一言、二言
2004年7月31日 ハバナ
本日の購入本
「ハバナの男たち」 スティーヴン・ハンター(扶桑社ミステリー文庫 上下)
「グラスホッパー」 伊坂幸太郎(角川書店)
待ちに待っていたハンターの新刊は「ハバナの男たち」。前作に続き、アール・スワガーの登場だ。これでアールが主人公の話が3作連続となる。前作を読んだときは、またこいつが主人公なのかとしぶしぶ読んだら、それがとてつもなく面白かった。よって、今回は文句を言わずにとにかく“読む!”。これは期待の1冊である。早めに着手しよう。
そして伊坂氏の新作が早くも出た。内容は・・・・・・書いてないのでよくわからない。とにかく読むしかないだろう。今注目の作家の一人であるから、これは逃すことができない本である。本書で今度こそ直木賞をとるのか!?
2004年7月30日 小 生
本日の購入本
「小生物語」 乙一(幻冬舎)
「バルーン・タウンの手品師」 松尾由美(創元推理文庫)
「蛇の形」 ミネット・ウォルターズ(創元推理文庫)
乙一氏の「小生物語」はネット上の日記を本にしたもの。当初買うつもりはなかったのだが、現物を見たらコンパクトでお手軽そうな本だったので、つい買ってしまった。ファン必見の一冊。といいつつも、ファンであればネットのほうをすでに見ているか。
“バルーン・タウン”シリーズの2冊目がついに文庫化。最近、松尾氏の本の文庫化が進んでいるようだ。ありがたいことである。妊婦のみが住む町に、妊婦探偵・暮林美央が戻ってきた。第2子出産のために・・・・・・巻が進むに連れ、子供の数が増えるのか!?
そしてミネット・ウォルターズ久々の新作。しばらく見ないうちに巷では“ウォルターズ”といえば、“サラ・ウォルターズ”になりつつある。元祖“ウォルターズ”、巻き返しなるか。ちなみに、前作「囁く谺」は今だ積読。こちらから先に読もうかな。
2004年7月29日 ブロック
本日の購入本は、
「砕かれた街」 ローレンス・ブロック(二見文庫 上下巻)
久々に新作を披露するのは、ローレンス・ブロック。新刊は1、2年ぶりくらいなのかな。今回の作品はノン・シリーズ。
2001年に起きたニューヨーク・テロ事件を題材にした本がこれから書かれることだろうと思っていたのだが、それを書いたのがブロックだったとは。本書はテロ後のニューヨークの街で起こる連続殺人事件を描いたもの。もちろんフィクションである。
ちなみに現在、期待の“マット・スカダー”シリーズは残念ながら続編が書かれていないらしい。“泥棒バーニイ”のシリーズが今年書かれたようなので、次の日本での新刊はこちらになるのだろう。
2004年7月28日 ファウスト読了
ちびちびと読みながら半月かけて、ようやく「ファウスト Vol.3」を読み終える。読み終えた感想はというと・・・・・・なんでこんなの読んでんだろうなどと思わなくもない。ふと思ってしまうのは「これって面白いか?」という疑問。まぁ、Vol.1を読んだときからミステリー路線ではないということはわかっていながら読んでいるのだけれど。
ただ、せっかく創刊号から読み、これからどんな新しい作家の登場を目の当たりにできるのかという期待感はある。とりあえず、強力な新人が出てくるまでは(「ファウスト賞」受賞者とか)読み続けていこうかなと。
「ファウスト Vol.3」の詳しい感想は、近いうちにUPする予定(せめて8月中には)。
2004年7月27日 ケルベロス
本日の購入本
「ケルベロス第五の首」 ジーン・ウルフ(国書刊行会<未来の文学>シリーズ)
「ライトノベル完全読本」 (日経BP社)
国書刊行会から<未来の文学>というシリーズが出るのはだいぶ前から知っていた。第1作目の発売が延び延びになっているも知っていた。このシリーズを買うかどうかは迷っていた。なによりミステリーではなくSFだし、値段も高く、著者のほとんどを知らない。しかし、執筆陣の中にシオドア・スタージョンがあったので、その作品を読むために買ってもいいかななどと思ったりしていた。
そして、ついに発売されて実物をみたのだが・・・・・・・装丁が気に入り、即購入。いや、これはなかなかよさそうじゃないか。読むのが楽しみになってきた。・・・・・・ところで、ジーン・ウルフって誰?
