一言、二言

過去の一言、二言
 2006年4月30日  少しずつ少しずつ
 なんとかファイナルファンタジーの合間合間に時間を見つけて読書をするという始末。そんな中、4、5日かかって「ぼくのメジャースプーン」を読み終える。このページ数だったら本当なら二日で読めるはずなのに・・・・・・。と、遅々としてなかなかはかどらない中でも時間をとってなんとか読み進めている。今日は寝る前に「ワイルド・ソウル」を読み終えたいところ。

 本当はできれば多々ある積読の数々を消化したいところ。「Op. ローズダスト」だって、早めに読んでおきたい。宮部みゆき氏の「模倣犯」はいまだに読んでいない(ハードカバーで買っている)。高村薫氏のハードカバーもたまってきている。その他海外ものもと・・・・・・とにかく読みたい本が山積み。ただ、色々とありすぎて手を付けられないというのも事実なのであるが・・・・・・

 2006年4月29日  今週から来週は?
 世間ではGWが始まっている。ただ、このサイトにとっては長期間の休みというのはネタがなくなるだけのこと。なにしろ来週はこれといった新刊も出ないようだし。めぼしいものは当然のごとく連休明けとなるだろう。

 例年であれば、このサイトの中で何か課題図書を決めて期間内に読めるかどうかという事をやったりしているのだが、現在読み途中の作品が多数転がっていて身動きが取れない状態である。
 今読んでいるのは「ぼくのメジャースプーン」「ワイルド・ソウル」「ハイドゥナン 上」といったところ。他にも「劫火 下」をまだ読んでいなかったり、乱歩全集が第3巻の途中でとまっていたりと、手の届く範囲での読んでいない本が多すぎる状態。これはもう積読を読むということではなく、日々の読書をこなすだけで精一杯。まぁ、その辺の状況を逐一説明しつつ、この連休の更新を乗り切っていこうと思っている。

 ・・・・・・えっ、連休の予定? 決まっているのはファイナルファンタジーをやるということぐらい。

 2006年4月26日  昨日の購入本
 昨日はH・R のせいで購入本のことを書けなかったので、本日改めて、
 昨日の購入本
 「出口のない部屋」 岸田るり子(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
 「エヴィー」 ヴェラ・キャスパリ(論創海外ミステリ)
 「ママ、死体を発見す」 クレイグ・ライス(論創海外ミステリ)
 「久山秀子探偵小説選Ⅲ」 (論創ミステリ叢書)

 ミステリ・フロンティアからは鮎川賞を受賞した岸田氏の2作目が登場。岸田氏のデビュー作「密室の鎮魂歌」がすばらしい出来であったので、2作目にも期待が高まる。実を言えば、今月一番期待していた本である。

 論創海外ミステリは2冊しか買えなかったのではなく、今月は2冊のみとなったようだ。連番で“46”が抜けて47、48が刊行されているので、46番となる「悪魔の栄光」は来月出るのであろう。ちなみに来月の刊行予定では「フォーチュン氏登場」を含めての2冊の予定だそうだ。これからは月2冊で刊行されるのだろうか? 読むほうとしてはそのほうが助かるのだが。
 ちなみに、ライスの本はジプシー・ローズ・リー名義で出した作品。ヴェラ・キャスパリのほうは全くの未知。タイトルからして、表紙に今人気の“エビちゃん”でものせていたら面白いと思うのだが。

 論創ミステリ叢書は最近、毎月刊行となっている。今月は久山秀子の三冊目。全く読んでいないシリーズにも関わらず、全巻購入している自分を褒めたくなる今日この頃。

 2006年4月25日  本の中の紐の話 その2
 ugnol:昨日の文章は、もう少し文学的にというか、ホラーテイストにまとめたかったなぁ
 H・R: フォ、フォ、フォ、フォーーー!

 ugnol:おぉ、H・R 久しぶりだな
 H・R: ugnolさん、昨日の文章見ましたよ。暗いなぁ、暗すぎますよ

 ugnol:な、なんだよ急に
 H・R: 紐の嫌なところばかりを見ないで、もっと暖かい目で見てあげてくださいよ

 ugnol:って、言われてもなぁ
 H・R: あの紐も実は色んな使い方で読者の役に立っているんですよ

 ugnol:例えば?


