晶文社ミステリからの久々の新刊は「最後の審判の巨匠」。伝説の作品(と言われているらしい)がついの登場との歌い文句でやってきた新刊。どんな様相を見せてくれるか楽しみである。期待して読んでみたい。
そして・・・・・・なんと論創海外ミステリが今月も3冊刊行された! これでついに5ヶ月連続だ!! しかも巻末には次の3冊まで予告されている!!! これはもう6ヶ月連続も確実なのか!!!! しかし本当にいつまで続くのか、この先いったい何が刊行されるのか、全く情報なし!!!!! でもがんばって買い抜くぞ!!!!!! 決して読み抜くとは言わないぞ!!!!!!!
今日は久々に新刊を大漁に買うことができた。本日の購入本はこれ!
「ゴーレムの檻」 柄刀一(カッパ・ノベルス)
「名探偵症候群」 船越百恵(カッパ・ノベルス)
「海賊丸漂着異聞」 満坂太郎(創元推理文庫)
「反対進化」 エドモンド・ハミルトン(創元SF文庫)
「彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ!」 エドモンド・ハミルトン(創元SF文庫)
「ビッグ・バッド・シティ」 エド・マクベイン(ハヤカワ文庫HM)
「マンゴー・レイン」 馳星周(角川文庫)
「fの魔弾」を読んだばかりなのに、早くも新刊が・・・龍之介の新刊も読んでないのに・・・。「ゴーレムの檻」は三月宇佐美シリーズの短編集・・・・・・っていえば、これは講談社ノベルスから出ていたシリーズだったのでは? 掲載作品の中には「メフィスト」に載っていたものもあるようなのに何故?? 何かあったのだろうか。
第3回登竜門にてデビューした船越氏の第2作品「名探偵症候群」。前作では、あれこれと話題を提供したようであるが、今作はどうなっているのやら。いろいろな意味で興味津々。
「海賊丸漂着異聞」は第7回鮎川哲也賞受賞作品。でも当時それほど話題にならなかったような・・・・・・この作家の名前も最近聞かないし・・・・・・とはいえ、未読であるので読んでみたいと思っている。
ハミルトンは同時に二冊刊行。キャプテン・フューチャー全集6と厳選短編集の2冊。フューチャーは積読になっているのだが、短編集のほうくらいは読んでおきたいものである。
「ビッグ・バッド・シティ」は87分署シリーズの49作目。このシリーズは積読せずに、ちゃんと読み通している。しかし著者のマクベインはもう70歳を超えているのか。その勢いで、是非とも100歳超えるまで本を書き続けてもらいたい。
馳氏の本も集英社文庫版の「ダーク・ムーン」が積読となっている。さて、どちらから読もうか。「ダーク・ムーン」は上下巻だから「マンゴー・レイン」のほうが読みやすそうかな。
2005年3月24日 空振り続き
カッパ・ノベルスの新刊がそろそろ出ている頃と思い、書店に昨日・今日と行ってみたのだが空振りに終わる。ネットであちこち検索してみると、24日とか25日とかに延びたのではないかと思われる。本が出るのが早い地域であれば、今日にも出ているところがあるのかもしれない。遅くとも週末には出るだろうということを期待して待つしかないだろう。
あと、第32回メフィスト賞の作品も未だ書店で確認できていない。そろそろかと思っていたのだが、こちらは下旬発売ということなのであろうか。
とにかく、そんなわけで空振り続きの日々であった。明日は創元文庫とハヤカワ文庫が間違いなく出ると思われるので、懲りずに、また本屋まで足を伸ばしてみようと思う。
2005年3月22日 店頭確認のみ
連休が終わったばかりで、さすがに新刊はほとんど出ていなかった。今日、見かけたのは「灰色の北壁」真保裕一(講談社)のみ。これは山岳小説の短編集とのこと。とりあえず文庫本待ちということでスルー。真保氏の本は文庫本でそろえようと思っている。
今日あたり第32回メフィスト賞受賞作が発売されるかと思っていたのだが、まだだったようだ。明日には出てるだろうか? 明日はたぶんカッパ・ノベルスの作品が出ていると思うので有れば一緒に買ってこようと考えている。
2005年3月19日 読了のローレライ
