「セントラル・パーク事件」はマローン・シリーズではなく、ビンゴとハンサムという二人が活躍するシリーズもの。シリーズとはいっても彼等が登場する長編はこの作品を含めて3冊のみとのこと。
また「手袋の中の手」はネロ・ウルフのシリーズではなく、女探偵ドル・ボナーが活躍するもの。とはいえ、シリーズではなく、他にこの探偵が主人公として活躍した小説はないようである。1937年の出版ということで、女探偵が受けいられるにはまだ早すぎた時代であったのかもしれない。
本日の購入本
「ぼくのメジャースプーン」 辻村深月(講談社ノベルス)
「宇宙クリケット大戦争」 ダグラス・アダムス(河出文庫)
「生誕祭」 馳星周(文春文庫 上下巻)
「荒ぶる血」 ジェイムズ・カルロス・ブレイク(文春文庫)
最近のメフィスト賞作家の中では検討していると言ってよいであろう、辻村氏の新刊は「ぼくのメジャースプーン」。不思議な力を持つ小学生の話らしい。辻村氏の作品はだんだんとミステリから離れつつあるようだが、今回はどうだろうか。あまり離れすぎない方向で書いてくれるのが望ましいのだが・・・・・・
待ちに待った「銀河ヒッチハイク・ガイド」シリーズの第3弾。前回までの続きから、今回はどのような展開へと突入していくのやら。どうもアーサー・デントが銀河を救うらしいのだがなんとも眉唾な・・・・・・
馳星周氏の「生誕祭」が文庫化。なかなかの大作のようで分厚い本で上下巻。今のところ「マンゴー・レイン」と「ダーク・ムーン」のそれぞれ文庫版が積読になっていて、なかなか着手できそうにないかも。
去年「無頼の掟」がヒットしたブレイクの新刊が登場!! ・・・・・・と、いいつつ買ってはあるのだけれど「無頼の掟」、まだ読んでいない。そっちを先に読んでから、この「荒ぶる血」に着手することにしよう・・・・・・なんかそんなのばっかり。
2006年4月5日 今年は島田荘司がすごい!?
今年の島田荘司氏の新刊予定がすごいことに。そのラインナップ一覧はというと
○「島田荘司全集 第1回配本」 南雲堂 5月予定
(収録作品「占星術殺人事件」「斜め屋敷の犯罪」「死者が飲む水」)
○「帝都衛星軌道」 講談社 5月予定
(「メフィスト」に掲載された本編と、同書掲載の「ジャングルの虫たち」を加筆した中編集 )
○「最後の一球」 原書房 6月予定
(「季刊・島田荘司4」に収録されたものを、大幅加筆にて長編化)
○「人魚の悲しみ(仮題)」原書房 7月予定
(「海と毒薬」「人魚兵器」「耳の光る児」などを集めた短編集)
○「UFO大通り」 講談社 8月予定
(他「傘を折る女」を同時収録した、御手洗潔シリーズの中編集)
○「犬坊里美の冒険・弁護士修習編」 カッパノベルス 9月予定
(現在連載中のものをノベルズ化)
といったところ・・・・・・これ全部が出たら本当にすごいな。ただ惜しいのは書下ろしがないこと。とはいえ、私自身は読んでいないのがほとんどなのでどれもが楽しみである。
そんな中迷っているのは「島田荘司全集」。今後の見通しが不確定のため、買ってよいのかどうなのか。それ以外は購入しようと思っているのだけれども。
2006年4月3日 4月の注目本
H・R:“4月の新刊紹介、フゥーーー!
ugnol:ダグラス・アダムス「宇宙クリケット大戦争」(河出文庫)、注目シリーズの第三巻がようやく出る。
H・R: B級コメディSF、フゥーーー!
ugnol:講談社ノベルス、期待の新人・辻村深月の新作「ぼくのメジャースプーン」
H・R: 今度は超能力!?、フゥーーー!
ugnol:創元推理文庫からは米澤穂信の「夏期限定トロピカルパフェ事件」
H・R: いちごタルトに続け、フゥーーー!
ugnol:さらに創元社から、鮎川賞受賞者・岸田るり子「出口のない部屋」
H・R: 受賞第一作目はミステリ・フロンティアだ、フゥーーー!
ugnol:ハヤカワ文庫からイアン・ランキンの「影と陰」
H・R: リーバス警部の初期作品か?、フゥーーー!
ugnol:文藝春秋からは奥田英朗の「町長選挙」
H・R: 精神科医・伊良部の第3弾、フゥーーー!
ugnol:と、こんなところだけど、こんな紹介の仕方でいいのかな?
H・R: 勢いがあればそれで良し、フゥーーー!
2006年4月1日 エイプリル
H・R:“エイプリル、フゥーーー、・・・・・・ル
ugnol:・・・・・・
H・R: ・・・・・・
ugnol:・・・・・・
H・R: いや、それだけ
ugnol:うそ!
どうでもいい更新ですみません。