一言、二言

過去の一言、二言
 2006年10月31日  10月も、もう終り
 昨日購入した本
 「夏の魔法」 北國浩二(東京創元社:ミステリ・フロンティア)

 今月の新刊はこの本を購入しておしまい。この本の著者、北國浩二氏は2003年に第5回日本SF新人賞に佳作入選した新人作家。長編はこの作品が2作目とのこと。どのような作品になっているのか楽しみである。

 今月は本当はミステリーランドが出るはずだったのだが、来月に延びたらしい。そういえば講談社ノベルスから出るはずだった西尾氏の作品も延びていたな。まぁ、それらも含めて11月も色々と買うことになりそうである。

 2006年10月28日  暗黒の塔、ついに佳境へ
 本日の購入本
 「死の相続」 セオドア・ロスコー(原書房:ヴィンテージ・ミステリー)
 「ダーク・タワーⅦ 暗黒の塔 上」 スティーヴン・キング(新潮文庫)

 先日買いそびれたヴィンテージ・ミステリーの新刊「死の相続」を購入。これもあまりカバーの状態はよくなかったのだが、妥協して購入。あらすじを見ると、ちょっと変わった密室ものらしく、これも早めに読んでおきたい本である。

 そして「ダーク・ターワー」はついに最終巻へ。今年中にすべて出るという話であったが、10月、11月、12月と3ヶ月連続で上中下巻が刊行されるとのこと。これで、今年中に完結!!・・・・・・となるのだが、私自身は全然追いついておらず・・・・・・来年中には全部読み終えたい・・・・・・・と思っている・・・・・・・たぶん。

 2006年10月26日  スリープ村
 本日の購入本
 「スリープ村の殺人者」 ミルワード・ケネディ 新樹社
 「闇に葬れ」 ジョン・ブラックバーン(論創社:論創海外ミステリ56)
 「六つの奇妙な物」 クリストファー・セント・ジョン・スプリッグ(論創社:論創海外ミステリ57)

 先日紹介した新樹社ミステリが本屋に並んでいたので、さっそく購入。帯だけ見た限りではなんか面白そう。これはミステリランキングに投票するために、今月中に読むべきか、どうするべきか・・・・・・

 あと、原書房からセオドア・ロスコー「死の相続」も出ていたのだが、こちらはカバーの状態が悪かったので買い控えた。週末どこかへ捜しに行くか。

 2006年10月24日  海外ミステリ企画相次ぐ
 新樹社ミステリの新刊が出てからだいぶ時間が経った。最後に出たのはノックスの「閘門の足跡」(2004年9月)だっただろうか。新樹社のHP上には今後出版される作品ということで、何作かがあげられていたのだが、それがなかなか出なかった。
 しかし、ようやく今月に復帰となる予定。待望の新刊は

 「スリープ村の殺人者」 ミルワード・ケネディ

 ミルワード・ケネディといっても日本では国書刊行会から1作品しか出版されていないようで、あまり知られていない作家である。とはいえ、これからも続刊が出てくれそうなので、この企画は期待してもよいであろう。


 そしてもう一つ、長崎出版というところからも海外ミステリ企画を立ち上げ、これから古典作品を紹介していくとのことである。最初に出版される作品は何かというと、

 「証拠は語る」 マイケル・イネス

 今月出る(?)かもしれない。地道ながらも、イネスの作品って結構訳されてきているような気がする。企画、作家ともに古典本格推理小説のブームに火を付けることになるのだろうか?

 年末だというのに、いろいろな企画が立ち上がり、まだまだ年末のランキングに余談を許さない状況となっている。

 2006年10月21日  月刊・島田荘司続く
 本日の購入本
 「中村美与子 探偵小説選」 論創ミステリ叢書
 「ラギッド・ガール 廃園の天使2」 飛浩隆(ハヤカワSFシリーズJコレクション)
 「犬坊里美の冒険」 島田荘司(カッパ・ノベルス)

「グラン・ヴァカンス」に続く2冊目がついに出た。思ったよりも早かったような気もするが、実は4年ぶりの続刊となる。その4年の間にも、Jコレクションのシリーズが出続けていたために短く感じられたのだろう。そういうこともあり、この本をすぐにも読みたいところであるのだが、Jコレの積読が4冊も・・・・・・。こりゃ、年越しかな・・・・・・

 そして月刊・島田荘司企画が今月も続いている。新刊は島田氏の本を読み続けていれば誰もが知っている犬坊里美が主人公となる作品。島田氏が書く作品の中で、これほど若い女性が主人公というものはほとんどなかったように思えるのだが。そんなこともあり、色々な意味で読むのが楽しみな本である。

 2006年10月19日  挑戦篇
 本日の購入本
 「鮎川哲也コレクション挑戦篇3 二つの標的」 出版芸術社

 これで“鮎川哲也コレクション挑戦篇”の3冊が出揃った。そして・・・・・・3冊の積読がたまった・・・・・・。いや、ほんとに面白そうなので読みたいとは思っているんだけど・・・・・・鮎川哲也氏の積読だけで20冊くらい・・・・・・

