一言、二言

過去の一言、二言
 2006年11月30日  今月も・・・・・・
 本日の購入本
 「ダーク・タワーⅦ 暗黒の塔 中」 スティーヴン・キング(新潮文庫)
 「キングとジョーカー」 ピーター・ディキンスン(扶桑社ミステリー文庫)
 「切り裂かれたミンクコート事件」 ジェイムズ・アンダースン(扶桑社ミステリー文庫)

 よかった、「ダーク・タワー」普通に売っていて。なんであの本屋には置いてなかったのだろう?? これで残すところあと一冊となるわけなのであるが・・・・・・現在4巻の中巻で停まっているところ。来年の目標のひとつに「ダーク・タワー」の制覇を掲げたい。

 扶桑社文庫からは2冊。「エッグ・コージー」の続編でこちらは初の翻訳となった「切り裂かれたミンクコート事件」。そして、サンリオ文庫からの復刊、ピーター・ディキンスンの「キングとジョーカー」。ともにそれぞれ癖がありそうで、楽しめそうな作品である。


 あとどうやら角川書店から海堂尊氏(「チーム・バチスタの栄光」を書いた人)の新刊が早くも出るそうだ。「ナイチンゲールの沈黙」が出たばかりだというのに、なんというハイペース。そろそろ書店に並ぶとのことなのだか、週末には書影を見ることができるのか。

 2006年11月28日  ダークタワーが・・・・・・
 昨日の購入本・・・・・って、なぜ昨日UPしなかったかといえば、「ダークタワーⅦ 暗黒の塔 中」を買うことができず、今日買ってからまとめてUPしようと思っていたから・・・・・・なのに今日も買えなかった。明日、別の本屋で探してみることにする。ということで昨日の購入本はというと、

 「メリーゴーランド」 荻原浩(新潮文庫)
 「風の影」 カルロス・ルイス・サフォン(集英社文庫 上下)

「メリーゴーランド」は文庫落ちの作品。ミステリーではないのだが、荻原氏の作品であるから面白い事に間違いはなかろう。

「風の影」は今年の話題作(らしい)。なんとか今年中に読めればと思っているのだが・・・・・・上下巻で結構分厚い。これは来年に持ち越しか!?

 2006年11月24日  マルドゥック順調
 本日の購入本
 「マルドゥック・ヴェロシティ3」 冲方丁(ハヤカワ文庫)

 早くも完結編となる第三巻が出てしまった。まぁ、今月中に3週連続発売となっていたので、早々に出版されるのはあたりまえのことなのだが・・・・・・
 ただ、私にとっては珍しい事に、このシリーズはリアルタイムで読み続けている。ちょうど今日2巻を読み終わったのですぐにでも3巻に入る事ができるのだが・・・・・・いやいや、ここはもったいないから来週中にでもゆっくりと・・・・・・
 2巻は“抑圧”という感じの内容であったが、それが3巻でどのようにはじけるのかに期待したいところである。

 2006年11月21日  関田氏の新刊
 本日の購入本
 「時計仕掛けのイヴ」 関田涙(小学館)

 関田氏の最新刊! と思ったら、先月、講談社青い鳥文庫からも新刊が出ていたもよう。児童書っぽいので、そちらはたぶん買わないと思うが。蘇部氏といい、関田氏といい、これからはミステリ作家が児童書を書く機会が増えてくるのかな? 考えてみれば、ミステリーランドなんていうのも、その布石であるのかもしれない。
 話はそれたが、本書は元々は小学館のネットのページで配信されていた作品のよう。そちらは読んでいないので、この本が初読となる。どのようなミステリが書かれているやら、とりあえず期待して読んでみよう。

 2006年11月18日  2006文庫翻訳ミステリー
 本日の購入本
 「最後の一球」 島田荘司(原書房)
 「IN・POCKET」 (講談社文庫)

 月刊・島田荘司の最後を飾るのは(これで最後だっけ?)御手洗潔が登場する長編作品「最後の一球」。ただし、「季刊・島田荘司04」に掲載されていた作品なので既読。よって、日を置いてそのうちゆっくりと読むことにしよう。

 そして、あやうく買い忘れるところであった、年に一回の「IN・POCKET」購入日を!! なぜ買うのかといえば、「2006年文庫翻訳ミステリー・ベスト」が掲載されているから。年末のランキングラッシュの中でいち早く登場するのがこのランキング。しかも年末まではまだ日があるから、読み落とした本をなんとか回収できるというすぐれもの。
 というわけで、ザッと見てみたところ・・・・・・「影の風」カルロス・ルイス・サフォン(集英社文庫 上下)というのが全くのノーマーク。しかもこれがなかなか評価が高い。これは早々に買ってきて、さっそく年末の追い込みにかからなければ!!!

 2006年11月17日  いろいろ
 本日の購入本
 「マルドゥック・ヴェロシティ2」 冲方丁(ハヤカワ文庫)
 「時を巡る肖像」 柄刀一(実業之日本社)
 「真夜中のマーチ」 奥田英朗(集英社文庫)

 今日から「マルドゥック・ヴェロシティ」の1巻を読み始めた。これはすぐに2巻、そして月末に出る3巻へとつなげられそうだ。この「ヴェロシティ」が面白いのはもちろんのことなのだが、これを読んでいるとたまらなく「マルドゥック・スクランブル」が読みたくなる。この勢いで今年中に再読というのもありえるかも・・・・・・

