一言、二言

過去の一言、二言
 2007年12月29日  今年の更新はこれにて終了
 今年の更新はこれにて終了。というわけで、恒例となっている2007年のランキングもUP。さらに、毎週日曜日に更新している感想も本日UP。

 まぁ、一年を振り返っても特に変わったことなどないのだが、今年は後半ちょっと読書量が少なかったかなと。よって、10月〜12月にかけての積読が多くなってしまって、新年になっても、その消化に追われることとなりそうだ。できれば、新年は数年たまった積読をいくつか読み倒したかったのだが・・・・・・

 とはいえ、今年はスティーブン・キングの「暗黒の塔」とエルリック・サーガの全7冊を読むことができたので、それだけでも満足である。来年も、いくつか目標をもって読書をしていきたいと思っている。


 と、今年はこのくらいで。
 それでは新年またお会いしましょう。皆さん良いお年を。

 2007年12月27日  今年の新刊はこれでOK
 本日の購入本
 「ルピナス探偵団の憂愁」 津原泰水(創元クライム・クラブ)
 「ビーコンの殺人」 ロジャー・スカーレット(論創海外ミステリ72)
 「延原謙探偵小説傑作選」 (論創ミステリ叢書)
 「ロング・グッドバイ」 レイモンド・チャンドラー(早川書房:村上春樹訳)

 とりあえず、購入予定の本は全て購入。これで、今年の買い残しはたぶんないだろう。

 ロジャー・スカーレットの作品がようやく刊行され、これは早めに読んでおきたいところ。来年、早々にでも読み始めようかな。

 あと、結局「ロング・グッドバイ」を買ってしまった。これもできれば来年中には読みたいのだけれどどうだろう。ハヤカワ文庫版のと両方読んで、比べてみようかどうしようか。

 2007年12月24日  紀伊国屋、復刊フェア
 本日の購入本
 「名前探しの放課後」 辻村深月(講談社 上下)
 「エデン」 スタニスワフ・レム(ハヤカワ文庫)
 「宇宙創世記ロボットの旅」 スタニスワフ・レム(ハヤカワ文庫)

 辻村氏の新刊が出ていたので購入。文庫待ちしようかなと思ったのだが、買ってしまった。できることなら最初からノベルスで出してくれれば・・・・・・

 それと、紀伊国屋書店にて、書店独自の復刊フェアというのをやっていたので、その中からスタニスワフ・レムの未入手本を購入してきた。他にもSF作品が何作かそろえられていたが、とりあえずレムの作品だけ購入してきた。もう一回行ったら、別の本も購入してしまいそうである。こういう、書店独自の復刊フェアというのも面白い企画でよいと思う。これで、紀伊国屋書店へと足を運ぶ回数も増えることであろう。

 2007年12月22日  アンソロジー一冊
 本日の購入本
 「山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー」 山口雅也(角川文庫)

 思いのほか分厚く、しかも選者のこだわりのある一冊となったアンソロジー。これはかなり楽しめそうな作品である。どうやら、山口氏自身が待ちに待った企画であったらしい。
 北村氏、有栖川氏、法月氏に続く、本格ミステリ作家による待望のアンソロジー集。

 2007年12月20日  今週はとくに・・・
 今週はこれといった新刊が出そうにもない。一応、週末予定の本はあるものの、地方では一日遅れとなるので、実際に買えるのはたぶん来週だろう。
 そういえば、最近購入して、UPしていない本があったので、とりあえずその紹介でも

 「本格ミステリ館焼失」 早見江堂 講談社

 タイトルに惹かれて購入してみた作品。知らない名前なので、新人の作品かと思いきや、矢口敦子という名義で何作かミステリを書いているよう。そういえば、創元推理文庫からこの人の本が何冊か復刊されていたような。
 ざっとページをめくってみると・・・・・・なんか密度が薄い本。わざわざハードカバーにしなくても・・・・・・ようするに読みやすいということなのだろうから、暇なときにでもパッと読んでみようかな。

 2007年12月17日  ランキングについて その4(完)
 今回ランキング本を参考にして購入してみようと考えている本。

<購入予定>
 「夜の来訪者」 プリーストリー(岩波文庫) (←購入済み)
 「リヴァイアサン号殺人事件」 ボリス・アクーニン(岩波書店) (←購入済み)
 「復讐はお好き?」 カール・ハイアセン(文春文庫) (←購入済み)
 「大鴉の啼く冬」 アン・クリーヴス(創元推理文庫) (←購入済み)
 「路上の事件」 ジョー・ゴアズ(扶桑社文庫) (←購入済み)

