一言、二言

過去の一言、二言
 2008年2月29日  憶えてますか、スコット・スミス
 本日の購入本
 「裁判員法廷」 芦辺拓(文藝春秋)
 「モザイク事件帳」 小林泰三(創元クライム・クラブ)
 「墓標なき墓場 高城高全集1」 高城高(創元推理文庫)
 「ルインズ 廃墟の奥へ」 スコット・スミス(扶桑社文庫 上下)

 月末ということで、本屋へ行ってみると、そこにどこかで見たことのある作家の名前が! “スコット・スミス”そう、名作といわれている(私自身はさほど推してはいないが)「シンプルプラン」を書いた作家である。なんとあれから10年以上の時が経ち、これがようやく書いた2作目であるという。これは面白いか面白くないとかそんなことは関係なく、とりあえず読まなければ始まらない1冊である。久々に書いたというだけではなく、内容においても今年の話題作になってもらいたい作品。

 2008年2月26日  論創めいいっぱい
 本日の購入本
 「灰色の女」 A・M・ウィリアムスン(論創海外ミステリ73)
 「刈りたての干草の香り」 ジョン・ブラックバーン(論創海外ミステリ74)
 「森下雨村 探偵小説傑作選」(論創ミステリ叢書)

 おぉ、たまっていく、たまっていく・・・・・・といわんばかりに、論創社の積読が増えてきた。
 このなかで「灰色の女」という作品は江戸川乱歩が書いた「幽霊塔」の原作であるそうだ。がぜん、読みたくなってきた。今年中には読んでしまいたい。

 2008年2月23日  更新し忘れ
 19日分の文章を書いていたのに、UPし忘れていた・・・・・・まぁ、たいした内容ではなかったのだが。

 本日の購入本
 「或る豪邸主の死」 J・J・コニントン(長崎出版<Gem Collection>)
 「蒸気駆動の少年」 ジョン・スラデック(河出書房新社<奇想コレクション>)
 「検死審問 —インクエスト—」 パーシヴァル・ワイルド(創元推理文庫)
 「虎よ、虎よ! <新装版>」 アルフレッド・ベスター(ハヤカワ文庫)
 「兇天使」 野阿梓(ハヤカワ文庫)

 今週末はいろいろな本を購入。結局、長崎出版の本は通販で入手した。
 ジョン・スラデックって聞いたことあると思っていたら、「見えないグリーン」で有名な作家。
 パーシヴァル・ワイルドも聞いたことがあると思っていたら、「悪党どものお楽しみ」や「探偵術教えます」を書いた人。
 アルフレッド・ベスターの「虎よ、虎よ!」はタイトルはよく聞いていたので気になっていた作品。復刊を機に購入。
 野阿梓氏は結構好きなSF作家。文章や内容が難しくはあるのだが、なんか読まされてしまう癖になる作家。

 2008年2月19日  からぶり
 今日は既に出ているはずの長崎出版<Gem Collection>新刊「或る豪邸主の死」を探しに行ったのだが見つからず。入荷数が少ないだろうから、もう他の人に買われてしまったのかも。相変わらず長崎出版の本は買うのがむずかしい。これはまた、通販で注文するしかないか。

 また、そろそろ出版されるはずの<奇想コレクション>の新刊も探したのだけれども、こちらはまだのよう。
 そんなわけで、今日はことごとくからぶり。週末には創元社やハヤカワの本が出るから、そちらと一緒に購入することにしよう。

 2008年2月16日  クェンティン
 本日の購入本
 「グリンドルの悪夢」 パトリック・クェンティン(原書房:ヴィンテージ・ミステリ)

 本日の! というよりも今週唯一の購入本はヴィンテージ・ミステリからの新作。
 もう日本でもおなじみパトリック・クェンティンであるが、この作品はQ・パトリック名義で出版した作品とのこと。このペンネームで12の作品を出しているようだが、翻訳されているのは本書を含めてわずか2作。これは、思わぬところにまだまだ名作が眠っている予感がする。といっても、とりあえずはまずこの作品を読んでから。これも早いうちに読んでしまわねば。

 2008年2月13日  世界探偵小説全集を
「道化の死」を読み終えてしまった。これで世界探偵小説全集コンプリート!! 読み終えてみると、なんかもったいない気がする。
 この世界探偵小説全集こそが私にとっては黄金期のミステリ小説を集めるきっかけになった企画であり、その後にはこれに追従するようにさまざまな企画がなされてきた。しかし、この全集も第4期をもって終わってしまった。てっきり第5期があるものだと思って期待していたのになぁ。今後復活する事を心待ちにしたい。
 この全集は読み終えてしまったが、感想をきちんと書いていないものが多々あるので、いくつかの作品はまた読み直したいと思っている。もしくはまた最初から全部読み直せば何年も楽しむ事ができるであろう。

 2008年2月9日  SFが読みたい!
 本日の購入本
 「SFが読みたい! 2008年版」 SFマガジン編集部編

 これまた年に一度の楽しみである、SF書籍のランキング本。今年の表紙は昨年話題になった四コマ漫画の“早川さん”がかざっている。

 楽しみにしていながらも、ランキングを見渡せば早川の書籍ばかり。まぁ、SFに力を入れている出版社自体が少ないから、このような結果になるのはわからなくはないのだが・・・・・・と思うのも毎年のこと。
 ただ今回、国内ランキングの1位、2位が“ハヤカワSF Jコレクション”の2冊であるのだが、どちらも個人的には推していなかった作品であったので、心境としては複雑。去年は日本SFとしては不作の年であったのかもしれない。

