一言、二言

過去の一言、二言
 2007年08月31日  今月はこれで終わり?
 本日の購入本
 「インシテミル」 米澤穂信(文藝春秋)
 「サウスバンド」 奥田英朗(角川文庫 上下)

 米澤氏の新刊・・・・・・前作からもう1年も経っているのか。書き続けていたような気がしたので、なんか意外。内容がよくわからないので、どのような作品なのかと読み始めるだけでも楽しめそうな作品だ。

 奥田氏の作品は映画化にあわせて文庫化された作品。私自身でもこの作品は文庫化を待っていたので、これでようやく読めるようになる。内容をちらっと見たところ、ハートフルそうで、かなり破天荒な作品という印象。


 今月はこれで終わりかなと思っているのだが、論創社海外ミステリの「ファイロ・ヴァンスの犯罪事件簿」が8月に引っかかっていそうな予感。地域によってはすでに出ているのか!? とりあえず明日探しに行こう。
 それと、歌野氏の新刊が出るはずであったのも気になるところ・・・・・・

 2007年08月28日  今日もいろいろ
 本日の購入本
 「林不忘 探偵小説選」 論創ミステリ叢書29(論創社)
 「クロエへの挽歌」 マージェリー・アリンガム(新樹社)

 おぉ、これまた唐突に新樹社からのミステリ作品の新刊が! しかもアリンガムの作品。これまたうれしい誤算(←なんか失礼な言い方)。
 ただこの本、大きな欠点が・・・・・・この表紙の紙の質はよごれやすいぞ!!
 それはさておき、アルバート・キャンピオンものということで、シリーズ作品としても楽しめる一冊となるであろう。

 2007年08月25日  今日もいろいろ
 本日の購入本
 「道具屋殺人事件」 愛川晶(原書房:ミステリー・リーグ)
 「田舎の刑事の趣味とお仕事」 滝田務雄(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
 「SF奇書天外」 北原尚彦(東京創元社キイ・ライブラリー)
 「日本SF・幼年期の終り」 早川書房編集部(早川書房)
 「銀輪の覇者」 斉藤純(ハヤカワ文庫 上下)

 という感じで、色々と。8月後半は購入する本が少ないと思っていたのだが・・・・・・ふたを開けてみれば、結構な数であり、かなりの大散財。まぁ、それはいいとしても、積読をためないように読んでいかなければ。なんといっても、9月のラインナップがこれまたすごいことに・・・・・

 2007年08月23日  カッパ
 本日の購入本
 「新本格もどき」 霧舎巧 カッパ・ノベルス
 「リロ・グラ・シスタ」 詠坂雄二 カッパ・ノベルス

 なんだかんだと文句をつけながらも不思議と買ってしまう霧舎氏の作品。今までの作品とは異なる、ノン・シリーズらしいが、まぁ、とりあえず読んでみようというくらいで。でも、こういうタイトルの付け方が嫌なんだよなぁ、などと読む前から文句をつけてみる。

「リロ・グラ・シスタ」は“Kappa-One 登竜門”作品。これって不定期になったんだ・・・・・。元々、路線としてはメフィストの二番煎じのようなものであったが、この作品を見ると、さらにファウストの路線にまで喰らい込むのかという気がしてならない。まぁ、内容は読んでみなければわからないのだが、外観が・・・・・・

 2007年08月21日  訃報
 なんと、服部まゆみさんが、2007年08月16日肺がんのため死去、58歳・・・・・・とのこと。
 ついこのあいだ「レオナルドのユダ」を読んだばかりだったのだが。
 藤原氏に続いて、またもや。

 ご冥福をお祈りします。

 2007年08月20日  盆は過ぎれど
 盆が終わったものの、暑さも止まず、新刊がでるのももう少し先のこととなりそう。8月後半は新刊の出版も少なめで、ポツリポツリとしか出なさそう。まぁ、今がチャンスということで、どんどん積読を崩していかなければ・・・・・・って、口癖になっているような気がする。

 土日で「DDD2」と「神話の島」を読み終えることができたので、今日からまた新しい本に着手していく予定。とりあえずミステリーランドの「ぐるぐる猿」からササッと片付けて行きたいところである。今週はまた何冊本が読めることか。

 2007年08月18日  すこし涼しくなったので
 ここしばらく、お盆の間は更新も停滞気味。もちろん新刊が出ていないということが一番の原因なのだが、ここはせっかくだから猛暑のせいにしておきたいと思う。

 最近の読書のほうは地道に読み進めているというところ。盆の間に読むことが目標であった「離れた家」を読み終えることができたので、これだけでも上出来。また、エルリック・サーガの「夢盗人」も今日、読み終えることができた。
 現在、「DDD2」(講談社BOX)と「神話の島」(ミステリ・フロンティア)を平行して読んでいるところだが、今日明日中には読み終えることができそうだ。これだけ読むことができれば、自分としては上出来というところ。
 次は「ぐるぐる猿と歌う鳥」か「首挽村の殺人」あたりに着手したいと思っている。

 2007年08月14日  忙しいわけでもないのに、更新は滞る
 盆に入ってからの読書の進み具合は、まぁまぁといったところ。読了したのは「バカミスじゃない!?」のみであるが、現在平行して色々な本を読んでいるところ。

