前作「今日の早川さん」では、ひとつひとつの漫画にいちいち注釈がついていたためか、注釈がなければ成立しない四コマ漫画なんて・・・・・・などという声もあったのだが、今作はそれを意識してかどうかは知らないが、ほぼ四コマ漫画のみで成立している内容となっている。進化した、というよりは作品点数が増えたということなのであろう。
最近買った本
「限りなき夏」 クリストファー・プリースト(国書刊行会:未来の文学)
「ブラックジュース」 マーゴ・ラナガン(河出書房新社:奇想コレクション)
「サーズビイ君奮闘す」 ヘンリー・セシル(論創社:論創海外ミステリ76)
「ポッターマック氏の失策」 オースティン・フリーマン(論創社:論創海外ミステリ77)
「タンゴ・ステップ」 ヘニング・マンケル(創元推理文庫 上下)
「キッド・ピストルズの最低の帰還」 山口雅也(光文社)
「夜 市」 恒川光太郎(角川ホラー文庫)
購入しようと思っていた本が一気に出たので、なんとか、かき集めつつ購入。予定外のいろいろな本が集中して発売された。困った事に、これらの多くがすぐにでも読みたい本。でも、たまりたまった積読のことを考えると・・・・・・もう少し先にならなければ読めそうにない。
5月もあと一週間あるのだが・・・・・・買いたい本はあらかた片付いたかな?
2008年5月21日 何故、グラディス・ミッチェル
最近買った本
「ワトスンの選択」 グラディス・ミッチェル(長崎出版:〈Gem Collection〉)
「マネーロード」 二郎遊真(講談社:第39回メフィスト賞受賞作)
「蒲公英草紙」 恩田陸(集英社文庫)
「さよならバースディ」 荻原浩(集英社文庫)
「ハナシにならん!笑酔亭梅寿謎解噺2」 田中啓文(集英社文庫)
グラディス・ミッチェルの本も、これで4冊か5冊くらい手持ちがある。それほどブレイクしている作家ともいえないのだが、少しずつ翻訳数が増えている。日本で主に紹介されているミセス・ブラッドリーのシリーズが66編もあるというのだから、紹介できる作品はいくらでもあるということか。そろそろ、グラディス・ミッチェルの著作リストも作らなければならないか。
2008年5月17日 改題の罠
最近買った本
「ハミングで二番まで」 香納諒一(双葉文庫)
「文学賞メッタ斬り 2008年版」 大森望、豊崎由美(PARCO出版)
過去に香納氏は「ハミングで二番まで」という作品を出していたっけ? と不思議に思っていたら「宴の夏・鏡の冬」を改題したものであった、ややこしい。単行本のほうを買っていなかったから良かったものの、あやうくダブりかねないところであった(事実、他の作家で改題のせいでダブってしまったことがある)。
メッタ斬りもまさか4作目まで続くとは。冒頭に書いてあったが、元はといえば、金原ひとみと綿矢りさの受賞で芥川賞がわいたときに、その尻馬にのって版を重ねてきたとのこと。ここまでくれば、定着するくらいまで続けていってもらいたいものである。
どちらかといえば、二人の予想が大きく外れるほうが盛り上がるような・・・・・・
2008年5月14日 本格ミステリ大賞
“本格ミステリ大賞”が発表され、それにともない「政宗九の視点」にて行われた“インターネットで選ぶ本格ミステリ大賞”も発表された。
例によって“インターネット”のほうには投票させてもらったのだが・・・・・・やはり私が選ぶと、どちらでも大賞を逃すというのも、もはや慣例である。なんか選んでしまった柄刀氏に申し訳ないくらいだ。
また、デビュー時から推していた三津田氏に投票せず、あえて「密室キングダム」を選んでみたのだが、自分の中では順当と思っている。私にとっては、今のところの三津田氏の最高傑作は「厭魅」であり、柄刀氏の最高傑作は「密室キングダム」である。
まぁ、ただ他の人の選評を読んでみると、いろいろな意見があって、改めて感心させられたり、参考にさせていただいたりと、考えさせられることは多々ある。さまざまな意見、感想、評論を取り入れつつ、これからもこのサイトなりの独自の見解を貫いていきたいと思っている(といっても、決して大賞を外すことを狙っているわけではない)。
2008年5月10日 あのヘイク・タルボットが
本日の購入本
「ひぐらしのなく頃に 解第一話 目明し編上」 竜騎士07(講談社BOX)
「まごころを、君に THANATOS」 汀こるもの(講談社ノベルス)
「絞首人の手伝い」 ヘイク・タルボット(ハヤカワミステリ1812)
「ロスト・エコー」 ジョー・R・ランズデール(ハヤカワ文庫)
あの「魔の淵」で一躍日本でも有名となったヘイク・タルボットの作品がまた紹介されることに。この「絞首人の手伝い」は1942年に書かれた作品。ただ、このヘイク・タルボットという作家、長編は2編のみしか書いていないということで、これで全て出揃ったこととなってしまう。すぐに読んでしまうのはもったいない。ゆっくりと噛みしめながら読むこととしよう。
2008年5月7日 ゴールデンウィークも過ぎ去り
ゴールデンウィークも過ぎ去り、通常の日々に戻る事に。これでまた新刊もどしどし出てくるであろう。
ちなみにゴールデンウィーク中の読書はというと、そこそこ進んだというところ。できれば「ハイペリオンの覚醒」の上下巻を読み終えたかったのだが、上巻のみにとどまってしまった。しかし昨日駆け込みで「山魔の如き嗤うもの」を読み終えたので、なんとなく満喫できた気分。
また、P・D・ジェイムズの作品を古本屋で探したところ2冊が見つかり、あと「女の顔を覆え」「わが職業は死」の2冊のみ。「女の顔を覆え」が第一作なので、是非ともこれを購入してから一連の作品を読みはじめたいと考えている。
2008年5月2日 今更、P・D・ジェイムズ
なんとなくP・D・ジェイムズの本を集めたくなってしまった。先月、そう思い立ち集め始めたが、古い作品はもう書店に並んでいない。そして昨日、東京まで出てみたのだが、古本屋は探さなかったため(体力的に限界)持っているものしか見つけることができなかった。
今のところ文庫限定で集めているのだが、まだ持っていないのは
「女の顔を覆え」「ナイチンゲールの屍衣」「わが職業は死」「罪なき血」の4冊。
そんなわけで明日からは久々に古本屋めぐりをしてみようと思っている。
2008年5月1日 今日は5月の残り物を
本日の購入本
「壁抜け男の謎」 有栖川有栖(角川書店)
「聖 域」 大倉崇裕(東京創元社)
もう有栖川氏の新作が!? と思っていたら、長編ではなくて短編集であった。どうやらノン・シリーズものらしい、たぶん。
「聖域」は大倉氏初の山岳ミステリとのこと。山岳ミステリといわれて思いつくのは折原一氏や真保裕一氏の作品のいくつか。大倉氏が新たなるジャンルにくいこむことができるのか!