一言、二言

過去の一言、二言
 2007年04月30日  GW の読書は?
 待ちに待ったゴールデンウィークということで、これを機に積読本のいくつかを切り崩しにかかりたい。本来なら土曜日くらいから始めてもよかったのだが、「ハーレー街の死」という難物がなかなか読み終わらなかったので、今日から挑戦していくことにする。

 今週中に読みたいと希望している本
 「疾 走」 重松清(角川書店)
 「滝 リーバス警部シリーズ」 イアン・ランキン(ハヤカワミステリ)
 「マーキュリーの靴 三番館の全事件-Ⅱ」 鮎川哲也(出版芸術社)
 「渡辺啓助集 怪奇探偵小説名作選2」 日下三蔵編(ちくま文庫)
 「エンディミオン」 ダン・シモンズ(ハヤカワ文庫 上下)
 「ダーク・タワーⅤ カーラの狼(下)」 スティーヴン・キング(新潮文庫)

 冊数ではたいしたことないかもしれないが、並べてみるとなかなかの厚みがある。まぁ、全部は読みきれないにしても、ある程度目処がつくように読み込みたいとは思っている。
 と、そんなわけで、5月の上旬はあまり新刊も出ないので、この経過を報告しながら、なんとか間をもたせたいと思っている。

 2007年04月28日  今月出揃い?
 本日の購入本
 「アリントン邸の怪事件」 マイケル・イネス(長崎出版:<Gem Collection>)
 「グリーン車の子供 中村雅楽全集2」 戸板康二/日下三蔵編(創元推理文庫)
 「双生児」 クリストファー・プリースト(東京創元社)

 ようやくイネスの新作を買うことができた。ここで一句。探しても、なかなかないよ、長崎出版。ともかく今月中に見つかってよかった。
 それと、中村雅楽全集は前作に引き続き購入。ただし、前作まだ読んでいないけれども。
 また、プリーストは買うつもりはなかったのだが、本屋で実物を見たら、装丁の美しさに惹かれて買ってしまった。いわゆる、ジャケ買い。

 と、こんな感じで今月の新刊はとりあえず出揃ったか。あと、扶桑社文庫をどうするか迷っているところだが、本屋で見てから考えてみよう。今、連休が続いているから本屋に並ぶのは5月になってからかな。

 2007年04月26日  献本いただきました!
 「首無の如き祟るもの」 三津田信三(原書房:ミステリー・リーグ)

 とうとう出た! 上半期一番の期待作。というのも、昨年出版された「厭魅の如き憑くもの」は当サイトの2006年ランキングにて2位の作品。ただし本格推理小説作品としては昨年随一であると思っており、その続編こそが「首無の如き祟るもの」なのである。続編といえば既に「凶鳥の如き忌むもの」が第2作品として講談社ノベルスから出ているので、「首無」は3作目。ただし、シリーズものといっても、別に話が連続しているわけではないので、個別に読んでも問題はなさそうである。

 さて、今回の作品で起こる事件は“連続首無し殺人事件”。村にどのような伝説が伝わっているのか? また、いったいどのようにして忌むべき殺人事件が起こるのか? と、とにかく読む前からあれこれと余計な事を考えてしまうほど楽しみにしている。これはできるだけ早めに読んでおきたい作品。

 それにしても、この表紙、不気味さでいえば最近の本では随一かも。

 2007年04月25日  成風堂書店
 本日の購入本
 「サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ」 大崎梢(ミステリ・フロンティア)

 このシリーズも既に3作目。既にという気もするのだが、まだ3作しか出ていなかったっけという気にもなる。とにもかくにも、もう既に定着してしまったシリーズのようにさえ感じてしまう。2作目は長編であったが、3作目はまた短編に戻ったので、こちらのほうが楽しめるのではないかと思っている。気楽に、いつでも読むことの出来る一冊といったところか。

 2007年04月24日  ウルチモ・トルッコとは?
 昨日、最新のメフィスト賞受賞作「ウルチモ・トルッコ」を読了した。詳しい感想は、週末においておくとして、気になるのはそのタイトルの意味。本文を読んだ限りではわからなかったので、ネットで調べてみることにした。