<買うかもしれない本>
 「X橋付近」 高城高(荒蝦夷)
 「バッド・チューニング」 飯野文彦(早川書房)
 「市民ヴィンス」 ジェス・ウォルター(ハヤカワ文庫)

<文庫化したら買おうと思っている本>
 「赤朽葉家の伝説」 桜庭一樹(東京創元社)
 「警官の血」 佐々木譲(新潮社)
 「サクリファイス」 近藤史恵(新潮社)
 「楽園」 宮部みゆき(文藝春秋)
 「TOKYO YEAR ZERO」 デイヴィッド・ピース(文藝春秋)

 といったところ。こういうリストができるだけでもランキングの意義というのはあるのかもしれない。もしくは、結局のところ私自身が年末商戦に乗せられているといえなくも・・・・・・。まぁ、とにかく読んで面白ければ問題はなしということで。

 ランキングに関する個人的な見解をまとめてみると、ミステリ界の本命としては「このミス」「週刊文春」の2冊があればいいかと。ただし、この2つのランキングが近年、似通いすぎているというのは気になるところ。

 他のランキングに関しては「本ミス」のようにジャンルを絞ったり、「IN・POCKET」のように文庫のみに絞ったりという限定方式は有効であると思われる。

 今後参入してくるランキングがあるとすれば、早川書房の海外編のように周囲の反応など気にせずに、一見偏っているかのような形にしてしまうほうが特色となりやすいと思われる。とはいえ、これはあくまでも「このミス」などの本命路線があってのことではあるのだが。

 あと、他にランキングを増やすのであれば「バカミス」ランキングだとか、「このミステリは読みたくない」とか馬鹿ばかしそうなものを見てみたいものである。既にネット上ではありそうな気もするのだが。

<以上、ランキングについて 完>

 2007年12月16日  ランキングについて その3
 ここで各種ランキングのうちの「本格ミステリ・ベスト10」について述べてみたいと思う。
 これはその名のとおり、本格ミステリのみのランキングということなので、的を絞った統一性のあるランキングとなっている。「このミス」などのランキングについては、一応ミステリとは銘打っているものの、ジャンルとしてかなり広いため、自分自身で読みたい本の分野については絞りづらいという欠点がある。なにしろ、現在ではミステリというジャンルがかなり広くなってしまっているからである。

 そういう中で「本ミス」については、ジャンルを絞るというだけでも意義があるといえるだろう。ただし、ジャンルを絞るゆえに該当作品が著しく狭くなってしまい、新たな本を掘り起こすという意味では、あまり役に立たないようにも思える。私自身、ランキングに入っている作品のうち8割近くが既読である。
 また、海外ものに関してはさらに寂しい結果が待っている。なにしろ、海外では現在本格ミステリというものがあまり書かれていないようなのである(特にアメリカでは)。よって、海外の本格ミステリというと、1900年代前半ころのミステリ黄金期の作品が多く、そういったものが掘り起こされない限りはランキング自体が成り立たないのである。また、新進のフランスの作家ポール・アルテが良質なミステリを何作も書いているためか、彼の作品ばかりが毎年ランキングの上位に挙げられることになるというのも、少々さみしい気がする(ただし、ポール・アルテの作品の質が良いということには間違いがない)。


 その「本ミス」において、今年の国内ランキングで気になったことがある。何かといえば、有栖川有栖氏の「女王国の城」が一位になったこと。
 別にこの作品が一位になったこと自体は問題がない。今年は当初から「女王国の城」と柄刀一氏の「密室キングダム」、三津田信三氏の「首無の如き祟るもの」の三すくみと言われていた。その中でも話題性などから有栖川氏の一位は揺るがないのではと思っていたので、今年の一位は納得のいく結果である。

 では、何が気になったのかといえば昨年のランキングでの一位がこれもまた有栖川有栖氏の「乱鴉の島」という作品なのである。
 この「乱鴉の島」についてはそれほど評判がよかったとも思えなかったし、他のランキングでも取りざたされたという記憶はない。それなのに何故かに一位。ただ、これはあくまでも投票の結果によるので、結果についてどうこう言ってもしかたない。
 ただ、ここで引っ掛かるのが、それならば「乱鴉の島」と「女王国の城」って同レベルの作品なの? ということ。あまりそれは認めたくない気がする。両者を比べれば圧倒的に「女王国の城」のほうが良い作品であったと思われる。それが結果として同レベルに並んでしまうのはどうかなと、なんとなくわだかまりを感じてしまうのである。
 まぁ、何度も言うようであるが結果は結果であるので仕方のないことなのであるが。

