「朱の絶筆」は講談社文庫版で読んだ事があるのだが、だいぶ前のことなので、この機会に読み直すために購入・・・・・・というか光文社文庫でそろえるためでもあるのだけれど。
柄刀氏の新作は毎年恒例となった龍之介シリーズの新作。このシリーズ、なかなか本格推理小説として濃いことをやってくれている。表紙がアニメっぽいからといって侮る事なかれ。まだシリーズを読んだ事のない人は祥伝社文庫での購入をお薦め。
H・R: 暖冬、フゥーーー!
ugnol:・・・・・・確かに暖かい
H・R: この暖かさに乗って、今月も飛ばしますよー
ugnol:はいはい
H・R: そんなわけで、今月のお薦め本をどうぞ
ugnol:どんなわけだよ! ・・・・・・って、まいいや
今月のお薦めというか、もっとも期待しているのはなんといっても道尾氏の新刊だろ
H・R: あぁ、新潮社から出る「固めの猿」ですね
ugnol:“固め”じゃなく“片眼”だよ! どんな猿だよ!!
H・R: いや、日光にある石の猿のことかと
ugnol:勝手に決めるなよ! 「片眼の猿」だからな
H・R: ふんふん、で、他には
ugnol:(自分から吹っかけて、軽く流しやがる・・・・・・)
あとは、久々の原書房ミステリー・リーグの新刊「晩餐は「檻」のなかで」
H・R: これは関田涙さんの新作ですね
ugnol:そう、去年の「時計仕掛けのイヴ」に続いての新刊だ
H・R: 原書房といてば海外ミステリでヘンリー・ウェイドの作品が出るようですね
ugnol:これも来月末に出る予定の「議会に死体」
H・R: 海外といえば河出ミステリの新刊も出ますね
ugnol:ロバート・トゥーイの「物しか書けなかった物書き」。まぁ、純然たるミステリかどうかは疑問だけどね
H・R: せっかく最近、論創海外ミステリが一冊ずつしかでなくなったのに、
これだけ他の海外作品が出てしまうと読んでる暇がないですね
ugnol:そう、結局、河出ミステリと長崎出版から別々の作品が出てしまうと、月3冊の新刊になっちまうからな
H・R: まぁ、そんなこんなで今月も読書に忙しい月になりそうですね
ugnol:ちなみに H・R のお薦め本はないのか
H・R: 私のお薦めは「SFが読みたい! 2007年版」
ugnol:ミステリじゃないし! しかも小説でもないじゃねぇか!!
H・R: そんなこんなで、2月もハード・リーダー、フォフォフォ、フォーーーーッ!!!
ugnol:・・・・・・もうなんでもいいや
2007年02月03日 週末買った本
最近の購入本
「少年検閲官」 北山猛邦(ミステリ・フロンティア)
「名探偵たちのユートピア 黄金期・探偵小説の役割」 石上三登志(東京創元社)
常に買い続け、読み続けているミステリ・フロンティアはともかくとして、結局石上氏のミステリ評論を買ってしまった。法月氏の評論は踏みとどまったのに、こちらは勢いで買ってしまった。買ったからには必ず読まねばと思いつつも、評論関係の書籍が結構積読になっている。
そういえば、ミステリ・フロンティアといえば今回の作品は北山氏の作品。その北山氏といえば、最近のメフィスト賞作家の中では珍しくミステリを書こうというスタンスの作家である。新刊は久しぶりなのでこれは読むのが楽しみだ。
といったところで1月の新刊はどうにか買い納めることができた。これからは2月の新刊といいつつ、もうすでに講談社BOXや徳間文庫などの新刊が店頭に並んでいた。今回は特に触手が動くものはなかったが。
2007年02月01日 なんと「人狼城」の帯に
ugnol:フッフッフッフッ、ハッハッハッハッ!
H・R: どうしたんです? 何そんなところで発情してるんですか?
ugnol:別に発情しているんじゃない! これは高笑いだ!!
H・R :いや、十分怪しいですって
ugnol:そんなことより H・R よ、これを見てくれ
H・R: これは二階堂黎人さんの「人狼城の恐怖 第3部探偵編」じゃないですか
ugnol:そう、この度「2007本格ミステリベスト10」の企画により見事復刊を遂げた作品だ
H・R: へーっ、かなり有名な作品なのに文庫版は絶版になってたんですね
ugnol:そして、この帯のところを見よ!
H・R: あーーっ、そんなところに ugnol さんの名前が!!
ugnol:そう、昨年「2007本格ミステリベスト10」に投票した際、
そこに掲載された文章を使わせてもらいたいと講談社の方から依頼がきて、
なんと本当にその文章が帯に採用されたのだ!
「ここまでよくぞやり尽くしたというスケールの大きさは他に類を見ないであろう」 ugnol
H・R: へぇーーっ、そんなこともあるんですね
ugnol:一番驚いているのは自分自身だけどな
H・R: うーん、でもこの話は断った方がよかったんじゃないですか
ugnol:なんでだよ! って、すでに実物もできちゃってるし、もう書店に並んでいるかもしれないんだぞ
H・R: でも、この帯を見た人みんながみんな“ugnol”って何? って思うんじゃないかと・・・・・・
ugnol:・・・・・・まぁ、それはそうかもしれない
H・R: よく見るとその自慢の文章もなんかわかりにくいし
ugnol:そ、そうかな・・・・・・
H・R: これは絶対、二階堂さんは怒ってるね
ugnol:うそーーん
H・R: 書店で見かけたらこの機会に、帯は無視しての購入をお薦めします
ugnol:帯の文章がすべったみたいな言いかたするなーー!!