 海外に関しては、想像通り1位は「双生児」。これは読んですごい本だと思ったので(正確には解説を読んで、ようやくすごいことがわかった)、1位も当然かもしれない。また、ランキング上位にある作品で積読のものもあるので、早めに読んでおきたいと思っている。特に「ゴーレム100」は手ごわそうで、なかなか手が・・・・・・

 2008年2月8日  今日もまた色々と
 本日の購入本
 「過去からの手紙」 岸田るり子(理論社ミステリーYA!)
 「エコール・ド・パリ殺人事件」 深水黎一郎(講談社ノベルス)
 「消滅島 RPGマーダー」 柄刀一(祥伝社ノン・ノベル)

“ミステリーYA!”の作品は買ったり買わなかったりだが、岸田氏の作品は追い続けているので購入。でも、これを読む前に去年出た、ミステリフロンティアのほうを先に読まなければ。

 メフィスト賞作家、深水氏の2作目登場。前作は「ウルチモ・トルッコ」という題名であったが、今作は地味目なタイトル。でも副題に“レザルティスト・モウディ”とついている。本当はこちらのほうをタイトルにしたかったのではないだろうか。でもわかりにくいから、このタイトルに変えるように編集者から命ぜられたとか・・・・・・などとつい想像してしまう。

 柄刀氏の最新作は“龍之介シリーズ”の長編。なんと島が消えるらしい。これはタイトルからして、とても気になるところ。なるべく早めに手を付けることにしよう。

 2008年2月6日  パンドラとか出てるけど
 本日の購入本
 「Classical Fantasy Within 第二話 怪力光線砲」 島田荘司(講談社BOX)
 「ひぐらしのなく頃に 第四話〜暇潰し編〜」 竜騎士07(講談社BOX)

 講談社BOXから2冊の購入。島田氏の大河ノベルの作品はまだ第一話に手を付けていない。三冊出たら、一気に読もうと思っている。それくらいでちょうどいい分量な気がする。
 ひぐらしは、これで問題編が最後となる。なんか、初登場の人物が表紙をかざっているようだが、どうなることやら。こちらはすぐに読んでしまおう。

 あと、講談社から「パンドラ」とかいう雑誌が出ていた。ページ数が分厚くなりすぎて、来月に分冊となるもう一冊がでるらしい。
 もう、さすがにこのへんまでは付き合う気がおきない。「ファウスト」はなんとか追って行きはしたものの、ミステリ路線からは遠く外れてしまっていて既に惹かれるものはない。今回出たこの「パンドラ」は執筆陣といい、コンセプトといい、どこが「ファウスト」と違うのかがよくわからない。それに「ファウスト」のときもそうだったが、何故“清涼院流水”を軸にしようとするのか、その意義もよくわからない。

 本当であれば、講談社BOXのほうも切りたいのだが、“島田荘司”は切る事ができないし、“竜騎士07”や“那須きのこ”はもう少し読み続けたいと思っているので、こちらはもう少し付き合って行くことにしよう。

 2008年2月4日  またもや占星術
 今日あたり講談社BOXの新刊が売っているかと思っていたが、私の住む地域ではまだであった。明日以降、また足を運ぶことにしよう。

 それよりも気になった本を見つけたのだが、それは島田荘司氏の「占星術殺人事件」。2008年1月刊行、南雲堂からの出版・・・・・・って、講談社ノベルスでも出たばかりだろう。
 それでなくとも、「島田荘司全集」の完全版として南雲堂から出ていたのに、それに手を加えて講談社ノベルスから出すのもどうかと思っていたのだが、さらにまた南雲堂から単行本が出ているというのはどういうことであろうか。内情はどういったことなのかは知らないが、ちょっと出しすぎではないだろうか。

 2008年2月2日  先月の残り物
 「もう誘拐なんてしない」 東川篤哉(文藝春秋)
 「三幕の殺意」 中町信(創元クライム・クラブ)

 東川氏、待望の最新作。今作では、とある青年がヤクザの組長の娘を誘拐する羽目になったという内容。なんか面白そうな作品。

 中町氏の作品というと創元推理文庫からの復刊作品しか読んでいなかった気がするが、今回は最新作がハードカバーで登場。“閉ざされた山小屋で起こる惨劇”と聞けばミステリファンなら読まずにはいられない。

 2008年2月1日  2月はいただきものから
 「官能的 四つの狂気」 鳥飼否宇(原書房:ミステリー・リーグ)

 献本いただきました! ありがとうございます。
 この“変態的”シリーズ(個人的にはそう呼んでいる)は結構楽しみにしていたので、早く着手したいと思っている。とはいえ、現在読んでいるのは同じく原書房のヴィンテージ・ミステリ、去年11月に刊行された「ミステリ講座の殺人」。今年の新刊に着手する前に読まなければならない本が山積みだ!!