<続く>

 2007年12月15日  ランキングについて その2
 数多くのランキングのなかで、「どのランキングが一番参考になるのだろうとか」言われると、返答にとまどってしまう。

「このミス」のランキングは自社の本が入っていないためか(容易に「このミス」大賞の作品を入れないことは褒めてしかるべき)公平性があると感じられる。ただし、意外とマニアックな度合いも強かったりするので、初心者向きとは言えないようにも思える気がする。
 また、他のランキングと比べると海外作品の紹介については充実していると感じられるので、新しい作家の本を掘り起こすには結構参考になると言えよう。

 今年から開始された早川の「このミステリが読みたい」のほうは、国内編に限って言えば「このミス」とかぶったような内容となっている。ただ、「このミス」よりも早く発売することに力をいれたためか、年末に出た多くの良作がランキング内に入っていないところが寂しいところ。特に早川書房から出て、他のランキングでも高評価を得た「夕陽にかえる」が入っていないのは皮肉ともいえよう。
 海外編に関しては、ベスト10中、6作が早川書房の作品というのはどうかと思われるところ。ただし、数多くのランキングがあるなかでは、この様相がかえってランキングの特色を出しているようにさえ思えてしまう。

「週刊文春」は近年「このミス」のランキングとあまり変わりがないように思えてきた。今回も一番最後に出たこのランキングによって、特に目新しいというものは見出せなかった。特に国内編に関して言えば「このミス」と早川のものを足して2で割ったようなという印象くらいしかない。
 ただし、「週刊文春」のランキングはキワモノめいたものやマニアックなものは少ないと感じられるので、意外と初心者向きのランキングであるといって良いかもしれない。なんだかんだ言っても、世相に沿った一番安定したランキングだというように感じられてしまう。

「IN・POCKET」は海外の文庫作品みであるが、文庫だけに絞っているゆえに、深く広く色々な作品が紹介されている。今までパトリシア・コーンウェルの作品ばかりにスポットが当てられていたという印象があるが、最近ではそういう考えを分散させるためか、通常のランキングだけではなく、読者ランキングや評論家ランキングとさまざまな形に分けて本を紹介するようになった。ただ、そのためか、本当に面白いのはどの本なのかはわかりにくくなっているようにも感じられる。
 ただし、色々な本を掘り起こすという意味合いでは使えるランキングであるし、11月に発売されるので年内に取りこぼしなく良書を読んで起きたいという場合には結構活用できたりする。

<続く>

 2007年12月14日  ランキングについて その1
 今年から早川書房も参入し、ますますランキングの様相が混迷を帯びてきた。しかし、そもそもこんなにたくさんのランキングがあることに何の意味があるのだろうか?

 元々、ランキングといえば「週刊文春」の年末ベスト10が恒例であったように思える。ただ、このベスト10の内容が何故か特定の受賞作がランキングの上位にくるということがあり(近年では緩和されている)、それに反旗を翻すように「このミス」が開始されたのだと記憶している。
 ゆえに「このミス」は最初はマイナー路線のランキングという色合いが強く、特に山口雅也氏の「ミステリーズ」が1位になったときのことが印象的である。そういった毛色の違う、埋もれそうな良書を発掘することに「このミス」の意義があったと思われるのだが、最近ではむしろ「このミス」自体がメジャーなランキングになってしまったように思われる。

 私自身が本を購入していて感じるのだが、昔は本の情報というと直接本屋に行くか、雑誌などで読むかというくらいで、自分でさまざまな本の情報を仕入れるということが難しかった。それがインターネットの発達により、容易に本の情報が得られるようになり、ランキングなどを見ても取りこぼす本の量が圧倒的に減っていった。
 そういう状況のなか、現在ではランキングというものが未知の本を掘り起こすという意味合いが薄れていったというようにも感じられる。