 H・R: 小粋に紐を肩にかけショルダーバック風にきめてみるとか
 ugnol:・・・・・・ちぎれるぞ

 H・R: 護身用に紐を持って本を振り回してみるとか
 ugnol:・・・・・・だからちぎれるって

 H・R: 紐を手に持って、犬の散歩ならぬ本の散歩
 ugnol:・・・・・・そこまで紐は長くない

 H・R: 火事になったときも、この紐があれば軽く3階から脱出
 ugnol:・・・・・・どこまで長いんだよ

 H・R: 風の強い日に、外で紐を持てば、本が自然に空へと浮き上がる
 ugnol:・・・・・・凧じゃないんだから

 H・R: ときには靴紐がわりに使ってみたり
 ugnol:・・・・・・ねぇ、それとっちゃうの? 本からとっちゃうの?

 H・R: USBに挿入すると本の中身をパソコンで認識
 ugnol:・・・・・・いつの間にそんな機能が!?

 H・R: たまには女の世話になってみるのもいいだろう
 ugnol:・・・・・・って、“ひも”違いだろう!!


 ugnol:役に立ってないよ、ぜんぜん世の中の役に立っていないよ!!!
 H・R: まぁまぁ、ugnolさん落ち着いて

 ugnol:はぁ、はぁ、ぜい、ぜい・・・・・・
 H・R: とまぁ、実際に出来るかどうかは別として、無限の可能性を秘めているってことですよ

 ugnol:いかん、あやうく納得しそうになるところだった
 H・R: 何はともあれ、嫌ってばかりいないで、良い方向で世の中を見て行きましょうってこと

 ugnol:なんか適当にはぐらかされたような
 H・R: というわけで、本についている紐、フゥーーー!



 2006年4月24日  本の中の紐の話
 ハードカバーの多くには、本自体にしおりの役目をする紐が付いている。この名称を正式には何というのか忘れてしまったのだが(法月氏の短編に、本のパーツについて事細かく説明しているものがあったはずだが)、この紐がどうしても邪魔に感じてならない。

 私はその紐は使わずに、文庫本の中に入っていたり、または書店でもらったりする紙のしおりを使っている(ここで区別するのが面倒なので、本に付いているものを“紐”、別添えの長方形のものを“しおり”と便宜的に使い分ける事にする。
 しおりをどうしても亡くしてしまうとか、本にあらかじめ付いていたほうが便利であるという人にとっては紐の存在は役に立つものであろう。しかし、紐を活用する気のないものにとってはあれほど邪魔なものはない。

 きちんと本の中におさまってくれないあの紐が邪魔だ。
 本の下からだらしなく垂れ下がってくるのが邪魔だ。
 本の中に紐の跡がついてしまうのが邪魔だ。
 赤い色で変な存在感を示しているのが邪魔だ。

等々、あまり言い過ぎると病的な感じになってしまうのだが、とにかく私にとっては邪魔なのである。あの紐が環境にやさしいのかやさしくないのか、何のために無理をしてでも付けなければならないかはよくわからないが、いつもなんとかならないものかなと感じているところである。
 ・・・・・・結局のところ、あれが便利だっていう人が結構いるということなのだろうか。

 2006年4月22日  リーバス警部、文庫2作目
 本日の購入本
 「影と陰」 イアン・ランキン(ハヤカワ文庫HM)
 「カンニング少女」 黒田研二(文藝春秋)

 イアン・ランキンの作品は新作ではなく、「紐と十字架」に続いてのリーバス警部シリーズ第2作目。このぶんなら、徐々にシリーズ全巻訳される事になるであろう。といいつつも、このシリーズも積読がたまりすぎ。なかなかリアルタイムで読むことができなくて・・・・・・。初期のこの作品のようにページ数が薄ければよいのだが、「黒と青」以降は、どれもやたらとページが厚くて・・・・・・。

 黒田研二氏の新作は「カンニング少女」。とある目的のために超難関高校へ受験しようとするのだが、その手段としてカンニングを用いるのだと・・・・・・ということくらいしかわからない。いったい、どのような展開がなされるのか? 薄い本で読みやすそうなので、真っ先に読んでみようかな。

 2006年4月20日  久々の的場智久
 本日の購入本
 「狂い咲く薔薇を君に 牧場智久の雑役」 竹本健治(カッパ・ノベルス)

 久々の竹本氏の作品、久々の牧場智久シリーズ・・・・・・にしては表紙がやけに漫画チックな・・・・・・。今まで牧場智久シリーズを読んでいる人であれば、表紙になどこだわらないと思うのだが、これから新たなファンを獲得しようと思ったら、こういう表紙が最も効果的なのであろうか?
 牧場智久シリーズは今まで全て読んできたのだが、なぜか今日までずっと“牧場”ではなく“的場”だと思っていた。間違いに気づき、あわててHPの中身を直したところ。

