第6回「本格ミステリ大賞」の候補作となった道尾秀介の「向日葵の咲かない夏」を捜しているのだが、なかなか見つからない。近所のめぼしい本屋はまわったのだが、どこにも置いていなかった。今回、候補作となったことで、これから増刷されるのであろうか。早く手にとって読んでみたいものである。今月くらいは様子を見て、最終的には通販で入手しようと考えている。
本日の購入本
「ヴードゥーの悪魔」 ジョン・ディクスン・カー(原書房ビンテージ・ミステリー)
「夢みる宝石」 シオドア・スタージョン(ハヤカワ文庫)
「タフの方舟 1.禍つ星」 ジョージ・R・R・マーティン(ハヤカワ文庫)
「天才・龍之介がゆく! 連殺魔法陣」 柄刀一(ノン・ノベル)
いつか出る、いつか出ると言われた長編がとうとう翻訳された。ディクスン・カー最後の未訳長編「Papa La-bas」が邦題「ヴードゥーの悪魔」のタイトルで刊行。カーお得意の歴史長編ミステリ。これは今のうちに買わなければ損!!
スタージョンの作品は短編だと思い込んでいたら長編であった。これは読むのが楽しみ。
マーティンの作品はさっそく、昨日買ってきた「SFが読みたい!」を参考に買ってきた本。続編も出ているので、早いうちに入手しておこう。
近年、一年のうちの2月に毎年出ている“天才・龍之介”シリーズ。これは安定した楽しさを味わえる作品。
2006年2月9日 乱歩全集完結
本日の購入本
「江戸川乱歩全集29 探偵小説四十年 下」(光文社文庫)
「能面殺人事件 <新装版>」 高木彬光(光文社文庫)
「SFが読みたい! 2006年版」 SFマガジン編集部編(早川書房)
とうとう“江戸川乱歩全集”が完結を迎えた。出揃うまで、かなり長い期間がかかったなぁ。30冊だから1ヶ月に1冊としても2年以上はかかっている。しかし、長い期間にわたっている割には読んだ本が少ないなぁと・・・・・・。これからゆっくりと読んで行きたいと思っている。まさに一生の課題であろう(それは長すぎか)。
と、乱歩の積読の事を言っておきながら、次は高木彬光の積読の話。これも新装版を買い集めているが全く手をつけていない。これも一生に渡る課題である(そればっかりだ)。
そして、これも楽しみの一つ「SFが読みたい!」の2006年版が出た。今までの経緯を見ると、グレッグ・イーガンが強いなぁと思っていのだが・・・・・・
それはさておき、これを読めば面白そうなSFを捜すのには便利である。これでまたもや積読の山が築かれることに。
2006年2月7日 謎の多い、今日の新刊
本日の購入本
「聖域の殺戮」 二階堂黎人(講談社ノベルス)
「消えた探偵」 秋月涼介(講談社ノベルス)
「円環の孤独」 佐飛通俊講(講談社ノベルス)
「繋がれた明日」 真保裕一(朝日文庫)
「包帯クラブ The Bandage Club」 天童荒太(ちくまプリマー新書)
最近は本の内容よりも違う事で話題の二階堂氏。今回の新刊は、たしか講談社のミステリーランド用に書いたものの、そちらでは出版されなかったはずの本。何ゆえ、講談社からSFミステリー? まぁ、面白そうだからいいけれど。
秋月氏の本は前作でもう懲りたはずなのだが・・・・・・何ゆえ買ってしまったのか、自分自身が一番不思議である。なんとなく表紙の雰囲気から買ってしまった本。よい内容であればいいのだけれど。
そして講談社ノベルスからの新刊で、本格ミステリーらしき作品を書いた新人なのに、何故かメフィスト賞受賞作ではない「円環の孤独」。メフィスト賞として売り込んだわけではなくて、別のルートから売り込んだのだろうか? 不思議ではあるが、読むのが楽しみな本である。
真保氏の「繋がれた明日」は若干、文庫化が早いような気がするが、そこはドラマ化に合わせてのことのようだ。何はともあれ、真保氏の本ならば安心して読める。
そして6年ぶりの書下ろし長編小説を引っさげて登場したのは天童氏。ただ、なんで“ちくまプリマー新書”? 初めて買ったよ、プリマー新書なんて。最初は掲載した雑誌のからみかとか思ったのだが、書下ろしって書いてあるから違うだろうし・・・・・・これが一番不思議。
2006年2月6日 第6回「本格ミステリ大賞」候補作
第6回「本格ミステリ大賞」候補作決定
「扉は閉ざされたまま」 石持浅海
「摩天楼の怪人」 島田荘司
「ゴーレムの檻」 柄刀一
「容疑者Xの献身」 東野圭吾
「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介
今年もこの時期がやってきた。たぶんまた“インターネットによる投票”があると思うので、これに備えなくては。
未読なのは「向日葵の咲かない夏」。というか、存在すら知らなかった。早々に本屋へ捜しに行かなくては。
実は、そろそろこの時期が来ると思い、もしや候補作になるのではと「マヂック・オペラ」を慌てて読んだところである。結局候補作になっていなかったのだが・・・・・・
2006年2月4日 おぉ、論創ミステリ叢書が!
