一言、二言

過去の一言、二言
 2010年3月28日  引っ越しにより、しばらく休止
 引っ越さなければならなくなったので、しばらくの間、休止します。
 インターネット回線が使えるようになりしだい、また再開します。

 とか、言いつつ、これですぐにネットが使える状況だったら、1週間に1度の普段の更新とほとんど変わり映えしないような・・・・・・

 2010年3月27日  結局のところ、買ってしまうのだ
 本日の購入本
 「伽羅の橋」 叶紙器(光文社)
 「オー! ファーザー」 伊坂幸太郎(新潮社)
 「レディ・ジョーカー」 髙村薫(新潮文庫:上中下巻)
 「リュジュ・アンフェルマンとラ・クロデュック」 ピエール・シニアック(論創海外ミステリ90)

「伽羅の橋」は第2回“ばらのまち福山ミステリー文学新人賞”受賞作品。出ているのを見逃していて、ネットで知って、あわてて買いに行った。余談だが、思いのほか本屋に置いていない(ただ単に売れているだけだとか?)。

 伊坂氏の本は、買おうかどうしようか迷ったのだが、結局買ってしまった。文庫オチでもいいかと思っていたのだが、なんとなく買ってしまう。

「レディ・ジョーカー」は既読なのだが、高村氏は文庫版では大幅に改定したりするので、これもなんとなく買わざるを得ない。これはもう、10年以上も前の本。高村氏の作品でミステリらしいものは、これを最後に書かれていない。また、こういった作品を書いてくれないかなぁ。

 2010年3月25日  なんと最後の未訳作品
 本日の購入本
 「光媒の花」 道尾秀介(集英社)
 「GOSICKs −ゴシックエス・春来たる死神−」 桜庭一樹(角川文庫)
 「災転(サイコロ)」 霞流一(角川ホラー文庫)
 「死相学探偵3 六蠱の躯」 三津田信三(角川ホラー文庫)
 「フレンチ警部と毒蛇の謎」 F・W・クロフツ(創元推理文庫)

 いつもの復刊作品だと思って、何気に購入したクロフツ作品であったが、なんとこれが日本で唯一未訳であった作品とのこと。すでに絶版になっているものも多数あるのだが、これで一応クロフツ作品は日本で全て翻訳されたということになる。

 私もここ数年、クロフツ作品が復刊されるたびに購入しているが、コンプリートにはほど遠く、まだ1/3作品くらいしか集まっていない。いつか、クロフツ作品の全てを自分の本棚に並べるられるときが来るのであろうか。

 2010年3月22日  “ごうじい”と読みます
 本日の購入本
 「剛爺コーナー」 逢坂剛(講談社)

 逢坂剛氏が日本推理作家協会理事長を務めていたときに、毎月会報に載せていたコラムをまとめたもの。


 最近、このサイトでも逢坂氏の著書一覧を作ったりと、私のなかで逢坂剛ブームが来ている。

 思い起こせば、最初に逢坂氏の著書を手に取ったのは新潮文庫版の「さまよえる脳髄」であったように思える。何故、この本を読もうかと思ったのかといえば、その前に岡嶋二人氏の「クラインの壺」(新潮文庫)を読み、それがおもしろく、同じ出版社から出ている同系統の作品のように思えて「さまよえる脳髄」も読んでみることにしたのである。

 ただ、それもかなり前の話なので「さまよえる脳髄」の内容については全く覚えていない。その後は、同じく新潮文庫から出ていた「クリヴィッキー症候群」を読んだくらいで、逢坂氏の作品からは離れてしまっていた。

 そうして数年後、“このミス”ランキングで上位に輝いた「燃える地の果てに」を読んで、こんなすごい作品を書くのかと感嘆してしまった。その時に、何冊か逢坂氏の別の作品も読んだものの、巡り合わせが悪かったのか、あまり感銘を受けず、逢坂氏の作品を詳しく調べることもなく離れてしまった。

 2003年になり、かねてから気になっていた「禿鷹の夜」が文庫化され、そこでまたもや逢坂氏の再ブレイクとなった。そうして現在に至ることとなるのだが、著作リストを自分で作成してみると、未読の名作がかなり残っていることがわかる。これからは少しずつそれらを読み込んでいこうと思っている。特に集英社文庫あたりから出ている本を中心に現在集めている最中。また、禿鷹シリーズのその後も気になるところ。

 今回出たエッセイでは“剛爺”などと呼ばれているが、まだまだ脂の乗った作家であるということは間違いなかろう。

 2010年3月20日  この著者の本は買わないわけにはいかぬ
 本日の購入本
 「さよならのためだけに」 我孫子武丸(徳間書店)

