講談社文庫からの月刊誌として「IN☆POCKET」というものが出ているのだが普段は購入していない。しかし、年に一度ランキングの発表があるときのみ購入している。そのランキングとは「文庫翻訳ミステリー・ベスト10」。
今年の結果はどうかと見てみたのだが、文庫に関してはいまいちパッとしたものは出ていなかったような気がする。あえて題名は載せないが一位となった作品にかなりの票が集まったことからも、その結果が垣間見える。
結局のところ、去年に続きサラ・ウォーターズが評価が高かったのと否ミステリでありながらもクリストファー・プリーストの「奇術師」が検討したという事が目立ったくらいだろうか。
もっとも海外の作品は単行本のほうに良い作品が多く見られる傾向にあるので、今年のベストミステリーも「このミス」などを見てみないと一概に評価することはできないだろう。とはいえ、ローレンス・ブロックやスティーブン・ハンターなどが新作を出していたのに、さほど注目されてないのが寂しいところである。
今日、本屋で“論創海外ミステリ”と銘打ったシリーズを発見し、即購入。そのラインナップはというと、
「トフ氏と黒衣の女」 ジョン・クリーシー(論創海外ミステリ1)
「片目の追跡者」 モリス・ハーシュマン(論創海外ミステリ2)
「二人で泥棒を」 E・W・ホーナング(論創海外ミステリ3)
という三冊。これまた著者名を見ても誰だかわからないマニアックなラインナップだ。「二人で泥棒を」のホーナングだけ、著者名は知らないものの、この本がラッフルズという泥棒のシリーズであり、そのシリーズ名を聞きかじったことがあるくらい。その他これからも続刊が予定されているようであるが、知っているのやら知らないのやらといろいろとやってくれそうなシリーズである。
ただ、ここで苦言をひとつふたつ。
まずは、本の体裁がよくない。論創ミステリと銘打っているにもかかわらず、装丁、背表紙等、全てバラバラであり、本屋で探しにくい本となっている。これでは顧客の新規開拓は望めないのでは? と余計なことを言いたくなってしまう。結局のところ、マニアックな路線を狙っているのだから、一般の人には買ってもらわなくてもいいやという考え方なのだろうけれども、これではそのマニアックな心を動かすことも難しいのではないだろうか。それにページをめくると字が大きく、一見児童書のようにも感じてしまう。読みやすいということは良いことなのだろうけれども。
また、これはしょうがない無いことなのだろうけれども、普通の本屋に売ってない! ということ。今日は市内でも(ひょっとしたら県内でも)一、二を争う本屋に行ったのだが、そこでさえ1冊ずつしか置いていなかった。という事はその3冊全てを私が買ってしまったのだから、県内でこれを持っているのは私一人という可能性も・・・・・・・それは言い過ぎにしても、要するにそのタイミングを逃せば、買うことができないということを言いたいのである。現に、論創社の論創ミステリ叢書(国内)のシリーズは何冊か買うことが出来ずに東京へ行った際に購入している。この辺は何とかならないものかと切実に思うところである。
と、なんだかんだと文句ばかりいっているが、要はこのシリーズがはやるかどうかは中味しだいであると思う。これからどんどん良い作品を翻訳してもらい、ミステリランキングなどのトップに上るようなことがあれば、需要も増えてゆくことであろう。
論創社の繁栄を切実に祈りたいところである。早く気楽に購入できるようになってほしい。
2004年11月20日 クリスティー文庫100冊記念
本日の購入本
「久山秀子探偵小説編Ⅱ」 (論創社)
「リガの犬たち」 ヘニング・マンケル(創元推理文庫)
クリスティー文庫
今日は東京へ出てきたので、これを期に「久山秀子探偵小説編Ⅱ」を探して購入してきた。“地元では 売っていないよ 論創社”思わず詠んじまうぜ。これから論創社からは海外ミステリーも出るというのに購入するにはどうすればよいのやら。普通の本屋にもおいてくれないかなぁ。それは無理か。
