一言、二言

過去の一言、二言
 2008年6月29日  新刊届く
 本日の届いた本
 「殺人への扉」 エリザベス・デイリー(長崎出版〈Gem Collection〉)
 「赤き死の香り」 ジョナサン・ラティマー(論創海外ミステリ)

 通販で買ったものの、昨日本屋に行ったら二冊とも置いてあるのを発見していたり。まぁ、結局のところ入手できたのだから何でもよいのだが。
 今回の海外作品はどちらも知らない作家。「殺人への扉」のほうが本格よりみたいだが、とりあえず読んで見なければわからない。

 そういえば、次回の論創海外ミステリはグラディス・ミッチェルの作品とのこと。何気にこの人の本、立て続けに出版されているような。それほど人気があるとは思えないのだけれども・・・・・・いわゆる、カルト的人気ってやつか!?

 2008年6月28日  新刊出揃う
 本日の購入本
 「平台がおまちかね」 大崎梢(創元クライム・クラブ)
 「誘う森」 吉永南央(ミステリ・フロンティア)
 「凍った太陽 高城高全集2」 高城高(創元推理文庫)
 「風前の灯! 冥王星ドーム都市」 野田昌宏(創元SF文庫)

 東京創元社の本、出揃う! これで、今月の新刊は全て購入。あと、長崎出版と論創社の海外ミステリは通販で買ったので、明日当たりに届くだろう。

 成風堂書店シリーズで有名になった大崎氏の久しぶりの新刊は新シリーズ。成風堂はもう書かないのかな?
 ミステリ・フロンティアの新刊はオール讀物推理小説新人賞作家が書くデビュー長編。
 高城高氏の短篇集は第二弾。前作まだ読んでないや。
 キャプテン・フューチャー・シリーズはこれで全て完結。今回の作品は訳者の野田氏が書いたという作品。このシリーズはほとんどがまだ積読で・・・・・・

 2008年6月25日  三津田氏、新シリーズ!
 本日の購入本
 「死相学探偵1 十三の呪」 三津田信三(角川ホラー文庫)
 「霧と雪」 マイケル・イネス(原書房〈ヴィンテージ・ミステリ〉)

 ホラー作家というよりは、ミステリ作家として有名のような気がする三津田氏であるが、当然のように角川ホラー文庫に参戦。しかも“死相学探偵1”というからには、以後続編が続くということなのであろう。どんなシリーズになるのか期待!

 イネスの新たに紹介される作品は、ヴィンテージ・ミステリより1940年に書かれた初期作品、「霧と雪」。アプルビイが銃撃事件に巻き込まれる騒動を描いた作品とのこと。これもまた、読むのが楽しみな本である。
 ところでイネスの代表作というと、「ある詩人への挽歌」という作品らしいのだが、読んでいないし、持っていない。どこかの会社で復刊してくれないものであろうか。

 2008年6月21日  我孫子&喜国
 本日の購入本
 「警視庁特捜班ドットジェイピー」 我孫子武丸(光文社)

 これは我孫子氏の新シリーズか!? ひょっとしてまじめな内容の作品なのか? でも喜国氏の表紙がいっさいそのような感じを打ち消している。これは間違いなくオチャラけた内容なのであろう。でも、それはそれなりに面白そう。すぐにでも読めそうな内容と感じるので、これも早々に読み上げたい作品。

 2008年6月19日  更新が滞る
 火曜日に本屋へ行ったのだが、何も買えなかったのでHPの更新をせず、購入することができた本日ようやく更新

 本日の購入本
 「ポドロ島」 L・P・ハートリー 河出書房新社〈KAWADE MYSTERY〉
 「爆発的 七つの箱の死」 鳥飼否宇 双葉社
 「耳をふさいで夜を走る」 石持浅海 徳間書店

 同じく〈KAWADE MYSTERY〉の「道化の町」や石持氏の「賢者の贈り物」をまだ読んでいなかったりする。とりあえずは、これらを読んでから。でも、鳥飼氏の本はすぐにでも読みたい。また、石持氏の本も表紙だけ見ると新機軸のような気がするので、これも早めに読みたい本である。

 そして例によって、長崎出版の本は買えず。これはまた、月末に通販で購入することになるか。

 2008年6月14日  偏愛
 現在、飛鳥部勝則氏の「堕天使拷問刑」(早川書房)を読んでいる最中。まだ、読み終わっていないのだが、是非ともこの本を多くの人に読んでもらいたい。

 そんなに面白い本なのかというと、そういうわけでもなく(失礼)、作中にある“オススメモダンホラー”という章がものすごいのである。これは章のタイトルどおり、お薦めのモダンホラー作品を紹介しているのである。しかもなんと、ページ数21ページ(上下段組)にわたってである。

 このホラー作品の紹介内容にいたく感銘したということもあるのだが、それよりもなによりも感動したのが、この“オススメモダンホラー”というものが、物語り中で友人に読書を薦めるためだけに書かれたものという設定だからなのである。

