盆の少しばかりの休みもそろそろ明ける。例によって何もしていないのだが、読書量が少なかった理由はドラクエのせいではなく、暑さのせいということにしておきたい。ちなみにドラクエは本編はとっくにクリアしており、その後の世界を楽しみながら110時間以上が経過しようとしている。
というわけで、あまり本を読んではいないのだが、スティーブン・キングの「ザ・スタンド」を読み終えた事は収穫のひとつといえよう。年初から読み始めたのだが、これがすこぶる面白く、かなりのハイペースで読むことができた。個人的にはキングの最高傑作にあげてもよいほどの作品。
また、今年の話題作(らしい)、ミレニアムという作品(1〜3巻でそれぞれ上下巻)をどうするか悩み、ついに購入に至った。いまのところ2巻までしか購入していないのだけれど、3巻も早いうちに買う予定。これをいつ読むのかが一番の問題だが、今年中には読んでしまいたい。
本日の購入本
「冷戦交換ゲーム」 ロス・トーマス(ハヤカワミステリ)
「暗殺のジャムセッション」 ロス・トーマス(ハヤカワミステリ)
ロス・トーマスという作家についてご存知であろうか。私が最初にロス・トーマスの本を読んだのは、早川書房からミステリアスプレスという海外作品を文庫で紹介するレーベルが登場し、そのなかで刊行された「八番目の小人」「モルディダ・マン」を入手してのこと。
読んだのはもうだいぶ前のことになるので詳細は覚えていないのだが、当時ロス・トーマスという名前が心に残るくらいのインパクトがあったのは確か。その後も、ハヤカワ文庫から出版されたものを何冊か読んでいる。
そうして、そのロス・トーマスの今まで翻訳されていなかった作品が久しぶりに刊行された。それが今月発売の「暗殺のジャムセッション」。しかし、よく調べてみるとこれは「冷戦交換ゲーム」という作品に登場した人物が活躍する作品ということで、これだけ読んでも面白みがないのかなと迷ってしまった。すると、ちょうど本屋に「冷戦交換ゲーム」も置いてあったので、本日セットで購入した次第。せっかくだから、続けて読んでみようと思っている。
ちなみにこの「冷戦交換ゲーム」は1966年に出版され、日本では1968年7月に出版された。「暗殺のジャムセッション」については、1967年に出版されているので、40年以上たっての邦訳となる。また、残念なことにロス・トーマスは1995年に亡くなっている。
2009年8月7日 今週はバラバラに購入
今週の購入本
「うみねこのなく頃に Episode1 下」 竜騎士07(講談社BOX)
「栄光なき凱旋 下」 真保裕一(文春文庫)
「毒蛇の園」 ジャック・カーリイ(文春文庫)
「密室殺人ゲーム 2.0」 歌野晶午(講談社ノベルス)
「虫とりのうた」 赤星香一郎(講談社ノベルス:第41回メフィスト賞受賞作)
もっとこまめに更新する予定であったが、なかなか本をまとめて買うことができなくて更新が滞ってしまった。
火曜日に「栄光なき凱旋」、水曜日に「うみねこのなく頃に」、そして本日他の本をまとめ買い。
気になる作品はなんといってもジャック・カーリイ3作目の「毒蛇の園」。この作家は堂々とバカミス的なことをやってくれるので、どんな作品に仕上げられているかが楽しみ。今回もどぎもを抜くサイコホラーを見せてくれるのか!?
そしてもう一冊は「密室殺人ゲーム2.0」。まさか続編がでるとは・・・・・・それだけでも驚きであるのだが、内容でも驚かせてくれるのだろうか。これは期待せずにはいられない。