昨日第一作を買ったので、早めに第2作もとりあえず買っておいた。「リガの犬たち」。いつ読めるのかわからないのにねぇ。とりあえず来年中ということで・・・・・・あぁ、あと第3作目も早めに買っておこう。
そしてとうとう「クリスティー文庫」全100冊コンプリート! いやいや長い道のりだった。昔ハヤカワ文庫から出ているクリスティー作品をいつかは集めようと思っていたのだが、今回この企画のおかげで無事集めることができた。大満足!! しかし、これで新たな100冊の積読が・・・・・・・・・
2004年11月19日 新刊ではないけども
本日の購入本
「殺人者の顔」 ヘニング・マンケル(創元推理文庫)
これは2001年に出版された作品。その年にはそこそこ話題になった一冊である。今年はすでにこの続編の三作目「白い雌ライオン」が出版されている。今年出たこの「白い雌ライオン」が少し気にはなっていたのだが、三作目ということで入手を控えていた。しかし、今日“書店員が進める1冊”という帯が付けられ本屋に並んでいたのを見て、即購入。このシリーズを読むちょうど良いきっかけになってくれた。「地味で渋い警察小説」であるそうなのだが、そういった内容は結構好みであったりする。なるべく早いうちに2作目3作目も入手しておこう。
それとクリスティー文庫がとうとう100巻目まで出そろった。美本がなかった関係で今日は1冊のみに控えたが、土日の間に100巻達成を狙い本屋へと繰り出そうと思う。
2004年11月18日 カッパ・ノベルス
本日の購入本
「fの魔弾」 柄刀一(カッパ・ノベルス)
「暗闇を追いかけろ ホラー&サスペンス編」 日本推理作家協会編(カッパ・ノベルス)
柄刀氏の新刊を即購入。しかし、柄刀氏の本はなんかひっきりなしに読み続けているような気がする。今年は新刊がこれで四作目。今一番乗りに乗っている作家なのかもしれない。そろそろビッグ・ヒットが欲しいところだろうが、ビッグ・ヒットがなくマニア向けなところこそがこの著者の持ち味なのかもしれない。
そして先月に続いての日本推理作家協会編アンソロジー集。今回は読んだことのない作家の作品が多く含まれており、なかなか楽しく読めそうなラインナップがそろっている。とはいいつつも、前作も読んでいない状況で本当にいつ読むのかが微妙なところ。ここは思い切って20年くらい置いておいて熟成させるのも良いかもしれない(いや、よくないか)。
2004年11月16日 微妙に恥ずかしい
今日は講談社文庫から一冊
「ヴァンパイヤー戦争(5)謀略の礼部クーデタ」 笠井潔(講談社文庫)
講談社文庫から改訂版として出ている「ヴァンパイヤー戦争」の続巻を購入。その改訂版にあたって挿絵を描いているのがパソコンゲームを作っている“TYPE-MOON”というところの武内崇という人が描いている。いわゆる“アニメ絵”というやつだ。別に私は“アニメ絵”が嫌いなわけではないので特に問題はないのだが、その絵によっては本の表紙が買うのが恥ずかしいものになっていたりする。別に伝奇小説なのだから、買うのが恥ずかしい内容では決してない。しかし、今回の巻のように“アニメ絵”で着物を着た女の子が舞っている姿が書かれているのはちょっと・・・・・・アダルトな雑誌を買うほうがまだ恥ずかしくなかったり。
2004年11月15日 ファウストVol.4は26日
「ファウスト」の最新刊がそろそろ出てもいい頃ではないかと思っていたら、唐突に発売日が決定されたようだ。「ファウスト Vol.4」は今月の26日に発売予定とのこと。
その内容であるが、以前からメールマガジンで取り上げていた、乙一、北山猛邦、佐藤友哉、滝本竜彦、西尾維新の五人の小説家が沖縄で合宿し、その成果が披露されるとの事。全くもって話を聞いただけではどんなものが出来ているのかわからないのだが、そのドキュメントが書かれているだけでも十分話のネタになりそうな企画である。早くどんなものが出来ているのか、この眼で確かめたいところである。