 今年の目玉になるかもしれないので読了しておきたい山沢晴雄氏の「離れた家」
 読みやすそうなのでとりあえず手にとってみた東野圭吾氏の「夜明けの街で」
 少しずつ読んでいる最中のマイクル・ムアコック「夢盗人」
 あと、乱歩全集(光文社文庫版)も久々に手にとって読んでいるところ。

「離れた家」「夜明けの街で」は明日中にも読了予定。「夢盗人」は今週中くらいに読んで、その後は「ダークタワー」の最終巻に着手したいと思っている。嫌というほど暑いにもかかわらず、着々と読書は進行しているような気がしている。

 2007年08月10日  盆には新刊が出ない
 本日の購入本
 「白昼の悪魔」 鮎川哲也(光文社文庫)
 「夢の島」 大沢在昌(講談社文庫)
 「センティメンタル・ブルー」 篠田真由美(講談社文庫)
 「DDD2」 奈須きのこ(講談社BOX)

 昨日買えなかった鮎川氏の短編集、それと講談社文庫、そして遅れて出版された講談社BOXの新刊「DDD2」をGET!!
 今週の新刊は、あとはミステリ・フロンティアを残すのみ。明日にでも探しに行ってみよう。

 と、そんな感じで来週の盆は新刊の出ない一週間となる。これをチャンスと大量の積読を読み崩したいところであるが、こういうときに大長編を読んでしまうと、結局読書が進まないままで終わってしまうことになる。とはいえ、なんとか積読本を消化していかなければ。

 2007年08月09日  キングダム、読了
 昨日「密室キングダム」を読み終えることができた。900ページという大長編にもかかわらず、長さを感じさせない面白さであった。そんなわけで4日間で読了。いや、これは本当に歴史に残る本格ミステリと言ってよい作品であろう。詳しい感想はまた後ほど。

 本日の購入本
 「ソロモンの犬」 道尾秀介(文藝春秋)

 これまた、読み逃すことのできない作家の作品。なるべく早めに読んでしまおう。

 2007年08月07日  復刊! 講談社ノベルスより
 今日の購入本
 「急行エトロフ殺人事件」 辻真先(講談社ノベルス)
 「敗北への凱旋」 連城三紀彦(講談社ノベルス)

 本日、講談社ノベルスが本屋に並んでいるのを発見。新作では西尾維新氏のJDCトリビュート(なんで今更と思いつつ)が気になるところであったが、ページ数が薄く、コストパフォーマンスが悪そうなので、購入は控えた。
 そこで買うつもりのなかった辻真先氏の復刊本を購入。辻氏の作品は、そのノリがあまり好きになれないので敬遠することが多いのだが・・・・・・それでも昔は結構読んだよなぁと遠い目をしながら・・・・・
 連城三紀彦氏の作品に関しては、こちらは最初から買うつもりであったので予定通りにGET! 復刊本では一番期待できそうな本だろうと、個人的には思っている。
 ちなみにもう一冊の復刊本である竹本健治氏の「狂い壁 狂い窓」は文庫で持っているのでスルー。

 以上、講談社ノベルス25周年記念復刊(綾辻・有栖川セレクション)からお送りしました。

 2007年08月03日  読みたい本がいっぱい
 今日の購入本
 「ひぐらしのなく頃に 第1話〜鬼隠し編〜 上」 竜騎士07(講談社BOX)
 「真夜中の神話」 真保裕一(文春文庫)
 「アメリカン・デス・トリップ」 ジェイムズ・エルロイ(文春文庫)

 あぁー、待ちに待った「アメリカン・デス・トリップ」がようやく文庫化された。ハードカバーで出たときに購入していなかったので、文庫化を待ち望んでいたものの、なかなか出版されず身もだえしていた毎日(←少々誇張しています)。そして、ようやく出たのだが・・・・・・分厚い! 上巻下巻共に分厚い!! すぐにでも読みたいところだが、この分厚さでは、簡単に手を出すことができない。果たして読むまでに、どれだけの歳月が経つことやら(文庫化を待っていたのと同じくらい・・・・・・)。

 2007年08月01日  石崎幸二に新刊!!
 今日の購入本
 「首鳴き鬼の島」 石崎幸二(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
 「サニーサイドエッグ」 荻原浩(創元クライム・クラブ)

 今や、忘れてないか? というよりは、知っているか? と聞いたほうがいいような作家である石崎幸二氏。2002年6月の講談社ノベルスからの4作目から今まで音沙汰がなかったのだが、ようやく2007年になって、新作が刊行された。
 何ゆえ、この著者の作品を待ち望んでいたのかというと、メフィスト賞受賞者のなかにおいて、本格推理小説を書いてくれそうな数少ない作家のひとりであったからである。ただし、今のところ代表作といえるものはない、と言っておくことにしよう。
 そんなわけで、5作目となるこの作品が石崎氏の代表作となることを祈っているしだいである。

 最近、荻原氏の作品はハードカバーでは買っていなかったのだが、かつて出版された「ハードボイルド・エッグ」は購入しており、しかもそれが荻原氏の作品に触れることになった記念すべき一作であったので、その続編となる本書を購入したのである。脱力系ハードボイルド小説、こんな本もたまに読むにはもってこいである。