一言、二言

過去の一言、二言
 2010年11月28日  ミステリが読みたい!
「ミステリが読みたい! 2011年版」を読んで。

 対象となる作品が2009年10月から2010年9月までということのせいか、今年のランキングというよりも昨年のランキングに入るべきものが何冊か入っていることに驚かされた。今更感が強いものの、その反面、今年出版された本で強烈な良書が少なかったことを意味しているとも言えよう。

 ランキングは全体的に混沌としていて、これは他のランキングを見ても、順位はそれぞれ入れ替わってしまうように思われる。海外作品であればベスト10はそう変わらないのかもしれないが、国内の作品でいえば、どれがベスト圏内に入り、どれがラング外となるのか想像がつかない。
 それでも個人的には国内は「悪の教典」と「隻眼の少女」あたりが上位に来るのではないかと予想する。

 今回のランキングを見ると、既読のもの(もしくは購入してあるけど未読のもの)がほとんどを占めていた。そうしたなかで、興味を惹いたのは、

 「ノンストップ!」 サイモン・カーニック
 「神の棘」 須賀しのぶ

の2冊。今年は読み落としている本が少なそうな気がする。あとは「このミス」「本ミス」文藝春秋ランキングの3つを見て、参考にしたい。今年も、もう残り1か月となったが今年中に何を読めばいいのか考えながら読まなくては。

 2010年11月27日  今月はこんなところか
 本日の購入本
 「ミステリが読みたい! 2011年版」 ミステリマガジン編集部編(早川書房)
 「折れた竜骨」 米澤穂信(ミステリ・フロンティア)
 「放課後探偵団」 アンソロジー:相沢沙呼/市井豊/鵜林伸也/梓崎優/似鳥鶏(創元推理文庫)

 11月の購入本はこれで終わりかな? 12月の購入本は少なそうだけど、ランキング関連の作品を集めることになるだろうから購入点数はそこそこの数になりそう。
「ミステリが読みたい!」の感想はまた後日。

 2010年11月25日  角川と早川から
 本日の購入本
 「GOSICKVI -ゴシック・仮面舞踏会の夜」 桜庭一樹(角川文庫)
 「ホルモー六景」 万城目学(角川文庫)
 「アイダ王女の小さな月 魔法の国ザンス21」 ピアズ・アンソニイ(ハヤカワ文庫FT)
 「ポストヒューマンSF傑作選 スティーヴ・フィーヴァー」 山岸真編(ハヤカワ文庫SF)

 年末になっても、まだまだ購入意欲は止まらない。今日は早川書房の「ミステリが読みたい!」を買うつもりだったのだが、本屋で見つからず。明日か明後日には見つかるであろう。
 今日購入した本のなかでは「GOSICK」は年内に読むことができそうだが、それ以外はいつ読むことになるのか見当がつかない。来年か、はたまたさ来年か?

 2010年11月20日  今週の購入本はなし! と、思いきや
 本日の購入本
 「長い廊下がある家」 有栖川有栖(光文社)
 「エステルハージ博士の事件簿」 アブラム・デイヴィッドスン(河出書房新社)

 アブラム・デイヴィッドスンといえば以前、河出書房新社の<奇想コレクション>から「どんがらがん」という作品集が日本でも出版されている。その作品集を読んだ際には、それなりに面白かったものの“異色作家”という感触のほうが強く残された。それが今回、エステルハージ博士というキャラクターが活躍するという形式上統一された(内容が統一されているのかは読んでみなければわからない)作品集が出版された。面白いと思えるかどうかわからないのだが、なんとなく怖いもの見たさで購入してしまった。どのような作品が飛び出してくるのやら。

 2010年11月14日  IN・POCKETを見て
 講談社文庫とともに発売される「IN・POCKET」の11月号には毎年恒例“文庫翻訳ミステリー・ベスト10”が掲載されている。毎年のランキングに先駆けて、まずはこれを見て今年の読み逃しがないかを確認。

 そうした中で、今年気になった未だ読んでいないものを2組。

「陸軍士官学校の死」ルイス・ベイヤード(創元推理文庫:上下巻)
 陸軍士官学校で起きた事件に、元敏腕警官と、若き日のエドガー・アラン・ポーが挑む。

「英雄たちの朝」「暗殺のハムレット」「バッキンガムの光芒」ジョー・ウォルトン(創元推理文庫)
 これら3冊は“ファージング”というシリーズ3部作。これらは歴史改変エンターテイメントで、ナチスドイツと講和を結んだイギリスという背景で描かれた作品。


 といったところが未読であり、気になった作品なのであるが、どれも大作なので今年中に読むのはきつそう。買って読むにしても来年に繰り越しになりそうな気が・・・・・・

 2010年11月13日  年に一度のIN・POCKET
 昨日と今日の購入本
 「IN・POCKET 11月号」(講談社文庫)
 「指し手の顔 脳男Ⅱ 上下」 首藤瓜於(講談社文庫)
 「さよなら、そしてこんにちは」 荻原浩(光文社文庫)
 「田村はまだか」 朝倉かすみ(光文社文庫)
 「なめくじ長屋捕物さわぎ2 からくり砂絵/あやかし砂絵」 都筑道夫(光文社文庫)
 「システィーナ・スカル」 柄刀一(実業之日本社)

 年に一度の「IN・POCKET」の購入日!(←こういう言い方は失礼か?) 今年の読み逃しがないか、徹底調査!!

 2010年11月10日  何故か積読のものばかりが
 本日の購入本
 「最後の音楽」 イアン・ランキン(ハヤカワミステリ1841)
 「オリュンポス3」 ダン・シモンズ(ハヤカワ文庫SF)
 「最 愛」 真保裕一(文春文庫)
 「木洩れ日に泳ぐ魚」 恩田陸(文春文庫)

 イアン・ランキンのリーバス警部シリーズがとうとう完結を迎えた! そんなことより、これでリーバス警部の作品が3冊たまってしまったので、先に「獣と肉」から読まなければ。「最後の音楽」にたどり着くのはいつ?

「オリュンポス」もその前に出ている「イリアム」を読まなければ、先に進むことができない。シリーズ全5冊。すべて読み終えるのは再来年!?

 真保氏と恩田氏の積読本もたまってきた。着実に読んでいかなければといいつつ、それらを読む前に別の新刊を買うことになりそうな気が・・・・・・

 2010年11月6日  講談社ノベルスから一冊
 今週の購入本
 「記録の中の殺人」 石崎幸二(講談社ノベルス)

 今週はこれだけ。そういえば石崎氏ここ数年、1年に1冊ペースで作品を書き続けてくれている。このくらいのペースで書き続けてくれると、読んでいる方としてはちょうどいいなぁと感じる。特にライト系のミステリを書く作家であれば、このくらいの間隔で書き続けてくれないと、作家の存在自体を忘れそうになってしまう。

 2010年11月3日  今月の新刊は
 今月の注目の新刊は、なんといってもイアン・ランキンの「最後の音楽」。なんとリーバス警部シリーズの完結編。これでリーバス警部ものが読めなくなってしまうなんて・・・・・・。まだ「獣と肉」「死者の名を読み上げよ」を読んでいないのだが、ますます読むのがもったいなくなってしまう。とはいえ、このまま積読にしておいてもしょうがいないので、来年の目標として一気に「最後の音楽」まで読みあげてみることにするか。

 それと、そろそろ年末のランキング本などが出始める頃なので、月末は本屋を物色することになりそうだ。