 では、ランキングが必要かどうかといえば、これはあったほうが良いだろうと私は思っている。ひとつには、最近では本を読む人が少なくなっているということ。その割には出版される本の数は多くなっているようにさえ思われる。そのような状況の中、あまり本を読まない人はどの本を手にとって良いのか迷ってしまうことであろう。
 こういった背景のなか、さまざまなところで宣伝されていて、しかも読みやすそうな携帯小説とか、タレント本とかが数多く売れているというのも当然のことであろう。

 よって、ランキングの一つの大きな意味合いとして、面白そうな本を手軽に選べるという意味ではより良いことではないかと思われる。また、多くの本を読んでいる人にとっても、いまだ読んだことのないジャンルや、未知の作家の本が紹介されていると、(例え微小であろうとも)新たな開拓の機会が設けられることになる。
 そういった意味からもランキングというものは決して悪いということはないと思われる。ただし、ランキングの上位にあるからといって必ずしもその本が良いとも限らないのは、またこれも事実なのであるが。

 そして、今年に入りさまざまなランキングが展開されているものの、それらを発表する側の意味合いについてはどうなのだろうか。
 これは、やはりランキングを作成する側にとっては“本を売る”ということこそが一番なのであろうと思われる。

 特に今回のランキングでは、早川書房の海外ランキングベスト10のうち、早川書房の本が上位4作を占めているのを見ると自社の本を売るという意図を感じ取れてしまうのはいたしかたのないことであろう。
 ただし、これは早川だけがやっていることでは決してなく「IN・POCKET」の翻訳ミステリーベスト10には、他のランキングでは紹介されないパトリシア・コーンウェルの作品が入っていたり、かつて「週刊文春」のランキングでは江戸川乱歩賞の作品が必ず入っていたりと、結構普通のことである。
(一応各社、投票によるランキングという形式を前面に出しており、調整などは一切していないという建前をとっている)

 ゆえにランキングの数が多いというのは、一概にランキング付けをしたいということよりも、ランキングによって紹介した本を販売に結びつけるという意味合いを兼ねているからということが言えるのである。

<続く>

 2007年12月13日  ここのところ連続で更新
 本日の購入本
 「サファリ殺人事件」 エルスペス・ハクスリー(長崎出版<Gem Collection>)
 「天啓の器」 笠井潔(創元推理文庫)
 「掠奪都市の黄金」 フィリップ・リーヴ(創元SF文庫)

 今回はすんなり買うことができた<Gem Collection>。これで3冊が積読に・・・・・・。予告を見ると、次の作品はまたもやフリーマン。これは早めに、フリーマンの積読を片付けなければ・・・・・・今回の作品も面白そうだしなぁ。

 創元社からは「天啓の器」の文庫化。これは来年「天啓の宴」とあわせて読もうと思っている。ちなみにこういうタイミングで二冊出たということは、未完の続編の天啓シリーズの第三部の刊行予定があるとかは・・・・・・ないのかな??

 さらには「移動都市」の続編、フィリップ・リーヴの「掠奪都市の黄金」までもが・・・・・・これも読みたい。前作からどのように続いているのかが気になる。たぶん、読むのは来年になっちゃうんだろうなぁ。


 そしてもう一つ、今日は「週間文春」の発売日でもある。私が年に1回「週刊文春」を購入する日。当然のことながら購入し、読んでみたのだが・・・・・・うーん、なるほどなるほど。明日からは今まで出たランキングについての総まとめをしてみたいと思っている。
 ということでまた明日。

 2007年12月12日  アリンガムがたくさん?
 本日の購入本
 「甘美なる危険」 マージェリー・アリンガム(新樹社)
 「温かな手」 石持浅海(東京創元社)

 またもやアリンガムの新刊が新樹社から出版された。ついこの間「クロエへの挽歌」を読んだばかりだったのに、これでまたアリンガムの積読本が・・・・・・。まぁ、新しく訳されるのは良いことなので大歓迎なのだが。新樹社は今後もアリンガムの訳に力を入れてくれるのかな?