 2006年4月18日  まだ月の半ばだが
 まだ月の半ばでしかないのだが、何となくもう月末のように感じてしまう。というのも、今月のめぼしい新刊本が残り少ないからだ。今週はカッパ・ノベルスの新刊を買って、他に数冊。来週にいたっては買う本がほとんどないという始末である。既に、ゴールデンウィーク気分といったところだ。まぁ、本を買ってもファイナルファンタジーばかりやっているので、読んでいる暇がないからちょうどいいのだが。

 とはいうものの、本をそのままためておくわけにもいかないため、今週は国内の読みやすそうなものから片付けていこうとおもっている。まずは「トロピカルパフェ」あたりからがいいだろう。忙しい中で(あくまでもゲームによるものだけど)、どれだけ読書をこなすことができるか。まさに自分自身との戦いである(そんなたいそうなものではない)。

 2006年4月15日  昨日、更新できたのに・・・・・・
 昨日、新刊を購入したのでUPしようと思っていたのだが・・・・・・ファイナルファンタジーに熱中してしまってつい・・・・・・。最近ずっとこんな感じ。
 そこで昨日の購入本
 「黒と茶の幻想」 恩田陸(講談社文庫 上下)
 「ダーク」 桐野夏生(講談社文庫 上下)
 「町長選挙」 奥田英朗(文藝春秋)

 恩田氏の「黒と茶」はハードカバーで既読であるのだが、ハードカバーは売ってしまったので文庫で買いなおしておこうかなと。講談社から出ている何作品が互いにリンク(というほどでもないようだが)しているようなので、そのうちまとめて読んでみようなどと思ったりしている(いつになることやら)。

 桐野氏の「ダーク」は・・・・・・これは別に上下巻に分ける必要はないと思う。でも、そのほうが読みやすそうだから、まぁいいか。女探偵ミロのシリーズ。

 ついに出た第三弾、精神科医・伊良部シリーズの最新刊が登場。もはや説明する必要もない、待ちに待った一冊である。ただ、奥田氏のとってこれが一番の代表作となってしまうのはどんなものなのだろうか。まぁ、これからどんどん良い小説を書いてくれるとは思うのだが。

 2006年4月12日  インディゴ、新装、回想
 本日の購入本
 「チョコレートビースト」 加藤実秋(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
 「人形はなぜ殺される <新装版>」 高木彬光(光文社文庫)
 「シャーロック・ホームズの回想」 コナン・ドイル(光文社文庫)

 ミステリ・フロンティアの新刊は「チョコレートビースト」、「インディゴの夜」の第2弾。ホスト倶楽部の面々が活躍する探偵譚。

 高木彬光<新装版>の今月の刊行は「人形はなぜ殺される」。既読ではあるが、あまりよく憶えていない。なんとなく名作であったということだけは憶えている。これは再読の価値あり。

 ホームズ新訳版の第2弾は「回想」。先週、ようやく「冒険」を読み終わり、すぐにでも読むことの出来る準備は整えた。次回の作品が出る7月までには読んでおこう。

 2006年4月11日  雨が降ろうとトロピカル
 本日の購入本
 「夏期限定トロピカルパフェ事件」 米澤穂信(創元推理文庫)
 「特盛! SF翻訳講座」 大森望(研究社)

 明日あたりに光文社文庫と創元社から出る本をまとめて買おうと思っていたのだが、今日本屋にいったら新刊本を一冊見つけたので即購入。第2弾は「トロピカルパフェ」ときたもんだ。前作はなかなか人気が高かったというか、米澤氏自身の人気が急上昇しているという感じであるが、今回の内容はどのようなものか。油断して読んでいたりすると足をすくわれたりする可能性もあるので、心して読むこととしよう。

「特盛!」については買うかどうか迷っていたのだが、ついになんとなく衝動買い。まぁ、後悔するということはまずないであろう。買えるうちに買っておくべき本といったところか。

 2006年4月8日  変則の三冊
 本日の購入本
 「セントラル・パーク事件」 クレイグ・ライス(ハヤカワ文庫HM)
 「明日なき二人」 ジェイムズ・クラムリー(ハヤカワ文庫HM)
 「手袋の中の手」 レックス・スタウト(ハヤカワミステリ)

「セントラル・パーク事件」はマローン・シリーズではなく、ビンゴとハンサムという二人が活躍するシリーズもの。シリーズとはいっても彼等が登場する長編はこの作品を含めて3冊のみとのこと。

 クラムリー描く小説の主人公というと探偵のミロと同じく探偵のシュグルーが活躍シリーズがあるが、本書はこの二人が競演するという豪華な内容。

 また「手袋の中の手」はネロ・ウルフのシリーズではなく、女探偵ドル・ボナーが活躍するもの。とはいえ、シリーズではなく、他にこの探偵が主人公として活躍した小説はないようである。1937年の出版ということで、女探偵が受けいられるにはまだ早すぎた時代であったのかもしれない。

