一言、二言

過去の一言、二言
 2010年7月29日  さらに盛沢山
 最近の購入本
 「西巷説百物語」 京極夏彦(角川書店)
 「ドゥルシネーアの休日」 詠坂雄二(幻冬舎)
 「小鳥を愛した容疑者」 大倉崇裕(講談社)
 「悪の教典」 貴志祐介(文藝春秋 上下巻)
 「量子回廊」 大森望/日下三蔵編(創元SF文庫)

 なんてこった、先週末に一気にいろいろな本を買ったと思えば、今周もさらに盛りだくさん。あぁ、貴志祐介氏の新刊がまた大長編だ・・・・・・今年中に読めるかなぁ、などと言わずに是が非でも読み終えたい。

 2010年7月24日  盛沢山
 今週の購入本
 「新幹線大爆破」 ジョゼフ・ランス+加藤阿礼(論創海外ミステリ93)
 「誘拐犯の不思議」 二階堂黎人(光文社)
 「八月の魔法使い」 石持浅海(光文社)
 「かいぶつのまち」 水生大海(原書房)
 「GOSICKV−ゴシック・ベルゼブブの頭蓋−」 桜庭一樹(角川文庫)
 「ワン・ドリーム 〜みんなでひとつの悪い夢〜」 中井拓志(角川ホラー文庫)
 「宇宙開発SF傑作選 ワイオミング生まれの宇宙飛行士」 中村融編(ハヤカワ文庫)

 暑くなってきて、読書のスピードが落ちてきてしまった。その反面、先月くらいから購入本が増えてきてしまい、積読が少しずつ増えてきたような気がする。読むペースをなんとか早めなくては! あぁー、論創海外ミステリがたまってきた!!

 2010年7月22日  いただきました
 原書房さんからいただきました。ありがとうございます。

 「かいぶつのまち」 水生大海(原書房)

 「少女たちの羅針盤」の続編が登場! って、まさか続編が出るとは思ってもいなかった。前作のストーリーがストーリーだっただけに。
 むしろそれだけに、今作がどのような内容・展開になっているかが楽しみである。“羅針盤”のメンバーはどのような活躍をしてくれるのか。

 2010年7月18日  水滸伝、読了
 北方謙三氏による「水滸伝」全19巻を読み終えた。いやはや、すごい迫力の小説であった。久々にこういった大長編を読んだ気がする。

 私が「水滸伝」に触れるのはこの作品が初めてなのだが、たぶんこれを読んだら他の「水滸伝」は読めないだろうな、と思う。まぁ、自分にとってはこれが唯一無二の水滸伝ということで良い気もするのだが。

 ただし、これで終わりというわけではない。北方氏もこの19冊で終わらせてしまうのは忍びなかったのであろう。この続きを「楊令伝」という形で現在刊行中である。こちらは単行本で出ているようなので、また文庫で出たら一気読みしたいと思っている。それまでは未読の北方版「三国志」を読んで待つこととしたい。

 2010年7月17日  早くも第二弾
 本日の購入本
 「説教師 エリカ&パトリック事件簿」 カミラ・レックバリ(集英社文庫)

 昨年、日本で出版されて話題となった「氷姫」に続く、シリーズ第二弾! 昨年はスティーグ・ラーソンやドン・ウィンズロウばかりが目立ったが、今年はこの作品でさらなる注目を浴びることができるか!!

 と言いつつも・・・・・・まだ「氷姫」読んでいない。

 シリーズものだということは知っていたので、続編が出版される前に読まなければと思っていたのだが、間に合わなかった。「氷姫」は今年中に読むつもりだが、はたしてこの「説教師」を今年中に読むことができるのか。なるべく読めるように努力したい。

 2010年7月14日  奇想コレクション新刊
 本日の購入本
 「平ら山を越えて」 テリー・ビッスン(河出書房新社<奇想コレクション>)

 奇想コレクションの19冊目の作品であり、著者のテリー・ビッスンは「ふたりジャネット」に続いての2作目となる。

 しかしこの奇想コレクションは息が長い。第1作目が刊行されたのが2003年の11月(「夜明けのエントロピー」ダン・シモンズ)。その後、刊行数はさほど多くはないものの、年に2、3冊ずつ順調に作品を輩出している。それぞれの内容は“奇想”という言葉が示すとおり、必ずしも面白いものばかりとはいかないものの、味のある数々の作品が選ばれており、色々な視点から楽しむことができる。
 また、有名なSF作家からマニアックな作家までよりどりみどりの執筆陣であり、作家で選ぶ楽しみかたもできるシリーズである。

 というわけで、今後も末永く続いてもらいたいものである。次の作品(予定ではロバート・F・ヤングの「タンポポ娘」)で20作となるが、これでひと段落などということがないように祈りたい。