 石持氏の新刊はまたもや連作形式の短編集。もうそろそろ長編も読みたい頃なのだがどうだろう。とはいえ、短編は短編で結構面白いから問題はないのだけど。そういえば、今年のランキングで石持氏の名前をあまり見かけなかったのは残念なような・・・・・・来年に期待。

 2007年12月11日  年末だからこそ、たまる積読
 本日の購入本
 「ミステリクロノⅡ」 久住四季(電撃文庫)

「トリックスターズ」を書いていた人の作品。1巻目を読んだら、なかなか面白かったので2巻目も購入。このシリーズは全部まとめて感想をかけばいいかなというくらいに思っている。


 年も押し迫ってきたのだが、11月くらいから、なかなか読書が進まない。特に10月以降からよさそうな作品が多く刊行され、購入したにもかかわらず全然読めていない。今週はなんとかディーヴァーの「ウォッチメイカー」だけは読んでしまおうと四苦八苦しているところ。

 ミステリ・フロンティア、奇想コレクション、Gem Collection 等々、色々と積読が増えてきた。とりあえず今年の予定では霞氏の「夕陽はかえる」とフリーマンの「ペンローズ失踪事件」くらいは読んでしまいたいと思っている。あと、「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」も今年中におさえておいたほうがよいかもしれない。
 あと残り20日くらいであるが、どこまで読み通すことができるのやら。

 2007年12月9日  購入したランキング本
 今年、年末に購入したランキング本はこちら

 「IN・POCKET 2007文庫翻訳ミステリー・ベスト10」 講談社文庫
 「ミステリが読みたい! 2008年版」 早川書房
 「このミステリーがすごい! 2008年版」 宝島社
 「2008 本格ミステリ・ベスト10」 原書房
 「PLAYBOY 1月号 ミステリー徹夜本をさがせ!」

「PLAYBOY」は去年から特集を始めたようで、今年も一風変わったランキングをやっているのでぜひとも一読してもらいたい。特に「日本のミステリー・ベスト100」というオールタイム・ランキングはかなり面白い。

 あとは今週発売される週間文春を買えばすべて出揃うこととなる。今週は新刊も少ないので、各種ランキングについての意見をUPしていきたいと思っている。

 2007年12月7日  ようやく手元に本ミスが
 「2008 本格ミステリベスト10」(原書房) 届きましたー。ありがとうございます。

 今年も投票したので、アンケート回答に“ugnol”が燦然と・・・・・・場違いに・・・・・・
 もちろんのこと「このミス」も買ったのだが、各種ベスト10については、もう少し日を置いて。


 本日の購入本
 「わるい風」 鮎川哲也(光文社文庫)
 「狩人は都を駆ける」 我孫子武丸(文藝春秋)
 「双面獣事件」 二階堂黎人(講談社ノベルス)
 「ナナフシの恋〜Mimetic Girl〜」 黒田研二(講談社ノベルス)

「双面獣」がやたらと分厚かったり、久々に黒田氏の新刊! それもどうやら本格ミステリっぽいのが出たり、さらにはもっと久々な感じがする我孫子氏の新刊が出たりと盛りだくさん。これはとてもとても年内には・・・・・・

 2007年12月4日  先月の新刊をようやく買いきる
 本日の購入本
 「ランボー・クラブ」 岸田るり子(ミステリ・フロンティア)
 「ひぐらしのなく頃に 第三話 祟殺し編 上」 竜騎士07(講談社BOX)

 ようやく先月買い残していたミステリ・フロンティアの新刊を買い揃えることができた。それにしても1ヶ月に3冊は多すぎ。ただ、これだけコンスタンスに新刊を出し続けることができるのだから、ミステリ・フロンティアというレーベルのすごさを思い知らされた気がする。
 今日購入したのは、岸田氏の新刊であるが、この作家はお気に入りなので、読むのが楽しみな本である・・・・・・ただし、今年中に読めるかは・・・・・・

 これまた、楽しみに購入し続けている“ひぐらし”の小説版。これも下巻が出たら一気に読むこととしよう。来年は解決編を心待ちにしながら過ごすことになりそうだ。

 2007年12月1日  先月の残りを
 本日の購入本
 「倒立する塔の殺人」 皆川博子(理論社ミステリーYA!)
 「HEARTBLUE」 小路幸也(ミステリ・フロンティア)
 「ロンド・カプリチオーソ」 中野順一(ミステリ・フロンティア)
 「MM9」 山本弘(東京創元社)

 先月、月末に発売された本をまとめて購入・・・・・・ただ、ミステリ・フロンティアから出ているはずのもう一冊、岸田るり子氏の作品だけ買いそびれる。これだけ何故か見つからなかった。

 今回買った本の中で面白そうなのは山本氏の「MM9」。これはSFというよりは、特撮ものというような作品のようである。どんな按配になっているやら、読むのが楽しみな作品である。