 今週は購入本なしかと思いきや、最後の最後でこれが出た!
 我孫子氏の新刊とあっては、買わないわけにはいかないだろう。
 いや、別に次の新刊がいつになるのかわからないとかいうわけではなくて・・・・・・

 内容は近未来における夫婦関係を描いたもののよう。これは、SFなのか? はたまたサスペンスなのか!? それすらも読んでみなけりゃわからない。

 2010年3月13日  今週は少なめ
 本日の購入本
 「殺意の架け橋」 S・マラ・Gd(講談社:アジア本格リーグ)
 「氷上都市の秘宝」 フィリップ・リーヴ(創元SF文庫)

 講談社文庫とか、祥伝社文庫とか、新刊は色々と出ていたが、購入したのはこの2冊。

「殺意の架け橋」はアジア本格リーグの5冊目の作品。この作品はインドネシアのミステリ小説。このシリーズ、まだ“これ”というような本が見受けられないのだが、そろそろ爆発的な一冊が欲しいところ。そういった本がなければ、この企画自体の意義が薄れてしまうと思うのだが。

 もう一冊は「移動都市」のシリーズ3作品目。シリーズ主人公のトムとヘスターの間に娘が誕生し、その娘がさらわれてしまうという話のよう。どんな話になっているのやら、今年期待のSF作品の一冊といってもよいであろう。

 2010年3月9日  3月は勝負の月
 昨日、文章書いたのに、UPし忘れていた。

 そんなわけで昨日の購入本
 「日本SF全集2 1972-1977」 日下三蔵編(出版芸術社)

 毎度のことで、こちらも前に出た「日本SF全集1」のほうを読み終えていないので、しばらくの間積読。


 と、言いつつも、最近は結構読書が進んでいる気がする。
「水滸伝」の14巻を読み終わり、リーバス警部シリーズの「血に問えば」が1/3くらいまで進み、またこれらと並行してP・D・ジェイムズの「ナイチンゲールの屍衣」を読み始めているところ。

「血に問えば」を読み終われば、そろそろ「模倣犯」を読み始めようと考えている。今月中に手を付けることができるかどうか。

 こんな感じで、そこそこ読書が進んでいるので、この3月中に昨年までの主要な積読本を片付けておきたいと思っている。もちろん、今年出た作品もそれなりにこなしていく予定。

 2010年3月6日  ランキンの新刊久しぶり
 本日の購入本
 「死者の名を読み上げよ」 イアン・ランキン(ハヤカワミステリ1834)
 「天冥の標2 救世群」 小川一水(ハヤカワ文庫)
 「狩久探偵小説傑作選」(論創ミステリ叢書44)

 小川氏の「天冥の標」の続編も気になるところだが、今回の注目本はなんといってもイアン・ランキンの新刊「死者の名を読み上げよ」。

 ランキンの作品はハヤカワミステリで出版されて有名になり、その後もハヤカワミステリから出続けた。しかし、前前作「血に問えば」と前作「獣と肉」はハードカバーで出版された。その後、新刊が翻訳されず、どうなったかと心配していたのだが、無事にハヤカワミステリに戻った形で新刊が発売された。

 今まで作品が書かれていなかったのかと思いきや、今回出版された作品は本国では2006年に書かれている。そうすると訳が遅かったのか、他の事情があったのか微妙なところ。

 でも、そうするとまだまだ翻訳されていない新刊がありそうなので、そちらもどしどし訳してもらえればと期待している。また、ハヤカワ文庫から2作のみが出版された初期の作品も早めに翻訳してもらいたいところ。

 と言いつつも、最近ようやく「血に問えば」に手を付け始めたところなので、たぶん「死者の名を読み上げよ」を読むのは当分先のような気がする。早くても来年とか・・・・・・

 2010年3月3日  ようやく暖かくなりつつある
 さっそく、今月最初の購入本を!
 「うみねこのなく頃に episode3 上」 竜騎士07(講談社BOX)

 とりあえず、これだけ。
 今週末に講談社ノベルスの新刊が出る予定で、そのラインナップで「メフィスト学園」「メフィスト道場」というアンソロジーが出るのだが、今回は見送ろうかなと。最近、やや読書に手間取っているところ。今年の新刊をイマイチ消化しきれていない。それなりに読んでいるつもりではあるのだが・・・・・・

 微妙に、間、間に大作を挟んだりしているのがいけないのかな。読みやすい本だけ読んでいればよいのだが、それでは積読を消化しきれないし。ただ、ファイナルファンタジーをやりきったので、しばらくの間は読書に集中できそうである。ただし・・・・・・次のゲームを買ったりしなければの話だが。