 と、そんなこんなで、ポツポツと1冊ずつ新刊を買っている一週間。

 2006年10月17日  <KAWADE MYSTERY> 開幕
 本日の購入本
 「10ドルだって大金だ」 ジャック・リッチー(河出書房新社:<KAWADE MYSTERY>)

 昨年「クライムマシン」で有名となったジャック・リッチーの短編が今度は河出書房によって出版された。
 これは今まで晶文社が<晶文社ミステリ>として海外ミステリを積極的に出版してきたのだが、経営方針の転換により、ミステリ作品を出版しない事となった。それにより、いくつかの企画が棚上げになってしまったのだが、その企画をそのまま河出書房新社が継ぐ事となった。そして、この「10ドルだって大金だ」によって<KAWADE MYSTERY>が新たに始まる事となった。
 今後、マイケル・イネスやグラディス・ミッチェルの作品を出版する予定だそうだ。

 2006年10月14日  久々に色々と
 今日は予定のものだけでなく、久しぶりに色々と買い込んでしまった。
 本日の購入本
 「論理の蜘蛛の巣の中で」 巽昌章(講談社)
 「殺しの時間」 若島正(バジリコ)
 「独白するユニバーサル横メルカトル」 平山夢明(光文社)
 「ABAの殺人」 アイザック・アシモフ(創元推理文庫)
 「シグニット号の死」 フリーマン・W・クロフツ(創元推理文庫)
 「鑢−名探偵ゲスリン登場」 フィリップ・マクドナルド(創元推理文庫)

「論理の蜘蛛の巣の中で」だけを捜しにいったつもりが、これだけの本を買ってきてしまった。
「論理の蜘蛛の巣」と「殺しの時間」はミステリ書評。
「独白する・・・」は8月に出ていた平山氏の短編集であるが、表紙を見て、なんとなく購入。ようするに“ジャケ買い”。
 創元推理文庫の3冊は今年の創元社復刊フェアの本。とりあえずこの3冊を購入。ちなみに“鑢”は“やすり”。

 2006年10月12日  本日は光文社文庫を
 「邪馬台国の秘密 <新装版>」 高木彬光(光文社文庫)
 「シャーロック・ホームズの生還」 アーサー・コナン・ドイル(光文社文庫)

 本日は光文社文庫の2冊を購入。買い続けているけど読んでいない、高木彬光<新装版>シリーズと、順調に読み続けているシャーロック・ホームズ<新訳版>。

 明日は講談社文庫の発売日だが、とくにめぼしをつけているものはなく、今週はこのくらいになるかもしれない。まぁ、とりあえず本屋へ行って物色してみようとは思っているが。

 2006年10月9日  ようやく“Op”読了
 連休を利用して、読み残したままとなっていた「Op. ローズダスト」の下巻を一気に読んでみた。これも今年中に読みたかった積読である。
 しかし、福井氏の最近の作品はなんでもかんでも超大作となってしまう。もちろん、面白い事は間違いないので今年も“このミス”ランキングあたりでは、トップ10をにぎわしてくれることであろう。ただ、これは映画化するのは難しいのではないかなと・・・・・・

 2006年10月6日  雨の中でも本屋へと
 本日の購入本
 「獣どもの街」 ジェイムズ・エルロイ(文春文庫)
 「メイプル・ストリートの家」 スティーヴン・キング(文春文庫)
 「箱の中の天国と地獄」 矢野龍王(講談社ノベルス)
 「ナイチンゲールの沈黙」 海堂尊(宝島社)

 エルロイの本は2004年に書かれた短編を集めたオリジナル文庫作品。
 キングの本は分冊短編集の3冊目。
 矢野氏はメフィスト賞作家で、これが3作目。
 海堂氏は今年“このミス大賞”をとった作家で、早くも2冊目。

 と、今日はこんなところを買ってきた。講談社ノベルスからは他にもミステリ作品が何冊かあったのだが、触手が動いたのは1冊だけ(その1冊もそれほど期待はしていないのだが・・・)。とにかく早めに読みたいのは「ナイチンゲール」。さっそく連休中にでもどうかと。

 2006年10月3日  “邪魅”をなんとか読み終わり
 四日かけて「邪魅の雫」を読み終えることができた。次はアリンガムの「屍衣の流行」にチャレンジだ。そろそろ年末も差し迫ってきたので、今年中に読まなければならない本の選定と読破に忙しくなってきた。

 とはいえ、まだまだ10月なのでこれからも面白そうな本はどんどんと出てくるのであろう。今月特に注目しているのは、今年の“このミス大賞”をとって話題になった海堂氏の新作「ナイチンゲールの沈黙」。これこそ、読まなければ年を越せない小説といっても過言ではないだろう・・・・・・・・・たぶん。