やっと「終戦のローレライ」を読み終えた。他の本を読んでいる合間に、ちょこちょこと読んでいたので2ヶ月くらいかかっただろうか。私は「ローレライ」をハードカバーが出た2002年12月にすぐに購入したのだが、その後積読にしたままだった。しかし、それが何時の間にかに文庫化し、映画化しと、世間ではローレライ・ブームが到来していた。そこで負けじと、積読を消化することにしたのだが、いや長かった。本当に長すぎ! これならば上下巻ではなく、10冊くらいに分冊してもらいたいところ。文庫版では4冊になっていたが、それでも長いのではないかと思う。とはいえ、下巻の半分を過ぎたあたりからは、一気に2、3日で読み終えてしまった。確かに面白いことは面白いんだけどねぇ。いや、やっぱり、とにかく長い。
これは映画で見たほうがいいのかも。
2005年3月18日 集英社文庫から
本日の購入本は
「石の中の蜘蛛」 浅暮三文(集英社文庫)
「贋作『坊ちゃん』殺人事件」 柳広司(集英社文庫)
浅暮氏の日本推理作家協会賞受賞作品がついに文庫化! 五感を用いた浅暮ミステリーのなかで、本作品では聴覚を扱っている。単行本のときは買い逃していたので、読むのが楽しみな作品。
柳氏はまだ新人作家というイメージがあるのだが、その著作数はそこそこ多い。しかし、その中で私が読んだことがあるのは1作品だけ。これからの文庫化を機に、どんどん集めていこうかなと考えたり、考えなかったり。・・・・・・あぁ、あと本作品は「坊ちゃん」を扱った作品だと言うことは・・・・・・タイトルを見ればわかることか・・・・・・。
2005年3月17日 講談社文庫の買い残し
山田正紀氏の「神狩り2」がついに刊行。「神狩り」といえば山田氏の処女作であり1975年に刊行された本。それが30年の時を経て、ついに読者の前に光臨!! と、場を盛り上げつつも、私自身は「神狩り」を読んでないのでスルー。
本日の購入本は
「目には見えない何か 中後期短篇集1952-192」 パトリシア・ハイスミス(河出書房新社)
「新本格魔法少女りすか2」 西尾維新(講談社ノベルス)
「時の密室」 芦辺拓(講談社文庫)
初期短編集に続いて、パトリシア・ハイスミスの中後期短編集が刊行された。まだ初期短編集も読んでないので、こちらも当分の間積読。とはいえ、2冊合わせて今年中には読みたいところ。
「りすか2」は前作と同様に、「ファウスト」誌上に掲載された2編と書下ろしの1編を加えた3本立て。「ファウスト」ですでに読んでいるので、書下ろし一本読んでしまえばいいわけだ。今日中に読んじまおうか。
講談社文庫からは芦辺氏の「時の密室」。講談社文庫は15日に何冊か買ったのだが、日にちを分けて買ったと言うわけではない。もっているものと勘違いしていただけである。「時の密室」は立風書房から単行本として出たのだが、その前に「時の誘拐」という作品が同じく立風書房から出版されている。こちらはその後、立風ノベルスを経て講談社文庫から出版された。私はこの「時の誘拐」を立風ノベルス版で購入し、読了した。よって、「時の密室」も立風ノベルスから出るのだろうと思い、待っていたのだが、今回は先に講談社文庫から出てしまったのである。それで見逃してしまったというわけだ。
とはいえ、「時の誘拐」と「時の密室」の2冊が別の会社から出ているものを買ってしまったというのは収まりが悪い。「時の誘拐」の講談社文庫版でも手に入れようかなと、ただいま考え中。
2005年3月15日 講談社文庫と原書房
本日の購入本は
「クラインの壷」 岡嶋二人(講談社文庫)
「ヴァンパイヤー戦争9 ルビヤンカ監獄大襲撃」 笠井潔(講談社文庫)
「事故係生稲昇太の多感」 首藤瓜於(講談社文庫)
「悠久の窓 上下」 R・ゴダード(講談社文庫)
「フライアーズ・パートン館事件」 フィリップ・マクドナルド(原書房)
岡島二人氏の作品はこれですべて講談社文庫で読むことができるようになった。実は私が最初に岡島氏の作品を読んだのは、この「クラインの壺」。最後の作品を最初に読み、それから以前に出た作品を集めて少しずつ読んでいった。あれからもう十何年も経つのかと、ひとり感慨にふける。
“ヴァンパイヤー戦争”も佳境というか、あと2作品で完結となる。これもほぼ1年越しのシリーズとなったが、時が過ぎるのは本当に早い。そして積読がたまるのも早い。
「脳男」により江戸川乱歩賞を受賞した首藤氏の作品が文庫化された。「脳男」とはまたずいぶん違った雰囲気の本のようで、楽しませてくれそうだ。そういえば、首藤氏はこの作品以後、何か本を出していたっけ??