 他のHPにて書かれていたのを見ると、どうやら“ウルトラ・トリック”の外国語版(イタリア語?)らしいとのこと。確かに作品中で究極のトリックという表記は出てきていた。それを「ウルトラ・トリック」というタイトルにすると安直故に、このようなタイトルにしたということか。まぁ、これはこれでまた微妙だとも思えるのだが・・・・・

 2007年04月21日  百物語
 本日の購入本
 「戸田巽 探偵小説選Ⅰ」(論創ミステリ叢書25)
 「前巷説百物語」 京極夏彦(角川書店)
 「窓のあちら側」 新井素子(出版芸術社)

 論創社叢書は買っているけど読んでいないシリーズ。ついに25冊の積読に。しかもこの本、場所をとる。

 京極氏は近年では色々な作品を書いているように思えるが、その中で磐石なシリーズといえば、京極堂の長編作品とこの百物語シリーズであろう。“続”“後”と続いたときにはその都度終わってしまうのかと思っていたのだが、今回の“前”が出たことにより、どのような形にしろこれからも続いてくれるのだろうと安心している(実際は読んでみなければわからないが)。とにもかくにも、読むのが楽しみな作品である。

 新井素子氏については、何度も名前は聞いたことのある作家であったが、まだ一度も作品を読んだ事がない。そんなわけで、本屋に並んでいたこの本を衝動買いしてしまった。「グリーン・レクイエム」という短編が掲載されているようなのだが、なんとなくそのタイトルを聞いた事があるように思えたので、この機会に読んでみようと思う。さて、作風と愛称が合うかどうか。

 2007年04月18日  読書前線、停滞中
 今週は、なんか読書がはかどらない。先週と先々週にかなり本を読んだ反動なのか、なかなか今読んでいる本が読み終わらない。ちなみに今読んでいるのは、マイケル・イネス「アプルビイズ・エンド」と上遠野浩平「酸素は鏡に映らない」。なんとか、今週中には読み終えたいと思っているのだが・・・・・・
 さらに言えば、今週は買いたい新刊本がなくて、更新も滞っている状況。こんなどうでもいい話でつなぎつつ、なんとか本日の更新を終える。

 2007年04月16日  長崎出版、捜索中
「アリントン邸の怪事件」マイケル・イネス(長崎出版<Gem Collection>)が見つからず。週末にめぼしい本屋をまわったものの、入手する事ができなかった。やはり、地方都市では長崎出版の本を入手するのは難しい。有名な著者じゃなければ本屋に残っている可能性もあったのだろうが、イネスのようにそれなりに知られていそうな作家の本だと、既に買われてしまったのだろうと思われる。これは、再入荷を待つしかなさそうだ。もしくは通販か、それとも東京まで出張るか。
 どうする、俺?

 2007年04月13日  ベッキーさん2
 本日の購入本
 「黄昏の百合の骨」 恩田陸(講談社文庫)
 「6ステイン」 福井晴敏(講談社文庫)
 「玻璃の天」 北村薫(文藝春秋)

 今回文庫化された「黄昏の百合の骨」は講談社文庫から既出の「三月は深き紅の淵を」「麦の海に沈む果実」「黒と茶の幻想」に内容がリンクしている部分がある。それらはあくまでも関連性であり、決して続編というものではない。詳しくは、今月同時に発売された「IN・POCKET」に書かれているので、そちらを参照されたし。読んでいない人は、これら4つの作品をいっぺんに読んでみるというのも面白いかと思う。

「6ステイン」は福井氏による短編作品。福井氏の長編はどれも長大なものが多いので、手軽に楽しむには、この作品が一番お手ごろであろう。

 北村氏久々のミステリー作品は、これまた久しぶりの女運転手“ベッキーさん”が登場する作品。今度はどのようなミステリ模様を見せてくれるのか? 読むのが楽しみな一作。

 2007年04月12日  多種多様
 本日の購入本
 「Q&A」 恩田陸(幻冬舎文庫)
 「消えた魔術師」 鮎川哲也(光文社文庫)
 「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」 アーサー・コナン・ドイル(光文社文庫)
 「ウォンドルズ・パーヴァの謎」 グラディス・ミッチェル(河出書房新社:<KAWADE MYSTERY>)