本日の購入本
「徳冨蘆花 探偵小説選」 (論創社:論創ミステリ叢書13)
おぉ、久々に論創ミステリ叢書が出ていた! ここ最近は半年ごとのペースになっているようだ。
今回の著者は“徳冨蘆花”・・・・・・知らない、全然知らない。誰、それ? といったところである。帯には小酒井不木絶賛とか、名探偵穴栗専作の冒険などと書いてあるので、ひょっとしたらすごいものなのかもしれない。
ただ、私にとっては昨日の内容に続き、これも永遠の積読シリーズのひとつ。いや、このミステリ叢書、まだ一冊も読んでいないんだよな。どこから手を付けたらいいのやら・・・・・・
2006年2月3日 3月にエルリックが!
H・R: 2月、フゥーーー
どうもー、最近ご無沙汰してました。ハード・リーダー、略して H・R ですよぅ
ハードな読書家という意味でハード・リーダー。これからもよろしく、フゥーーー
ugnol:今日はやけに説明調だな
H・R: 2月になって初めて見た人のためですよ
ugnol:そうだ、そんな事よりも聞いてくれよ
H・R: どうしました? 何か新しい情報でも??
ugnol:なんと、あの<エルリック・サーガ>が未訳作品も含めた新装版として3月から早川文庫で刊行されるんだよ!
H・R: へーっ
ugnol:昔、読もうと思って一冊買ったものの、そのままほったらかしにして読んでいなかったんだよ
H・R: ・・・・・・
ugnol:これを機会に今度こそはと思ってね
H・R: ・・・・・・
ugnol:ムアコックの作品と言えば、<ルーンの杖秘録>や<ブラス城年代記>は読んだから、ぜひともエルリックも読んでおかなければ・・・・・・
H・R: ところで、まだ途中の<新しい太陽の書>はどうするんですか?
ugnol:えっ・・・・・・
H・R: <女魔術師ポルガラ>もまだ2冊残っているし
ugnol:・・・・・・
H・R: <キャプテン・フューチャー全集>なんて2冊しか読んでないし
ugnol:・・・・・・
H・R: この間、<新訳シャーロック・ホームズ>まで買ってきてるし
ugnol:あぁーーーーーーー、わかってるって、大丈夫だって、きちんと読むって!!!
H・R: <エルリック・サーガー>は本当に読むんでしょうねぇ
ugnol:うーーーん、とりあえず買ってから考える
H・R: たぶん、だめだなこりゃ
ugnol:積読、フゥーーー
H・R: 人の決め台詞、とらないでください
2006年2月1日 クイーンの新作が
本日の購入本
「間違いの悲劇」 エラリー・クイーン(創元推理文庫)
これはクイーンの既刊短編集に収録されていない中短編からなる作品集。これこそクイーン・ファンにとってはお年玉とでもいうべき作品集であろう。
このHP上ではクイーンの長編についてはデータを載せているのだが、短編のほうは何ら取り上げていない。そろそろ、きちんと調べて短編作品のほうもまとめ上げて、データ化しておく必要があるだろう。とりあえず、今年中の課題ということで。
これで1月の新刊本は出揃ったので、心置きなく2月の新刊本へ。めぼしいところが刊行されるのは来週くらいからかな?