ゴダードの作品もたまっていくなぁ。これで4冊くらい積読になっていたような・・・・・・早く読まねば、早く読まねばとは思っているものの・・・・・・何はともあれ、久々の新作。
原書房のビンテージミステリーは先月に続き、連続刊行。今回はフィリップ・マクドナルドの作品を持ってきた・・・・・・って国書刊行会から出ている「Xに対する逮捕状」を読んだだけで、この著者のことは全然知らない。本書は密室殺人ものとなっているようなのだが、その出来栄えは如何に!?
2005年3月12日 ・・・・・・長い!
本日の購入本は
「ベスト・アメリカン・ミステリ ハーレム・ノクターン」
ジェイムズ・エルロイ&オットー・ペンズラー編(ハヤカワポケミス1768)
と、タイトルがやけに長い一冊を購入。近年、活躍しているアメリカの作家たちのアンソロジー集。マイクル・コナリー、ジョー・R・ランズデール、トマス・H・クックなどと私が日ごろ愛読している作家達の名前も見ることができる。この一冊に今の海外ミステリーがつまっているといってもよさそうな作品集である。
ちなみに来月は「ベスト・アメリカン・ミステリ ジュークボックス・キング」が発売予定。
2005年3月11日 ちくま文庫からまた
本日の購入本は
「山田風太郎忍法帖短篇全集12(完) 剣鬼喇嘛仏」(ちくま文庫)
いや、1ヶ月1冊で12巻であるのだから1年かかったことになる。長かったなぁ。買うだけに費やした一年というのもまたすごい。なにしろまだ一冊も読んでいないのだから・・・・・・
ということで、山田風太郎忍法帖全集は完結したのだが、来月から今度は“明治探偵冒険小説集”というのがちくま文庫から出版される。やってくれるぜ“筑摩書房”。全く息をつく暇がないとはこのことであろう。今度のシリーズは全4巻ということなので、さほど長い期間というわけではない。とはいえ、すぐにまた新しいシリーズが始まることになるのだろうが・・・・・・
2005年3月10日 文庫、大漁日和
今日は購入したい文庫が大量に出ていたので、2件の本屋で半分ずつ購入してきた。
本日の購入本はこれ!
「長い日曜日」 セバスチアン・ジャプリゾ(創元推理文庫)
「クライム・ウェイヴ」 ジェイムズ・エルロイ(文春文庫)
「両性具有迷宮」 西澤保彦(双葉文庫)
「新・本格推理05」 二階堂黎人編(光文社文庫)
「神様からひと言」 荻原浩(光文社文庫)
「蚊取湖殺人事件未定」 泡坂妻夫(光文社文庫)
「江戸川乱歩全集第21巻 ふしぎな人」 (光文社文庫)
「アイトン・フォレストの隠者 カドフェル14」 エリス・ピーターズ(光文社文庫)
と、数が多いので一冊一冊の解説はなし。ただひと言つけくわえるならば、買ってから気づいたことなのだが「両性具有迷宮」の表紙がけっこうやらしかったりする。これ一冊だけだったら買いにくかったななどと後から考えたり。
2005年3月8日 講談社ノベルス、ばっちり
今日くらいに講談社ノベルスの新刊が店頭に並ぶかなと思っていたのだが、本屋でばっちり買うことができた。予定通りである。
というわけで、本日の購入本は
「モロッコ水晶の謎」 有栖川有栖(講談社ノベルス)
「パズル自由自在 千葉千波の事件日記」 高田崇史(講談社ノベルス)
「タイムスリップ釈迦如来」 鯨統一郎(講談社ノベルス)
有栖川氏の<国名シリーズ>は一時期、そのできが停滞気味といいたくなるようなものであったが、前作の「スイス時計」で一気に挽回することができたと思う。今作の短編集の中でも、あのくらいのレベルの作品が一作でもいいから入っていてもらいたいと願っている。
高田氏の作品ではこの<千葉千波シリーズ>が一番好きで、シリーズを通して買い続けている。何がいいかといえば、パズル自体は難しいものの、全体的な話としてはさほど難しいことを行っているわけではないので、以外に気楽に読めるのである。これからも読み続けて行きたいシリーズである。