さらにそれだけではなく、ミステリー特集として北山猛邦、浦賀和宏、舞城王太郎の三氏が登場との事。微妙と言えなくもないラインナップであるが私としては浦賀氏が「ファウスト」に参加したのは喜ばしいことである。やはり「ファウスト」は「メフィスト」から分岐したものであるので、その原点はミステリーであるべきと私は今でも思っている。ぜひとも良いミステリーを読ませてもらいものだ。
期待しながら26日を待つとしよう。
2004年11月12日 ゴジラ(松井じゃないほう)
本日の購入本
「修道士カドフェル(12)門前通りのカラス」 エリス・ピーターズ(光文社文庫)
「山田風太郎忍法帖短篇全集(8)武蔵忍法旅」 (ちくま文庫)
「ゴジラ」 香山滋(ちくま文庫)
昨日買えなかった修道士カドフェルシリーズ12巻を購入。確かこのシリーズは20巻のはず(短編集を入れれば21巻か)。2ヶ月に1回の刊行だと、来年でもまだ終わらないのかな? ということは読破するのは4、5年先か(←どういう計算だか)。
“購入するけど積読シリーズ”の一つ、山田風太郎忍法帖第8巻。こちらは全12巻の予定で毎月刊行しているから来年の春には終わるだろう。しかし、その後また山田氏の何らかのシリーズが出そうで怖い。
そして本日購入本の目玉「ゴジラ」。といっても“ゴジラ”自体に全く思い入れはない。巷で話題の香山氏の本だから買ってみただけ。いちおう読むつもりではいるけれど。でも、香山氏の本もちまちまと出してないで、どこかの文庫から一気に全集とかがバーンと出てくればいいのだが。どこかの出版社から百科事典みたいな全集が出てるのは知っているけど、さすがにそれは手が出ないし・・・東京にしか売ってないし・・・。
2004年11月11日 光文社文庫から
本日の購入本
「スパイク」 松尾由美(光文社文庫)
「江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師」 (光文社文庫)
松尾氏の作品は・・・・・・恋愛ミステリーとか書いてある・・・・・・あまり好みの本じゃないな・・・・・・と買ってから気づく。でも文庫だからいいか。食わず嫌いはやめて読んでみましょう。とりあえず、積読。
今回の江戸川乱歩全集掲載作品は「魔術師」と「吸血鬼」の二編。これまた二編しかないとはいうものの、濃いラインナップである。読むのが楽しみと言いたいが、乱歩全集、ほとんどが積読になっているなぁ。そろそろ読まねば(←と、毎月言っている)。
あと、カドフェルの12巻が出ているはずなのだが、今日言ったのは小さい本屋だったので置いてなかった。明日、別の本屋へ買いに行こう。
2004年11月10日 文庫だったり単行本だったり
本日の購入本
「孤独な鳥がうたうとき」 トマス・H・クック(文藝春秋)
「沈黙者」 折原一(文春文庫)
「すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた」 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(ハヤカワ文庫FT)
今まで文藝春秋からのクックの本はすべて文春文庫から出ていたのだが、今作はなぜかハードカバー。これはよっぽど良い作品であるという現れか。それとも去年ハードカバーで出版されたマキャモンの作品の流れからくるものか。まぁ、おもしろければどちらでもよいのだが・・・・・・でも2,300円(税抜き)はちょっと高い。
「誘拐者」「冤罪者」「失踪者」そして「沈黙者」もようやく文庫になった。どれがどれだか、あんまり憶えてなかったり。
最近、折原氏の本は文庫で買っている。まぁ、そちらのほうがお手ごろな気がするので。ハードカバーでの新刊は後回しにして文庫待ち。
そしてジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの「すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた」と著者名もタイトルもどちらも長い。ティプトリーといえば、「たったひとつの冴えたやりかた」に代表されるのだが、そちらは未読で短編集の「故郷から10000光年」しか読んでいない。それでもなんとなく買ってしまった。本書はSFではなく、ジャンルとしてはファンタジーのほうに属するようである。本は薄く、字も大きめなので簡単に読めそうである。物語3編収録で、世界幻想文学大賞を受賞した作品だそうだ。
