知らなかった。久々に御手洗潔の活躍を堪能できそうだ。

 そして、久々に鯨統一郎氏の作品を購入。デビュー作「邪馬台国はどこですか」と「新・世界の七不思議」に続いての第3弾。鯨氏の作品といえば、何と言ってもデビュー作が忘れられない。このシリーズだけは読み続けていきたい。

 2011年4月25日  三度はミステリー・リーグ
 原書房さまより、3冊連続で本をいただきました! ありがとうございます。

 「三題噺 示現流幽霊」 愛川晶(原書房:ミステリー・リーグ)

 度々、本をいただいてしまった。そんなわけで、最近では珍しく連続更新。
 愛川氏の本でシリーズの4冊目となるものであるから、面白くないわけがない。安心して読める一冊。

 ということで、3冊の本が手元にあるわけなのだが、来週はちょうどゴールデンウィークである。せっかくだから今週から来週にかけて、3冊一気読みをしようと思っている。一気といっても途中に別の本を挟んだりはするけれど。とりあえず、今週末には「鬼畜の家」を読むこととしよう。

 2011年4月24日  再び 第3回 ばらのまち福山文学新人賞受賞作
 原書房さまより、さらにもう一冊、本をいただきました! ありがとうございます。

 「檻の中の少女」 一田和樹(原書房)

 こちらも「鬼畜の家」に続き、第3回ばらのまち福山文学新人賞受賞作。中身は、自殺支援サイトを絡めたミステリ小説になっているようである。

 個人的には、2作同時受賞というと、それだけで評価が下がってしまうのだが、実際のところはどうだろうか。また、当然のことながら2冊を読めば、読み比べずにはいられなくなる。「鬼畜の家」と「檻の中の少女」どちらに軍配が上がるだろうか。ハイレベルな戦いを期待したい。

 2011年4月23日  シブミからサトリへ
 昨日の購入本
 「サトリ」 ドン・ウィンズロウ(早川書房:上下)
 「天獄と地国」 小林泰三(ハヤカワ文庫)

 トレヴェニアンが書いた「シブミ」の衝撃は未だ忘れられない。てっきり、外国人作家による、まかり間違った日本の様子が書かれているのだろうと思いながら読んでみると、日本人が書くよりもワビサビが描けているんじゃないかと・・・・・・いやはや、あれは衝撃だった。

 そのトレヴェニアンという作家が亡くなってしまった後、「シブミ」の前日譚を他の作家が書くという衝撃的な事件。しかも、それを書くのがドン・ウィンズロウであるとなれば、これはもはや読まずにはいられない。

 早川書房もこの本に力を入れているようで、本国で出版されたのが今年の3月だというから、約1か月で日本でも刊行。これは2011年、話題にならないはずがない。

 2011年4月22日  第3回 ばらのまち福山文学新人賞受賞作
 原書房さまより、本をいただきました! ありがとうございます。

 「鬼畜の家」 深木章子(原書房)

 この作品は第3回“ばらのまち福山文学新人賞”を受賞した作品。あらすじを見ると、なんとなくホラーっぽいテイストと社会派ミステリ的なものが感じられる。果たして“鬼畜の家”というタイトルが意味すものは何なのか!?

 第1回と第2回の受賞作がどちらも好みのミステリ作品であったので、今回の作品にも期待したい。

 2011年4月17日  論創海外ミステリ
 今、論創海外ミステリを読みこなすことができている。幸か不幸か、去年の8月から論創海外ミステリの新刊が出ていない。これを機に、今まで積読となっていた作品をできるだけ読んでしまおうと奮闘中。一時は、毎月3冊ずつ出ていた時期もあり、とてもではないが追いつかなかったが、1巻が出てから6年以上が経ち、ようやく追いつきそうな具合になってきた。

 今日の感想で「シャーロックホームズの栄冠」をあげることができ、これで1巻から70巻までは読み干すことができた。現在、このシリーズ94巻まで出ているのだが、あと読んでいない作品は6冊。

 71「ノヴェンバー・ジョーの事件簿」 ヘスキス・プリチャード
 73「灰色の女」 A・M・ウィリアムスン
 76「サーズビイ君奮闘す」 ヘンリー・セシル
 78「赤き死の香り」 ジョナサン・ラティマー
 81「知りすぎた男」 G・K・チェスタトン
 83「壊れた偶像」 ジョン・ブラックバーン

 あとどのくらいで全部読むことができるのか。新刊が早く出てもらいたいという気持ちもあるのだが、もうちょっと待ってもらいたいという気持ちもある。

 論創海外ミステリ、積読全部読了というのも、今年の課題のひとつとしておこう。

 2011年4月15日  ゴダード買っちゃうなぁ
 本日の購入本
 「竜の道」 白川道(幻冬舎文庫:上下)
 「香菜里屋を知っていますか」 北森鴻(講談社文庫)
 「封印された系譜」 ロバート・ゴダード(講談社文庫:上下)

 期待はしてないのだけれども、新刊が出れば常に買ってしまうのがロバート・ゴダードの本。初期の作品に比べると、どんどんとクオリティが落ちていっているのだが、それでも何故か読んでしまう。
 この作家、1年おきのペースで本を書き続けているので、読み終えた頃にちょうど新刊が出る。そうすると、また購入してしまう。まさに継続は力なりという良い見本のような気がする。この継続力で、いつか処女作品の「千尋の闇」を越える作品を出してもらいたい。

 2011年4月9日  今週の命題
 今週は、あまり読書が進まなかった。というのも一冊の本でつまづいてしまったからだ。

 「ヴィーナスの命題」 真木武志(角川文庫)

 てっきり、ライト系の作品かと思っていたのに・・・・・・。結局、読了後もう一回読み直してしまった。そんなわけで、今週はこの本を2回読む羽目に。
 ただし、2回読む価値は十分にあった。感想は明日UP。

 2011年4月7日  講談社ノベルスから2冊
 本日の購入本
 「バミューダ海域の摩天楼」 柄刀一(講談社ノベルス)
 「天命龍綺 大陸の魔宮殿」 獅子宮敏彦(講談社ノベルス)

 今日は講談社ノベルスから2冊を購入。どちらも本格色が強そうで面白そうだ。ちなみに現在、柄刀氏の「システィーナ・スカル」を読んでいる最中。これを読み終わったら、連続で柄刀本を読み干してみるか?

 2011年4月2日  ところでK・S・Pってなんだろう
 本日の購入本
 「毒のある街 KSP」 香納諒一(徳間文庫)

 KSPシリーズの2冊目。文庫になったので購入。ちなみに単行本では3冊目がすでに出ている。
 この1冊目なのだが、実はまだ未読であったりする。そんなわけで、タイトルになっているKSPの意味がまだわからない。TNPならコマーシャルでやっているのでわかるのだが。