つい、魔が差して買ってしまった「ライトノベル完全読本」。いや、別にライトノベルが嫌いなわけではないのだけれど。ただ、ライトノベルって簡単に読めてしまうから、お金がかかってしょうがないんだよね。だから最近は読むのは止めている(とかいいつつも、ちょっとは読んでいる)。
この本にはランキングなども載っていて、知っている本があったり、知らない本があったりと意外と参考になったりもする。この知らない本は、是非とも入手して買ってみようかなとか・・・・・・おっと、あぶない、今更ライトノベルにはまっても・・・・・・と思いながらも何冊かは買っちゃうんだろうな。
2004年7月26日 人間以上
本日の購入本
「人間以上」 シオドア・スタージョン(ハヤカワ文庫)
「小説探偵GEDO」 桐生祐狩(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
「ドアの向こうに」 黒川博行(創元推理文庫)
確か、前に古本で買っていたような気がするが・・・・・・でも新装版になったみたいなので、2冊あってもいいか。ハヤカワ文庫SFフェアというのをやっているようなので、買い逃しているかたは今のうちに。
ハヤカワJコレ最新作は「小説探偵GEDO」。裏表紙の内容を読んだ限りでは、どこまでがSFで、どこまでがミステリーで、どこまでがホラーなのかよくわからない。まぁ、雑多な内容になっているのだろうか? 連作短編集とのこと。以外とおもしろそうかも。
そして黒川氏の<警察小説コレクション>は、もう5冊目。前作「海の稜線」に続いてのシリーズものとなっている。こんどはバラバラ死体の事件だそうだ。
2004年7月23日 42.195
今日は早川から何冊か出ているかと思ったのだが見つけることはできず、別の本を何冊か購入。
「42.195」 倉阪鬼一郎(カッパ・ノベルス)
「海野十三戦争小説傑作選」 長山靖生編(中公文庫)
倉阪氏の新刊は最初はホラーかと思い、買うつもりはなかったのだが、あらしずを見たら本格推理とのことだったので購入してみた。題名の通り、マラソンに誘拐事件をかけた謎解きになっているらしい。これはすぐにでも読んでみたい。
海野氏の本は集めているので買ってみた。最近、海野氏の本がいつくかの出版社から出ているようだが、どこかまとめて全集でも出してくれないだろうか。ちくま文庫とか。
2004年7月22日 キラーX
本日の購入本
「永遠の館の殺人 キラーエックス3」 二階堂黎人・黒田研二(カッパ・ノベルス)
「87分署シリーズ ノクターン」 エド・マクベイン(ハヤカワ文庫)
三件目の本屋でようやく見つけた「キラーX3」。二階堂氏と黒田氏の共作作品であるが、もう3冊目である(これでこのシリーズは完結)。このシリーズはサイコ・サスペンス色が少々強いものの、本格ミステリーとしても見逃せない内容となっている。本格ミステリーファンであれば、読み逃してはならない一冊であろう。
そして87分署シリーズ最新作「ノクターン」。最新作といっても、ポケミスの文庫落ちではあるのだが。このシリーズは一応、積読なしですべて読んでいる。何故か読み続けずにはいられなくなる、奇妙な魅力を持ったシリーズである。
2004年7月21日 やっぱ、クーラーは最高だな
えぇー、昨日、扇風機だけでと書きましたが・・・・・・・・・暑さに負けました。昨日の「一言、二言」を書いた後、あまりの暑さのため、クーラーを付けてしまいました。一度、クーラーを付けると、もうクーラーなしではいられなくなってしまうので、ぎりぎりまでがまんしてたのですが・・・・・・
そんなこんなで、軟弱にもクーラーなどを付けたせいか、今日の購入予定だったカッパ・ノベルスがまだ置いてなかった。今日、クーラーを付けなければ、明日には本屋に置いてあるかも! そんなはずはない。ということで、そろそろ今日もクーラーを付けるか。
読みかけだった「深い失速」戸川昌子、読了。今、「後巷説百物語」を読書中。
2004年7月20日 灼熱な読書
このくそ暑いのに、昨日まで読んでいた本の題名が「サンセット・ヒート」。なんか、読む本間違えている。
そして今日から読み始めようと思っている本が浅倉卓弥氏の「君の名残を」。これは表紙は涼しげだが、本が分厚い。他に読もうと思っている本は、京極夏彦氏の「後巷説百物語」と「百器徒然袋−風」。これらも分厚い。夏に読むというのもどうだろう。とはいえ、京極氏の本はホラーテイストゆえに、夏に合っているといえないこともない。さらにホラーテイストな乱歩全集も合わせて読むというのも乙かもしれない。
扇風機だけで、がんばっているugnolでした。
2004年7月19日 暑い日は続く
こうも暑いと読書意欲がそがれてしまって大変である。といいつつも、なんとか本を読み続けている。今、「ファウスト Vol.3」を読んでいるのだが、これが分厚くてなかなか進まない。ようやく今、真ん中の佐藤友哉氏の作品にたどり着いたところだ。今月中に読めるだろうか?