 2006年4月7日  ようやく4月の新刊
 本日の購入本
 「ぼくのメジャースプーン」 辻村深月(講談社ノベルス)
 「宇宙クリケット大戦争」 ダグラス・アダムス(河出文庫)
 「生誕祭」 馳星周(文春文庫 上下巻)
 「荒ぶる血」 ジェイムズ・カルロス・ブレイク(文春文庫)

 最近のメフィスト賞作家の中では検討していると言ってよいであろう、辻村氏の新刊は「ぼくのメジャースプーン」。不思議な力を持つ小学生の話らしい。辻村氏の作品はだんだんとミステリから離れつつあるようだが、今回はどうだろうか。あまり離れすぎない方向で書いてくれるのが望ましいのだが・・・・・・

 待ちに待った「銀河ヒッチハイク・ガイド」シリーズの第3弾。前回までの続きから、今回はどのような展開へと突入していくのやら。どうもアーサー・デントが銀河を救うらしいのだがなんとも眉唾な・・・・・・

 馳星周氏の「生誕祭」が文庫化。なかなかの大作のようで分厚い本で上下巻。今のところ「マンゴー・レイン」と「ダーク・ムーン」のそれぞれ文庫版が積読になっていて、なかなか着手できそうにないかも。

 去年「無頼の掟」がヒットしたブレイクの新刊が登場!! ・・・・・・と、いいつつ買ってはあるのだけれど「無頼の掟」、まだ読んでいない。そっちを先に読んでから、この「荒ぶる血」に着手することにしよう・・・・・・なんかそんなのばっかり。

 2006年4月5日  今年は島田荘司がすごい!?
 今年の島田荘司氏の新刊予定がすごいことに。そのラインナップ一覧はというと

○「島田荘司全集 第1回配本」 南雲堂 5月予定
  (収録作品「占星術殺人事件」「斜め屋敷の犯罪」「死者が飲む水」)
○「帝都衛星軌道」 講談社 5月予定
  (「メフィスト」に掲載された本編と、同書掲載の「ジャングルの虫たち」を加筆した中編集 )
○「最後の一球」 原書房 6月予定
  (「季刊・島田荘司4」に収録されたものを、大幅加筆にて長編化)
○「人魚の悲しみ(仮題)」原書房 7月予定
  (「海と毒薬」「人魚兵器」「耳の光る児」などを集めた短編集)
○「UFO大通り」 講談社 8月予定
  (他「傘を折る女」を同時収録した、御手洗潔シリーズの中編集)
○「犬坊里美の冒険・弁護士修習編」 カッパノベルス 9月予定
  (現在連載中のものをノベルズ化)

といったところ・・・・・・これ全部が出たら本当にすごいな。ただ惜しいのは書下ろしがないこと。とはいえ、私自身は読んでいないのがほとんどなのでどれもが楽しみである。
 そんな中迷っているのは「島田荘司全集」。今後の見通しが不確定のため、買ってよいのかどうなのか。それ以外は購入しようと思っているのだけれども。

 2006年4月3日  4月の注目本
 H・R:“4月の新刊紹介、フゥーーー!

 ugnol:ダグラス・アダムス「宇宙クリケット大戦争」(河出文庫)、注目シリーズの第三巻がようやく出る。
 H・R: B級コメディSF、フゥーーー!

 ugnol:講談社ノベルス、期待の新人・辻村深月の新作「ぼくのメジャースプーン」
 H・R: 今度は超能力!?、フゥーーー!

 ugnol:創元推理文庫からは米澤穂信の「夏期限定トロピカルパフェ事件」
 H・R: いちごタルトに続け、フゥーーー!

 ugnol:さらに創元社から、鮎川賞受賞者・岸田るり子「出口のない部屋」
 H・R: 受賞第一作目はミステリ・フロンティアだ、フゥーーー!

 ugnol:ハヤカワ文庫からイアン・ランキンの「影と陰」
 H・R: リーバス警部の初期作品か?、フゥーーー!

 ugnol:文藝春秋からは奥田英朗の「町長選挙」
 H・R: 精神科医・伊良部の第3弾、フゥーーー!

 ugnol:と、こんなところだけど、こんな紹介の仕方でいいのかな?
 H・R: 勢いがあればそれで良し、フゥーーー!

 2006年4月1日  エイプリル
 H・R:“エイプリル、フゥーーー、・・・・・・ル
 ugnol:・・・・・・

 H・R: ・・・・・・
 ugnol:・・・・・・

 H・R: いや、それだけ
 ugnol:うそ!


 どうでもいい更新ですみません。