 大型商業施設での事故を“Q&A”形式のみで綴った、話題作の文庫化。読み逃していた人は、ぜひともこの機会に。

 これから鮎川氏の作品を読もうという方にお薦めな本。鮎川哲也はアリバイトリックだけではない! ここに納められた短編「赤の密室」「白の密室」「青の密室」「黄色い悪魔」「消えた奇術師」「妖塔記」を読めば、鮎川氏に対する印象も変わるであろう。鮎川ファンであれば当然読んでいるはずであろう短編がここに集結。

 いうまでもない、新訳シャーロック・ホームズ・シリーズ。今月の出版は「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」。こちらも、読み逃している人はぜひともこの機会に。

 そして、<KAWADE MYSTERY>今月の新刊は精神分析学者の老女、ミセス・ブラッドリーが活躍する「ウォンドルズ・パーヴァの謎」。肉屋につるされた首なし死体の謎を解く!

 2007年04月11日  一万 HIT
 H・R :10000HIT 御礼、フォーーーッ!!
 ugnol:御礼、フォーーーッ!!

 H・R :いやぁー、ついにこの日がやってきましたね
 ugnol:本当に長かったような、短かったような
 H・R :実際には、昨日くらいには10000突破してたんじゃないですか?
 ugnol:自分で踏んだら怖いと思って、なかなか見れなかったんだよ
 H・R :今まで本当に、そんなこともありましたしね
 ugnol:まぁ、本当のところは2004年に7000あったカウントがリセットされたということもあって
 H・R :とっくに10000は越していたと
 ugnol:とはいえ、結果が表示されるのとされないのでは、えらい違いがある
 H・R :最初は、カウンタを5桁にするのもどうかと思いましたからね
 ugnol:あのころは1日、10HITくらいだったからなぁ
 H・R :今でも1日20HITくらいですけどね
 ugnol:いや、昔はその10hitの1/3くらいが自分でカウントしていたような気がするからなぁ
 H・R :なお、悪いじゃないですか
 ugnol:まぁ、なんだかんだいって長く続けるっていうのは良いことだと
 H・R :無理やりまとめましたね

 H・R :そういえば、10000HIT 記念とかやらないんですか
 ugnol:うん。なんにも思いつかない
 H・R :なんか、感謝のかけらもない言葉ですね
 ugnol:まぁ、GWに暇だったら、なんかするよ
 H・R :暇だったらって、GWなんていつも暇なくせに
 ugnol:ん? 何か言ったか?
 H・R :いえいえ、なにも
 ugnol:と、そんなわけで、皆さんこれからもご愛読よろしくお願いします

 H・R :感謝の気持ちをこめて、フォーーーッ!!
 ugnol:フォ、フォ、フォッ、フォーーーッ!!

 2007年04月07日  早くもシリーズ三冊目
 本日の購入本
 「ジェネラル・ルージュの凱旋」 海堂尊(宝島社)

 昨年、このミス大賞をとったばかりである海堂氏であるが、この作品にて早くも4作目となる。宝島社から出るシリーズとしては第3弾となるが、角川書店から出た作品も本シリーズの外伝と言えるので4作全てがひとつのシリーズと言えないこともない。
 今回も田口と白鳥のコンビを始めとして、数々のシリーズキャラクター総出となるようである。第2作くらいから徐々にミステリーから離れ始め、どちらかといえばコメディ・医療小説という感じになってきたようなのだが、今作はどんな感じになっているのやら。これも読むのが楽しみな本である。

 2007年04月06日  今年2冊目のメフィスト賞
 本日の購入本
 「ウルチモ トルッコ 犯人はあなただ!」 深水黎一郎(講談社ノベルス)
 「ファイナル・カントリー」 ジェイムズ・クラムリー(ハヤカワ文庫)

 今月は講談社ノベルスから色々と出ているが、私が購入したのはこれ一冊。第36回メフィスト賞受賞作「ウルチモ トルッコ」。驚愕必至だの、誰もが気づかなかっただの、さまざまな大風呂敷を広げているが(もしくは、広げられているが)、それらをどこまで受け止める事ができる内容になっているかが楽しみだ。

「ファイナル・カントリー」は、単行本の文庫化。クラムリーの作品は文庫で集めているので、すぐさま購入。今、クラムリーの作品を順番に読んでいるところだが、まだ「ダンシング・ベア」「友よ、戦いの果てに」「明日なき二人」と読まなければならないので、本書に手を付けることができるようになるのはまだまだ先だ。来年に向けての積読、さっそく決定か!