他には「サンセット・ヒート」ジョー・R・ランズデールなどを平行に読み進めている。
そして
らんぽいぢりを更新。
今回の更新は長編「虎の牙」「三角館の恐怖」と短編「断崖」をUP。
2004年7月17日 東京は暑かった
本日は東京まで足を伸ばす。そして購入した本はというと、
「新本格魔法少女りすか」 西尾維新(講談社ノベルス)
「ドクトル・マブゼ」 ノルベルト・ジャック(ハヤカワポケミス)
ようやく「りすか」が出ていた。といっても東京だから売っていたのだ。帰ってきてこちらの本屋をのぞいても置いてなかったので、さすが東京といったところか。私が住んでいるところと同様、地方都市は来週までおあずけ。
それと「ドクトル・マブゼ」は買う予定はなかったのだが、なんとなく購入。帯に“出現! 怪人マブゼ博士”と書いてあったので、その怪しさゆえに買いたくなってしまった。9月には「怪人フー・マンチュー」が出るそうだ。怪人シリーズ(シリーズじゃないが)ということで合わせて読んでみるか。
といったラインナップ。わざわざ東京まで出て、2冊というのもなんだが、これだけが目的というわけではなかったので。しかし、それにしても暑かった。ゆっくりと本屋をまわろうなどとは思わずに、必要なものだけ買って帰ってきてしまった。東京は涼しくなってから、また行こう。
2004年7月16日 貫井氏新作
本日の購入本
「修道士カドフェル(10)憎しみの巡礼」 エリス・ピーターズ(光文社文庫)
「怪盗ニック対女盗賊サンドラ」 エドワード・D・ホック(ハヤカワ文庫HM)
「追憶のかけら」 貫井徳郎(実業之日本社)
ようやく買えたカドフェル。といいつつも、読むのはずっと先になるだろう。ようやく3作目を読み終えたばかり。とはいえ、面白いシリーズなので、どんどん読んで生きたいのは確かである。
“怪盗ニック”シリーズ新装版。早くも4作目。今まで埋もれていたといってもいい作品であるから、こうして立て続けにまとめて読むことができるのはラッキーなことであろう。買っておかなければ、再び幻の名作になってしまうことに・・・・・・なるということもありうる。
そして、またまた貫井氏の新作が出た。この間、「さよならの代わりに」を読んだばかりなので、早くもという感じがする。これもパッと本を見た印象ではなかなか良いのではないかという予感。もともと貫井氏の作品にはハズレがほとんどないことであるし、期待して読んでみたいと思う。
あと、クリスティー文庫も発売されていた。今月はどどっと10冊!
2004年7月15日 買う本もなく
あぁ、まだカドフェル新作買えてない。明日にでも大きい本屋へ出張ってみるか。身近に大きな本屋がないときびしいですなぁー。
今月は割合、買おうと思っている本が少ない。今月はお金がたまる月か!? と、思いきやクリスティー文庫がバッチリ10冊。狙ってるのでは? とかんぐりたくなる展開だ。結局、今月も大散財か。
今週末には、クリスティー文庫、怪盗ニックの新作、魔法少女りすか、貫井氏の新作あたりが出るのではないだろうか。土曜日あたりが勝負という事で。
そういえば、今日、芥川賞と直木賞の受賞作が決まったようだ。結果は・・・・・・ふーん。あまり私が読むジャンルとは関係ないか。でも「空中ブランコ」は今年の一押しなので、素直におめでとうといいたい。
あと、付け加えさせてもらえれば、そろそろ東野氏にも・・・・・・でも次回こそは伊坂氏あたりなんだろうな。
今日、とりあえず買ってきたものは、本というよりは雑誌。
「ミステリー最高傑作はこれだ!」 ミステリー研究21編(青春出版社)。
これが目に付いたので買ってきた。中味は、有名ミステリー書をそれぞれ2ページ使っての解説。といってもネタバレなしなので、これからミステリーを読もうという人には最適だ。登場人物が図入りで載っていたり、アリバイ表があったりと、本を読む際の最適なガイドにもなりうるだろう。丁度私は今、有名作「アクロイド殺人事件」を読んでいるので、この本を参考に内容を整理しながら読み進めていこうと思う。なかなか面白いので、ぜひとも本屋で見かけたら手にとっていただきたい。
2004年7月13日 ファウスト、キターー
本日の購入本
「ファウスト Vol.3」 (講談社)
「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」 (光文社文庫)
「名探偵は九回裏に謎を解く」 戸松淳矩(創元推理文庫)