 2010年7月11日  今週の読書は少なめ
 感想をUPしたのだが、今週は3冊のみ。いつもと比べてやや少ない。年の始めは購入本も少なめであったが、最近少しずつ例年並みに増えてきているので、読むペースをもう少し速めなければ追いつかなくなりそうである。

 今回感想にあげた本のなかにロバート・J・ソウヤーの「ハイブリッド」という作品があるのだが、これは三部作の完結編。私には珍しく、この三部作を期間をあけずに連続で読み上げた。と、読みあげならがも5年の積読であったことに自身で驚いてしまった。SF作品としては類をみないくらい読みやすいので(ソウヤーの作品はたいがい読みやすいのだが)一気に読むことができた。ただし、残念だったのは読みやすかった分、やや内容が薄かったかなということ。次の作品に期待したい・・・・・・というところだが、5年前にこれが訳されて以来、未だ新刊が出ていないようなのだが・・・・・・

 2010年7月10日  完結はいつ?
 本日の購入本
 「天冥の標3 アウレーリア一統」 小川一水(ハヤカワ文庫)

 小川一水氏による大長編作品「天冥の標」の第3巻が刊行された。一応続きのもののようではあるが、第1巻と第2巻が時代も設定も別々の内容となっていたために、今のところはまだシリーズという気がしない。第3巻はあらすじをパッと見ただけなのだが、設定としては第1巻に近いようであるが直接的なつながりがあるかどうかはわからない。今後どのような展開を見せてくれるのか、全く予想がつかず。しかし、その予想がつかない分、あれやこれやと楽しむことができたりする。

 2010年7月8日  なんとなくチェスタトン
 本日の購入本
 「闇ツキチルドレン」 天祢涼(講談社ノベルス)
 「宛先不明 鬼貫警部事件簿」 鮎川哲也(光文社文庫)
 「新ナポレオン奇譚」 G・K・チェスタトン(ちくま文庫)

 チェスタトンの本はデビュー長編小説とのこと。また、昔「G・K・チェスタトン著作集」というものが刊行され、その10巻として出版されていたことがあったらしい。そんな一冊。

 鮎川氏のは復刊作品。入手しづらかった作品らしい。
 天祢氏はメフィスト賞受賞後の2作目。

 2010年7月4日  先月の買い残しようやく
 本日、届いた本
 「死闘館」 伯方雪日(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
 「不可能犯罪課の事件簿」 ジェイムズ・ヤッフェ(論創海外ミステリ)
 「木々高太郎探偵小説選」(論創ミステリ叢書)

 今年になって論創海外ミステリの刊行ペースがやや速くなっている。一時期は積読も少なくなりつつあり、今年中に追いつくのではなどと考えていたのだが、徐々に今年出た本に追いつくのも大変になりつつある。といいつつも新刊がどんどんと出続けてくれるのはありがたいこと。

 ミステリ・フロンティアの作品は今まですべて買い続けてきたのだが、今回初めて滝田務雄作「長弓戯画」を買うのをやめることにした。近年、新人ばかりをとりあげているためか、パッとしない作品が多くなっている。しかも、そのパッとしない作家の本をシリーズとして出し続けていたりするので、買い続けるのも微妙と思い始めてきたところ。初めて読む作家の作品は買っていこうと思っているが、そうでもない作家の作品はこれからは買わないということも多くなりそうだ。

 2010年7月3日  どこよりも早い上半期BEST5
 6月も終わり今年も半年が経過したということで、ugnolによる国内ミステリ作品BEST5を発表!

 1「屍の命題」 門前典之
 2「扼殺のロンド」 小島正樹
 3「伽羅の橋」 叶紙器
 4「さよならドビュッシー」 中山七里
 5「叫びと祈り」 梓崎優

 とりあえず暫定でこんな感じ。まだ「貴族探偵」等、読んでいない作品も多数あるので、今後変動していくこととなるだろう。

 ちなみに海外作品は、ランキングできるほど読み込めていないので、見送り。

 2010年7月2日  6月分を結構残したまま
 本日の購入本
 「プラチナデータ」 東野圭吾(幻冬舎)
 「スリープ」 乾くるみ(角川春樹事務所)
 「うみねこのなく頃に Episode4 上」 竜騎士07(講談社BOX)

 今日の購入本は、「うみねこ」以外は出版されることをしらなかったものばかり。6月分で買いたい本がまだ集まっていないという状況ながら、意外な収穫。

 まだ買いそびれているのは、ミステリ・フロンティアと論創海外ミステリと論創叢書。この週末に、とりあえずネット通販であたってみることとするか。