 2007年04月05日  たまるライトノベルス
 ライトノベルスは買わない買わないといいつつも、意外と買っており、それが結構たまってきた。

 「バッテリーⅥ」 あさのあつこ(角川文庫)
 「セカイのスキマ」 田代裕彦(富士見ミステリー文庫)
 「狂乱家族日記 七さつめ」 日日日(ファミ通文庫)
 「涼宮ハルヒの分裂」 谷川流(角川スニーカー文庫)
 「トリックスターズL」 久住四季(電撃文庫)
 「狼と香辛料Ⅳ」 支倉凍砂(電撃文庫)

 いや、意外とどころか、買いすぎか。結構、シリーズ通して読んでるし。
 これらも普段の読書に並行して読んでいこう。

 2007年04月04日  H・R 独り舞台
さくら満開、フゥーーーッ!!
どうもー、H・R でーすっ
あまりにも ugnolさんが登場させてくれないので、今日は勝手に出てきてしまいましたー
ひとり舞台、フゥーーーッ!!

そんなこんなで、H・Rの4月の新刊情報いってみようー

まずは、講談社ノベルスから「ウルチモ トルッコ 犯人はあなただ!」 深水黎一郎
 これは第36回メフィスト賞受賞作品
 タイトルからして、最近では珍しい、ガチガチの犯人当てになりそうだ
 たぶんなっているだろう、本当のところはどうかはわからない
読者への挑戦状、フゥーーーッ!

次は“このミス大賞”受賞者、海堂尊氏の最新作「ジェネラル・ルージュの凱旋」
 早くも第3作で、宝島社のHPを見ても、海堂氏に対する期待が大きいことがよくわかる
 でも最近は、ミステリーというよりは、医療小説にかたよりがち
アクティブ・フェーズ、フゥーーーッ!

<KAWADE MYSTERY>最新作は、グラディス・ミッチェル「ウォンドルズ・パーヴァの謎」
 ちょっと奇人な老女探偵ミセス・ブラッドリーが謎を解く!
一回見ただけでは覚えられないタイトル、フゥーーーッ!

文藝春秋からは北村薫氏「玻璃の天」
 女性運転手、ベッキーさんが活躍する第2作が4年ぶりに登場
 またもや北村節が冴え渡るのか!!
ベッキーと言われると、どうしても違う人を思い浮かべてしまう、フゥーーーッ!

原書房、ミステリー・リーグからの新作は三津田信三氏の「首無の如き祟るもの」
 昨年のugnolさん一押しの「厭魅の如き憑くもの」と
 講談社ノベルスの「凶鳥の如き忌むもの」に続いての第3作目
 早くも2007年のベスト1ミステリーが出てしまうのか!
眠れぬ夜のミステリー、フゥーーーッ!


みなさーーん、今月も目が離せない作品ばかりですよー
どうか読み逃しのないように
毎月が読書強化月間、ハード・リーダー、フゥーーーッ!!!


 2007年04月02日  また延びるのかと思ってた
 本日の購入本
 「酸素は鏡に映らない」 上遠野浩平(講談社:ミステリーランド)

 3月中には出ないのかと思っていたが、ギリギリすべりこみセーフで3月刊行となったミステリーランドの新刊。今回の著者は上遠野氏。上遠野氏の作品は「ブギーポップ」とか、断片的には読んではいるが、さほど読み込んではいない。ということで、こういう珍しい(私にとって)作家の作品が読めるというのは楽しみである。
 内容は、少年が宝を求めて冒険するという話だそうだが、さて、どんなものやら。これは読むのが楽しみだ。