最近、敬遠していた鯨氏の作品を2ヶ月連続で買ってしまった。なんといっても、これもシリーズになるのだが「タイムスリップ森鴎外」が面白かった。2作目の「タイムスリップ明治維新」のほうは期待したほどでもなかったのだが、何かやってくれそうなシリーズなので、つい買ってしまった。とにかく、このシリーズではミステリーとかそういったものは抜きにして、思いっきり馬鹿なことをやってもらいたい。
2005年3月7日 古本屋にて
今日は古本屋をまわってみた。そこで発見したのが、「消失」中西智明(講談社ノベルス)。しかも初版(たいして価値はないと思うが)。これが100円で売っていたので、即購入。この作品は文庫版で持っているので、既に読んでいる本である。それを何故わざわざ買ったのかというと、この中西智明という作家は新本格ミステリが全盛のころ、22歳でデビューしたのだが、この1作だけしか出していないという曰く付きの作家なのである。そういった背景を別にしても、この「消失」という作品はなかなかトリッキーな作品であり、そこそこ有名な本である。まだ未読の方は是非とも講談社文庫版を見つけて読んでもらいたい。先入観なしに読めば、きっと驚かされること間違いなし!
あと、新刊で清涼院氏の「とくまつ」(徳間デュアル文庫)が売っているのを見かけた。とはいえ、全く興味なし。
2005年3月4日 今月の目玉
3月も4日が過ぎ、来週くらいから新刊も出始める事と思える。今月は買いたい作品が多いのだが、その中で特にと思うものをここで紹介。
講談社ノベルスからは有栖川氏の久々の新作「モロッコ水晶の謎」、また高田崇史氏の千葉千波シリーズ「パズル自由自在」も抑えておきたいところ。
光文社文庫からは「新・本格推理05」が登場。短編小説集において、新人の作品ばかりにしてはかなり充実したシリーズである。
講談社文庫からは「事故係生稲昇太の多感」首藤瓜於氏。首藤氏といえば「脳男」で江戸川乱歩賞を受賞した作家。受賞後の第一作がようやく文庫化。
原書房からは「フライアーズ・パートン館事件」フィリップ・マクドナルド。この作家についてはよく知らないのだが、知らないだけに色々な意味で楽しませてくれるのではないかと期待。
文藝春秋・本格ミステリ・マスターズからは「弥勒の掌」我孫子武丸氏。どのような内容なのか全くわからないので、読んでみなければ本格作品なのかどうかもわからないのだが、今年の目玉作品になってくれればと期待している。
と、こんなところを主として、さまざまな本が出るようである。今月は楽しみが多き月である。
2005年3月3日 これで3月をむかえられる
今日、本屋でミステリ・フロンティアの2冊を発見! どうやら発売日が3/1ではなく、3/2となっていたようだ。にもかかわらず、発行は2月28日となっていたのだが・・・・・・まぁ、何はともあれ、これでようやく3月を心置きなくむかえることができる。
本日の購入本
「れんげ野原のまんなかで」 森谷明子(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
「インディゴの夜」 加藤実秋(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
森谷氏は「千年の沈黙」で第13回鮎川哲也賞を受賞した作家である。これが受賞後の第一作。なんでも本好き、図書好きに捧げる作品であるとか。
加藤氏は表題作の「インディゴの夜」という短編で第10回創元推理短編賞を受賞した作家。本書で単行本デビューとのこと。
2005年3月2日 月が変った気がしない
まだ月が変った気がしない。なぜかといえば、2月発売予定の本が買いきれていないからだ。買えてない本は何かといえば、“ミステリ・フロンティア”からの2冊。
しかもこの2冊の発売日がHP上では3/1となっていて、月をまたぎ越すような形になっていた。そして私は3/2になった今日になっても、まだ本屋で書影を見かけてない・・・・・・。
ネット上で見た限りでは、出ているようなことも書いてあるのだが・・・・・・。まだ出ていないのか? それとも売れてしまったのか? もうしばらくの間、本屋に日々通って様子を見てみようと思う。
というわけで、私の2月はまだ終わっていない。