一言、二言

過去の一言、二言
 2009年10月31日  大作のオンパレード
 本日の購入本
 「Another」 綾辻行人(角川書店)
 「ツグミはツグミの森」 竹本健治(講談社)
 「ジャンピング・ジェニイ」 アントニイ・バークリー(創元推理文庫)
 「ソウル・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋)
 「ナイト・オブ・サンダー」 スティーヴン・ハンター(扶桑社文庫 上下)

 この時期にきて、こんな大作ばかりが出るなんて・・・・・・どれから読んでよいやら。

 なかでも一番驚いたのは、綾辻氏の新刊「Another」の分厚さ。こんな大作だとは思ってもみなかった。ホラー系の作品のようだが、ミステリ的なサプライズもみせてくれるのかな?

 今年中に読んでおきたい本の筆頭はディーヴァーの「ソウル・コレクター」。このシリーズだけは早めに読みたい。
 また、ハンターも最近微妙な展開の作品が多かったのだが、今作はタイトルからして、いつものボブ・リー・スワガーに戻ってくれるのではないだろうか。これも期待して読みたい一作。

 2009年10月28日  リストラの話
 本日の購入本
 「借金取りの王子」 垣根涼介(新潮文庫)
 「ブラバン」 津原泰水(新潮文庫)

 最近、それほど垣根氏の作品は読んでいないのだが「君たちに明日はない」が面白かったので、その続編である「借金取りの王子」を購入。このシリーズはリストラ請負人がひたすら仕事にあけくれる話。当然のことながら読んでいて気持ちのいい話ではないのだが、どうにも読まずにはいられなくなる。

 もう一冊は「ブラバン」。こちらはミステリではなく、青春小説とのことであるが、単行本で出ていたときから気になっていた作品。たまにはこんな作品も読んでみたい。

 2009年10月27日  献本いただきました
 原書房さんから献本をいただきました。

 「うまや怪談」 愛川晶(原書房:ミステリー・リーグ)

 言わずと知れた、愛川氏による落語シリーズの第3弾。今回も落語と本格ミステリを掛け合わせた秀作を読む事ができるであろう。このシリーズ、のめりこみすぎると読書だけでなく、落語にまで興味がわいてしまいそうでこわい。

 2009年10月25日  Jコレクションが2冊も
 今週の購入本
 「うまや怪談 神田紅梅亭寄席物帳3」 愛川晶(原書房:ミステリー・リーグ)
 「曲がれ! スプーン」 上田誠(ハヤカワSFシリーズJコレクション)
 「ファントマは哭く」 林譲治(ハヤカワSFシリーズJコレクション)
 「倫敦から来た男」 ジョルジュ・シムノン(河出書房新社)

 ミステリー・リーグの新刊は愛川氏による落語シリーズの第3弾、「うまや怪談」。このシリーズ、面白い事は面白いのだが、愛川氏は他のミステリ作品は書いていないのだろうか? しばらく、このシリーズ以外の作品を読んでいない気がするのだが。

 そしてハヤカワSFシリーズJコレクションから今月は2冊の新刊が・・・・・・まずい、Jコレクションの積読がたまってきた。たまにしか出ないからと油断していたら、ここ数ヶ月連続で出版されている。そんなこんなで、5冊も未読のJコレクションがたまってしまって・・・・・・

 2009年10月15日  鮎川哲也賞受賞作を
 本日の購入本
 「午前零時のサンドリヨン」 相沢沙呼(東京創元社:第19回鮎川哲也賞受賞作)
 「時の娘 ロマンティック時間SF傑作選」 中村融編(創元SF文庫)
 「新釈 走れメロス」 森見登美彦(祥伝社文庫)
 「遠き面影」 ロバート・ゴダード(講談社文庫 上下)

 本日の注目本は「午前零時のサンドリヨン」。
 別に鮎川哲也賞受賞作は必ず買うと決めているわけではないのだが、今作はなんとなく興味がわいた。内容は女子高生マジシャンが学園の謎をと解くというもの。ライト系のミステリ作品のように思えるが、設定からして面白そうに思えて購入。どんなマジックを見せてくれるのか期待して読んでみたい。

 2009年10月10日  面白そうなので買ってみた
 本日の購入本
 「世界名探偵倶楽部」 パブロ・デ・サンティス(ハヤカワ文庫)

 新刊のラインナップが出たとき、タイトルからして気になっていた本なのだが、実物を見て購入することに決めた。
 この作品はアルゼンチンの作家が2007年に書いた本。舞台は1889年のパリ万国博覧会。そこで<十二人の名探偵>倶楽部の総会が開かれた。するとその矢先、ひとりが不自然な死を遂げることに・・・・・・それが連続殺人事件の幕開けとなる。
 という、何やらマニアックそうな内容。間違いなく、これを書いた著者は本格推理小説ファンなのであろう。アルゼンチンのミステリ・マニアがどんな本を書くのか? 気になってしょうがない。

 2009年10月9日  さまざまなものを
 本日の購入本
 「後悔と真実の色」 貫井徳郎(幻冬舎)
 「探偵Xからの挑戦状!」 アンソロジー(小学館文庫)
   (辻真先・白峰良介・黒崎緑・霞流一・芦辺拓・井上夢人・折原一・山口雅也)
 「無貌伝 〜夢境ホテルの午睡〜」 望月守宮(講談社ノベルス)
 「妖精島の殺人 下」 山口芳宏(講談社ノベルス)

「乱反射」読んだばかりだというのに、10月にまた大作を・・・・・・貫井氏の新刊「後悔と真実の色」、今年中に読めるだろうか? なんか貫井氏の本、暗そうな作品ばかりだな。

 それと講談社ノベルスからはメフィスト賞作家の望月氏による2作目の作品と、鮎川哲也賞作家の山口氏が講談社ノベルスに書き下ろした上下巻の大作が刊行された。山口氏の作品はこれで上下巻そろったので、ようやく読むことができる。ノベルスの新刊はなるべく月内に読もうと思っているので、早めに取り掛かろう。

 2009年10月3日  「退出ゲーム」の続編
 本日の購入本
 「初恋ソムリエ」 初野晴(角川書店)

 あの「退出ゲーム」の続編が一年ぶりに登場。吹奏楽部の部員達がくりひろげる青春ミステリ!!
 前作が面白かったので、続編を読みたいと思っていたのだが、まさかこんなに早く読むことができるとは。これは早めに読まなければ。

 2009年10月2日  未来の文学、追悼配本
 本日の購入本
 「WILL」 本多孝好 集英社
 「歌の翼に」 トマス・M・ディッシュ(国書刊行会<未来の文学>)

 トマス・M・ディッシュ氏が亡くなられたことにより、予定にはなかった「歌の翼に」が復刊され、<未来の文学>の第11回配本として刊行された。内容は少々変わっているようで、SFのみならず音楽等さまざまな要素を取り入れたディッシュの半自伝的長編とのこと。代表作とも言われているようなので、読んで決して損はないであろう。

 予断ではあるが、<未来の文学>のシリーズは当初サミュエル・R・ディレイニーの「ダールグレン」が刊行される予定であったが、こちらは<未来の文学>の第Ⅲ期として刊行されるとのこと。