なにが気になったかといえば、最近では見かけられないくらい装丁がださい。これはあまり手に取る人はいないのではないかと心配になるくらいである。そのなかでも私が購入した本は、昭和を感じさせるような表紙でさらに“ださい”。ただ、それでも「奇妙な館で起きた連続殺人」という言葉が目をひき、ひょっとしたら面白いかもと思いつつ購入してみたしだい。薄い本なのですぐに読めるであろう、と思ってページをめくるとページ番号の振り方まで“ださい”。
献本いただきました。ありがとうございます。
「神国崩壊」 獅子宮俊彦(原書房:ミステリー・リーグ)
今年最初のミステリー・リーグ(凶鳥は抜かして)。獅子宮氏の本はミステリフロンティアでの一冊しか読んでいないのだが、今作はどのような作品を見せてくれることやら。少なくとも、表紙は豪華絢爛。
本日の購入本
「龍神の雨」 道尾秀介(新潮社)
「数学的帰納の殺人」 草上仁(ハヤカワ・ミステリワールド)
「福家警部補の再訪」 大倉崇裕(創元クライム・クラブ)
「裁くのは僕たちだ」 水原秀策(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
「神国崩壊」 獅子宮俊彦(原書房:ミステリー・リーグ)
今週の購入予定は「龍神の雨」くらいだと思っていたのだが、その他の本も本屋に置いてあった。
これらのなかで特に注目しているのは「数学的帰納の殺人」。この著者は新進の作家のようで、今まで読んだことがないのだが、内容を読んでなんとなく興味を惹かれて購入してみた。数学が導き出す殺人とのことだが、実際どのような内容なのか!? これもまた読むのが楽しみな本。
2009年5月20日 常野物語3作目
本日の購入本
「エンド・ゲーム 常野物語」 恩田陸(集英社文庫)
この間(といっても昨年)常野物語の2作目を読んだばかりなのに、文庫おちとはいえ、もうこの第3作目を読むことができる。
実は、私はこの3作目の「エンド・ゲーム」が常野物語の最終巻と思っていたのだが、どうやらそういうわけではないようである。文庫のあとがきに著者自ら、まだ続くと書いている。
というわけで、まだまだこのシリーズを楽しむことができるようだ。今後どのような展開を見せるのか!? これからも引き続き(文庫で)読み続けて行こうと思っている。
2009年5月16日 インターネットによるのほうも
インターネットによる本格ミステリ大賞2009に選ばれた作品は、
「完全恋愛」 牧薩次
おぉーっ、こちらもこの作品がきたか。オフィシャルのほうではひょっとしたら選ばれるかもしれないと思っていたのだが、インターネットのほうで選ばれるとは思ってもみなかった。
ただ、それぞれの感想を読んでみると「造花の蜜」はアクが強いせいか、評価する人よりも、そうでもないといった感想を持つ人のほうが多かったようにみられる。「完全恋愛」に関しては、むしろ万人向けというか、概ね良好というか、大概の人からは評価されているようだ。
まぁ、インターネットによる投票のほうは接戦であったので、一概にどうこういえないのだが、「完全恋愛」のほうが取っ付きやすい作品であったということであろうか。
個人的には「造花の蜜」も、もっと評価されればなぁと、思わないでもない。
とはいえ、連城氏のことだからもっとすごい作品を出してきたりして。
2009年5月14日 第9回本格ミステリ大賞決定
第9回本格ミステリ大賞が決定した。
「完全恋愛」 牧薩次
うーん、こちらがきたか。今年も例によって「インターネットによる本格ミステリ大賞」に投稿したのだが、オフィシャル版の大賞については、またもや外した。
たぶん「造花の蜜」と「完全恋愛」の一騎打ちだろうとは思っていたのだが。
うーん、「完全恋愛」か。
作品としては良いとは思うのだけれどなぁ。
できれば、どのへんをポイントとして投票したのか、意見を聞きたいところである。
私の意見はさておき、ベテラン作家がよくやった! と、素直に感心すべきところであろう。
2009年5月13日 ようやく、あのシリーズを
買い続けていながらも一冊も読んでいなかった“論創ミステリ叢書”をついに一冊読破!!
2003年9月に「平林初之助 探偵小説選Ⅰ」が出てから6年近く。既に39冊が出ている。そのなかから3冊目の「甲賀三郎 探偵小説選」を読んでみた。甲賀氏については名前は聞いていたものの、今まで作品を読んだことがなかったのでこの作品から読んでみようと決めていた。短編と評論が掲載された作品集であったが、興味深く楽しんで読むことができた。今後は他の作品もどんどんと(ただしゆっくりと)読んで行こうと思っている。
次は「小酒井不木 探偵小説選」あたりがよさそうかな。
2009年5月8日 今年も早々に初野氏の本が!!
本日の購入本
「トワイライト・ミュージアム」 初野晴(講談社ノベルス)
「おとり捜査官3 聴覚」 山田正紀(朝日文庫)
「魔女の笑窪」 大沢在昌(文春文庫)
こんなに早く、初野氏の新刊が読めるとは!
デビュー作と2作目を出した後は、新刊が出るまでしばらく間が空いてしまったが、昨年は年末に2冊が刊行され、そして今年も早々に新刊が出版された。どんどん本が出てくれれば、ブレイクするのは間違いのない作家であると思っているので、今後もがんばってもらいたい。
今年もっともブレイクが期待される作家といってよいであろう。
2009年5月6日 ゴールデンウィークも終わり・・・・・・
もうゴールでウィークも終わりかぁ。早かったなぁ。
この間に色々な本を読もうと思っていたのだが、そのなかの一つ
「神器 軍艦『橿原』殺人事件」 奥泉光(新潮社 上下巻)
に時間を割かれてしまい、他にあまり読みきれていない。しかも、昨日ようやく上巻が終わり、なんとか下巻に入ったところ。この作品、密度濃すぎ。まぁ、奥泉氏らしいといえば、その通りなのだけど。
そんなわけで他にはスティーブン・キングの「ザ・スタンド」の2巻(文庫版)とハヤカワSF Jコレクションの「マザーズ・タワー」くらいしか読みきれていない。もっと他にも色々と読みたいものがあったんだけどなぁ。
今年のゴールデンウィークは奥泉氏あなどりがたし、という一言で。
2009年5月2日 連休前に間に合った
本日の購入本
「オチケン、ピンチ!!」 大倉崇裕(理論社:ミステリーYA!)
結局、連休本番前に間に合った。これで買い残しと思っていた本、全て購入することができた。
というわけで、今月の新刊については連休明けからとなるであろう。
ただ、5月の新刊はめぼしいものがあまり・・・・・・
まだ、海外の本格ミステリ作品が寂しい状況だなぁと。
2009年5月1日 まずは4月の買い残しから
本日の購入本
「この世界、そして花火」 ジム・トンプスン(扶桑社ミステリー)
「風の時/狼の時 天城一傑作集4」 天城一/日下三蔵編(日本評論社)
昨日買えなかった本を、即ゲット! 「オチケン」の続編はまだ先かな?
ただし、急いで購入したとはいえ「天城一傑作集」は1巻は読んだものの、2巻3巻と手付かず。今日購入した4巻を読むのはいつになることやら。