2004年11月9日 フランス語
海外の書籍のタイトルを入力するとき、困ることがある。その大半が英語圏の書籍であるので通常は困ることはないのだが、たまにフランスの本が登場すると困ってしまうのだ。それは文字の中に、“a”や“e”の頭にスラッシュや冠のようなマークが付いた文字があるせいである。これらをどのように入力すればいいのかわからなくて、いままでは頭のスラッシュなどを付けずに無視して標記していた。
しかし、ここで話が昨日の続きになるのだが、ポール・アルテの作品リストを作るならば、当然フランス語での文字を入力しなければいけないわけである。案の定、タイトルを調べて見れば“a”や“e”の頭に何やら付いている文字がたくさんある。
これは、もはや避けて通るべきではないと思い、HTMLの書籍でさっそく調べてみることに(←とっくの昔に調べろよ、という突っ込みはなし)。そうすると、特殊文字の表記というものが存在して、それらのコードを入力すればよいということがわかった。
例えば、
「è」 (←“è”または“è”と半角で入力)
「é」 (←“é”または“é”と半角で入力)
「ê」 (←“ê”または“ê”と半角で入力)
「ë」 (←“ë”または“ë”と半角で入力)
なるほどと思わず感心してしまう。ひょっとすると、HPを書くうえでは常識なのかもしれないが、このHPを立ち上げて2年以上してようやく気がついた。とはいえ、これでこれからはフランスで出版された本も怖くなるなるであろう。
ということで、「フランス書院」の本でも買ってこようかなというオチはやめておこうと思う・・・・・・オソマツ。
2004年11月8日 あれこれ
今月末にミステリーランドの新刊が出るようだ。著者は倉知淳氏でタイトルは「ほうかご探偵隊」とのこと。これは期待してよさそうな作品なのではないだろうか。それにしてもミステリーランドも3ヶ月に3作とか、決まったスパンではなく、出たとこ勝負になってきたもようである。
そういえば先週、福井晴敏氏の新刊「6ステイン」が出ていた。こちらは短編集。読んでみたいとも思ったのだが、「ローレライ」がまだ手付かずで残っているので、今回はスルー。文庫になったら買おうと思う。
そろそろ福井氏の作品リストも作ろうかなと思っているのだが、それは「ローレライ」を読んでからにしようと考える。年末ぎりぎりか、新年明けてからといった具合になりそうだ。
また、ポール・アルテの作品リストも作ろうと思っている。こちらはちょうど昨日、新作「赤い霧」を読み終えたので感想とともに、次の日曜日にでもUPしようと考えている。さっそくにでもリスト作成にとりかからなくては。
2004年11月6日 新刊の谷間
今月は前半にはこれといった目当ての新刊は出ていない。今月は講談社ノベルスも特に買おうと思った作品はない。来週になるとようやく文春文庫、光文社文庫、ちくま文庫などが出るので、そちらの中から何冊かの本を購入予定。あと、ミステリーランドが出れば、これもまた購入するが、これは出るのか出ないのかよくわからない。
といった、新刊の谷間に入ってしまったのだが、これ幸いということで積読の中から今年の注目本を今のうちに読んでおこうと思う。今年ももう2ヶ月しかない。
そんな中、HPの“海外ミステリ(古典)”のところに“クレイグ・ライス”と“F・W・クロフツ”の両名を追加したいと考えているところ。作品名を調べるところまではだいたい終わったので、これから色々と作品を読んでいかなければ。そしてこれらを調べて驚いたのが、クロフツの本のほとんどが既に訳されているという事実(そのほとんどが廃刊となっているようだが)。以外にもクロフツという作家は日本では恵まれていたんだなということに気づかされる。また、ライスのほうも作品のほとんどが訳されていて、しかも現在でも手に入りやすいのでこれはなかなかお手軽なところ。