 柄刀氏の新作は、絵画修復士が活躍する短編集。美術品を扱ったミステリとなっているようだが、どのような作品になっていることやら。

「真夜中のマーチ」は文庫落ちの作品。奥田氏の作品にしてはあまり話題にならなかったのだが、クライムノベルということなので楽しく読めるのではないだろうか。

 2006年11月16日  ジェームズ・アンダーソン
 2002年に東京創元者文庫の復刊フェアで買った「証拠が問題」という作品をようやく読むことができた。これもそこそこ長い間放置していた積読の一冊。著者はジェームズ・アンダーソンということで・・・・・・と本棚を見てみると、今年の9月に出版されて購入してきた「血染めのエッグ・コージイ事件」の著者と同じ人ではないか!! 全然気がつかなかった。

「血染め」のほうはまだ未読なのだが、昔、文春文庫で出版されて久々に復刊された作品だとのこと。しかし、色々なところで、色々な作品が埋もれているのだなと。この「血染め」のほうもそこそこ評判が良いようで、さらには扶桑社から同じくジェームズ・アンダーソンの「切り裂かれたミンクコート事件」が出版されるらしい。これはちょっとしたアンダーソン・ブームの到来か!?

 2006年11月15日  中井英夫全集
 本日の購入本
 「月蝕領映画館 中井英夫全集12」 中井英夫(創元ライブラリ)

 これも買っているけど読んでいないシリーズ!! でも、絶対にこの全集だけはきちんと読み通しておきたいとは思っているんだけどね。年末くらいにでもどれか読んでみようかな。中井氏の本で読んだ事があるのが「虚無の供物」だけというのも寂しい限り。

 マルドゥックの2巻が出てるかなと思っていたが見当たらず(地域によっては出版されていると思う)。今月中に全部出るわけだから、こちらは週末くらいから読み始めてもいいかもしれない。

 2006年11月11日  ちょっとマニアックなところで
 本日の購入本
 「スノーバウンド@札幌連続殺人」 平石貴樹 南雲堂

 この前、ネットで色々と検索をしていたら11月に平石氏の新刊が出るというのを見つけた。半信半疑に思っていたのだが、今日、本屋で実物を発見。ということで買ってきたのがこの本。
 前作「サロメの夢は血の夢」から4年ぶり。どんな作風で、何が書かれているかはまったく予想がつかないので読むのが楽しみである。いちおう本格推理小説らしいのだが・・・・・・

 2006年11月10日  マルドゥック始まります
 本日の購入本
 「ステーションの奥の奥」 山口雅也(講談社ミステリーランド)
 「銀弾の森 禿鷹Ⅲ」 逢坂剛(文春文庫)
 「夢盗人の娘 永遠の戦士エルリック5」 マイクル・ムアコック(ハヤカワ文庫)
 「マルドゥック・ヴェロシティ1」 冲方丁(ハヤカワ文庫)

 ようやくミステリーランドの新刊が買えた。新作は、これまた楽しみな山口雅也氏の久々の最新刊。駅の奥深くで冒険でもするかのようなタイトル。読むのが楽しみな一冊。

 禿鷹シリーズは文庫で購入。シリーズ3作目となる今回は悪徳刑事・禿富がどのような活躍を見せてくれるのか。これぞ日本のクライム警察小説。

 エルリック・サーガはいよいよ、未訳作品へと突入していく事に! この作品は、6冊目、7冊目と続く3部作の第一巻。これはファンなら読まずにはいられない・・・・・・のだが、まだ第1巻しか読了していない。このシリーズは来年中をメドに・・・・・・

 あの「マルドゥック・スクランブル」から3年半、ついに新刊が刊行。ただし、この話は「スクランブル」の前の話だとのこと。「ヴェロシティ」を全部読んでからもう一度「スクランブル」をというのも面白い読み方かもしれない。

 2006年11月8日  講談社ノベルスから2点
 本日の購入本
 「ソフトタッチ・オペレーション」 西澤保彦(講談社ノベルス)
 「零崎軋識の人間ノック」 西尾維新(講談社ノベルス)

 今月は特に、講談社ノベルスが並んでいるのを見ると、ライトノベルズ系だなぁーと感じてしまう。そんなラインナップの中で購入したのは2冊。

 西澤氏の新作は、タイトルからしてノン・シリーズものかなと期待していたのだが、チョーモンイン・シリーズの作品であった。別に嫌いというわけではないのだが、刊行ペースがまばらで、以前の作品との関連性がぜんぜん頭に入っていないというのが玉に瑕。

 西尾氏の作品は戯言シリーズの外伝。これは「ファウスト」に納められていた2編ともう1編は書下ろしかな? 「ファウスト」が順調に刊行されていれば、もっと前に出ていてもおかしくなかった作品であると思われるのだが・・・・・・

 あと、ミステリーランドからの山口氏の新刊がまだ出ていない様子。今週末くらいになるのだろうか??

 2006年11月2日  講談社BOX が出ていたものの
 新レーベル“講談社BOX”というものが発売されていた。最初のラインナップに清涼院氏、舞城氏、西尾氏というメンツがそろっているので、だいたいどのような路線のものかは想像がつく。印象としては最近ライトノベルズ化しつつある講談社ノベルスをさらにその方向へと強めたように思われる。特に講談社ノベルスと比べるとイラストに力をいれているようであった。
 というわけなのだが、実際購入する側としてはどうなのだろうか。ライトノベルス化するという方向へ行くのは悪いことだとは思わないが、それにしては値段が高いように思われる。もはやノベルスというよりも単行本の域に達している。それならば、通常のライトノベルスのように文庫で出版してくれたほうが読む側にとってはありがたいのではないかと思われる。
 まぁ、今後どのように展開していくのかはわからないのだが、様子を見つつ、気になる本があれば買ってみるというところで。ただし、ミステリ路線から外れているものに対しては触手が動かないのだけれども・・・・・・