 読書好きの方は人から「何か本を貸してくれない」「何か面白い本はない」などといわれたことはないだろうか。この問いに対して多くの人が悩んだことではないかと思う。こちらが面白いと思って貸したり紹介したところで、素直に「とても面白かった」と言ってくれない事のほうが多いであろう。そういう経験をすると、よりいっそう簡単には本を薦められなくなるものである。

 しかしこの本の中では相手がどう思うのかなどと考えず、自分の気に入ったジャンルの作品をメジャーなものからマイナーなものまで、事細かに何ページにもわたって説明していくのである。それはもはや、紹介というよりは主張に他ならない。とはいえ、このような偏愛ぶりこそが読書好きの真のスピリットと言えるのではないだろうか。

 わたしもいつか、このような“宛名のないラブレター”ともいうべきミステリ作品の紹介を書くことができればと思っている。
 と、そんなわけで、「堕天使拷問刑」に挿入されている“オススメモダンホラー”という偏愛ぶりを一度は目にしてもらえたらと願っている。

 2008年6月12日  推理作家協会賞受賞作
 本日の購入本
 「賢者はベンチで思索する」 近藤史恵(文春文庫)
 「ガダラの豚」 中島らも(双葉文庫 上下 日本推理作家協会賞74、75)
 「短編集Ⅳ」 小池真理子他(双葉文庫 日本推理作家協会賞76)
 「冒険小説論」 北上次郎(双葉文庫 日本推理作家協会賞77)

 と、そんなわけで日本推理作家協会賞受賞作品全集の新刊を購入。「ガダラの豚」は読んだことがあるので、基本的にこれらは積読かな。「短編集Ⅳ」なんかは面白そうだから読んでみてもよさそうだが。
 それと久々に近藤史恵氏の作品を購入。この調子で「サクリファイス」も文庫化を待つ。

 2008年6月10日  まだ暑くもなく寒くもなく
 ここのところ、そこそこ読書が進んでいたのだが先週は思わずつまづいてしまった。「絞首人の手伝い」がものすごく読みづらかった。このヘイク・タルボットという作家、「魔の淵」という作品で日本でそこそこ有名になったので、てっきり面白い作品であると思っていたのだが・・・・・・
 そこで「魔の淵」の自分で書いた感想を読んでみると・・・・・・全くよい事をかいてなかった。失念!!

 というわけで、今週は気を取り直して、読書量を挽回しようと思っている。まずは読みやすそうな作品ということで岸田るり子氏の「過去からの手紙」を日曜と月曜で読みきった。今日からは貴志祐介氏の「狐火の家」。今週中に別にもう一冊くらいは読めるかな。

 話は変わるが、今週の新刊で購入予定の本は双葉文庫の日本推理作家協会賞くらいか。それ以外に海外のミステリ作品が何かでるかな?

 2008年6月7日  今週分
 本日の購入本
 「サイロンの光と影 グイン・サーガ121」 栗本薫(ハヤカワ文庫)
 「野獣の都 永遠の戦士ケイン」 マイクル・ムアコック(ハヤカワ文庫)
 「本格ミステリ08」 本格ミステリ作家クラブ編(講談社ノベルス)

 昨日くらいから出ていた本もあったかもしれないが、週末土曜日にまとめ買い・・・・・・というほどの量でもない。
 グインはシリーズなので、もはや言うこと無し。ムアコックも定例化しつつあるが、今回の翻訳でファンタジー作品の大方は日本に紹介されたのではないだろうか? それともまだまだ未訳作品があるのかな? ひょっとしたら、まだまだ続くかもしれない。

 そしてこちらも毎年恒例の「本格ミステリ08」。だいたいこのシリーズ書く人(というより、去年書いて活躍した人というほが正しいか)も恒例。本格ミステリ作家クラブって、もっと多くの作家がいるはずなんだけどなぁーー

 2008年6月4日  そろそろ“解”に手を付けよう
 本日の購入本
 「ひぐらしのなく頃に 解 第一話〜目明し編〜 下」 竜騎士07(講談社BOX)

 これで第一話の上下巻が出揃ったので、そろそろ読み始めよう。結構すぐに読めてしまう分量なので、週末あたりに一気読みしたいところ。
 この「ひぐらし」シリーズ、内容については申し分ないものの、全て集めると・・・・・・過剰なほど場所をとるんだよな・・・・・・

 2008年6月2日  もう、梅雨?
 もう梅雨何だか、そうでないんだか。そんなことは関係ナシにガソリンの雨は干上がるばかり。

 と、そんなこんなで6月の新刊をさっそく物色してみると・・・・・・さほど期待しているものがない。日本推理作家協会賞の本が出るが、これも既にルーチンワーク。月末に出る創元社の本あたりが面白そうかな。もしくは、長崎出版や原書房あたりの古典的推理小説が一番楽しめそうな作品であるかもしれない。

 もうそろそろ、今年の梅雨も吹っ飛ばすような面白いミステリ作品が出てもらいたいところなのだが如何なるものかな??