いくつか作品を読んでからアップしたいので更新はまだ先になるだろうが、来年早々くらいには何とかしたいものである。
・・・・・・すでに本は結構そろえてあるのだが、それを読む時間が・・・・・・
2004年11月5日 今日も予定外の本を
昨日の日付が間違っていたので、さりげなく訂正。何気に一日あけてしまうと日付を付け間違えることがしばしば。何せ全て手動のHPゆえに。
本日購入した本は
「漆黒の王子」 初野晴(角川書店)
初野氏というと2002年に横溝正史ミステリ大賞を受賞した作家。その受賞作「水の時計」という作品は私にとってその年のお気に入りとなった一冊。そんなわけで今回も本屋で見つけて即購入してみた。本のカバーに内容が書いてあるものの、それを読んだ限りでは中味がどのような本なのかはさっぱりわからない。これはとにかく読んでみろということなのであろう。必ず今年中に読んで感想を書き上げたいものである。
全く別の話になるが、昨日「水の迷宮」 石持浅海(カッパ・ノベルス)を読了。これは久々に睡眠時間を削ってまで読んだ本。ラストのほうになったら、さすがに内容が気になって読み終えずに眠ることはできなかった。これはお薦め。
2004年11月4日 百年の積読
本日たまたま本屋で見かけて衝動買いした本
「百年の誤読」 岡野宏文、豊崎由美(ぴあ)
1900年から2004年までのベストセラーを一刀両断した辛口文芸対談集。1900年「不如帰」、1941年「千恵子抄」、1981年「窓ぎわのトットちゃん」、2004年「世界の中心で、愛を叫ぶ」などなど、ありとあらゆる本を独自の視点から徹底代解剖。今年出版された「文学賞メッタ斬り!」をおきにめした人はこちらも読んでみるとよいかもしれない。
しかし百年前、1900年というと明治33年だそうだ。歴史を感じるなぁ。
2004年11月2日 未来の文学 その2
今日になってようやく舞城氏の新刊「みんな元気。」(新潮社)を書店で確認。買わなかったけど・・・・・・
で、本日購入本したものは
「エンベディング」 イアン・ワトスン(国書刊行会SF<未来の文学>)
<未来の文学>第一作目「ケルベロス第五の首」に続き2作目がお目見え。「ケルベロス」は“未来の文学”という堅そうなシリーズだけあって、かなり難解な書であったが、今度の「エンベディング」はどうなのだろうか。異星人とのコンタクトを言語構造という面から描いた作品だそうである。それなりに楽しませてくれそうな本だ。そして何よりタイトルが良い! 意味はわからないけど、響きが良い!!
2004年11月1日 11月注目の新刊
11月注目の新刊をいくつか挙げてみると、
「BG、あるいは死せるカイニス」 石持浅海(東京創元社:ミステリ・フロンティア)
「不夜城 長恨歌」 馳星周(角川書店)
「愚か者死すべし」 原りょう(早川書房)
「季刊島田荘司04」 島田荘司(原書房)
「御手洗潔対シャーロック・ホームズ」 柄刀一(原書房:ミステリー・リーグ)
適当な順番で並べてみたがこんなところであろう。どれも今年中に読んでおきたい本である。本当に出るのか出ないのか微妙なものもありそうだが、全て手に入れることができればなぁと、それだけでも幸せを感じることのできるラインナップといえよう。
また、これも真偽ははっきりしないのだが、ミステリーランドから倉知淳氏の新刊が出るとか出ないとか。これも出てくれればいいなぁ。
そして早川書房からのクリスティー文庫は今月で100冊に到達することになる。一年間買い続けるのは大変だった。これで今年の大仕事がひとつ終わったという感じである。
ここで話は変るが、最近私が住んでいるところでの本の発売が遅れているような気がする。通常でも一日遅れでの発売なのだが、それがもう一日くらい遅くなっているような気がするのだ。ひょっとしたら、これも地震による影響なのかもしれないと考えている。
とはいっても、震源地から遠いにもかかわらず、地震が起こったときには震度3から5の地震にみまわれて半泣きになっていた私にはその事にたいして否定的な意見を持つことなど決してできない。早期の復旧を心から願うのみである。