ついに登場「ファウスト Vol.3」。年3回定期刊行化決定! Vol.1、Vol.2が売れていたみたいだから、たぶん定期化はだいじょうぶだと思っていたのだが、この号から正式に決定のようだ。今回は記念号ということもあってか、分厚い! それともこれからもこのボリュームが続くのだろうか!? それは先のお楽しみという事で。ただし、厚くなった分、余計なものも付いてきているような気もする。まぁ、それはとりあえず読んでから。
この号が出たことにより「ファウスト」賞の二回目の募集を行うよう。よい作品が出てきてくれればよいのだが・・・・・・
お待たせ乱歩の初期短編集。乱歩の名作短編は初期に書かれているということがよくわかる本である。全集の他の巻はともかくとしても、この巻だけは読まねばなるまい。これは、乱歩をよく知らない人にも、いやよく知らない人にこそ、お薦めの本であろう。
そして戸松淳矩氏の本はシリーズ第2弾。第3弾も近々出るようである。まぁ、気楽に読める本という事で。
あと、カドフェルシリーズ(光文社文庫)の新刊を買えなかったので、明日にでも買いにいく予定。今日調度、カドフェルシリーズの第3作目を読了。いや、本当におもしろいよな、このシリーズ。
2004年7月10日 情報でも少し
昨日、「新本格魔法少女りすか」が延びたと書いたが、製造工程の不備による発売延期とのこと。どの辺に不備があったのかまではわからないが、予想が少しは当たっていたようだ。発売は今月の16日だとか17日だとか、とにかくその辺。
今日、何気に本屋に売っていた「空の境界」を見てみたら、すでに4刷。驚きである。
また、今月の早川書房の新刊で注目の本の発売日を、
「怪盗ニック対女怪盗サンドラ」 エドワード・D・ホック(早川文庫:15日)
「ノクターン 87分署シリーズ」 エド・マクベイン(早川文庫:22日)
「狗」 小川勝己(早川単行本:22日)
クリスティー文庫(15日)
“怪盗ニック”シリーズは文庫化第4弾。87分署はもう何冊目になるんだかわからない。小川氏の新作は短編集のようである。現代悪女列伝とのこと。今月のクリスティー文庫は10冊。以上。
2004年7月9日 りすか、延びてる?
この間、講談社ノベルスを買ってきたとき、てっきり「新本格魔法少女りすか」が売り切れかと思っていたのだが、どうやら発売日が延びたらしい。延びたといっても今月の16日ごろを予定しているようだ。ひょっとしたら、やたらと表紙を凝ったつくりにしたようなので、それに手間がかかって延びたとか・・・・・・以外とありえるかも。
本日購入の書はこれ!
「山田風太郎忍法帖短篇全集(4)くノ一死にに行く」 山田風太郎/日下三蔵編(ちくま文庫)
「ザ・スタンド(4)」 スティーヴン・キング(文春文庫)
どちらも四巻目にして、どちらもシリーズ積読本。読まずにたまっていく一方。しかも、山田氏の本とキングの本はどちらも多くの本が積読になっている。両著者の本を完全読破できる日はくるのだろうか・・・・・・たぶん、来ないような気が・・・・・・
2004年7月8日 第3弾登竜門を読み終えて
昨日「眼球蒐集家」を読み終わり、これで「蒼穹の槍」とあわせて、「KAPPA-ONE 登竜門」今年の受賞作を2冊とも読んだことになる。第1弾、第2弾から読んでいるのだが、今回読んだ感想はというと・・・・・・正直なところ“これを受賞作にする必要があったのだろうか”といったところである。こういった、企画や賞の辛いところは毎年、なんらかの結果を残さなければならないということだろう。しかし、該当作というものがなければ、「受賞作なし」ということにしてもよいと思うのだが・・・・・・
この2冊の内容については後に感想で述べることとするが、それよりも問題にしたいのはこの2冊の“ジャンル”という面である。「眼球」のほうは警察ミステリーといえばいいのだろうか。もっと具体的にいえば、プロファイリングものである。ただし、全体的に見てみるとライト・ノベルス系の作品というように感じてしまう。なおかつ、表紙といい、出版社の売り方もライト系な売り方をしているといえよう。しかし、このようなライト系ジャンルというものを「KAPPA-ONE」から出さなければらなないのか、ということが一番疑問な点である。
また「蒼穹」のほうはジャンルがはっきりしないように感じられた。時代設定が中途半端な時代で、近未来というにはあまりにも現代に近すぎるのである。それが現代に近すぎるゆえに、部分的にはノンフィクションの小説でも読まされているような気がして、これも「KAPPA-ONE」らしい作品なのだろうかと首をひねってしまう。
というように、受賞作に対しエンターテイメント作品という事で間口を広げるのはしょうがないにしても、もう少し傾向というものをきちんと絞ってもらえたらと感じてしまう。そうしなければ、読む側としても「KAPPA-ONE」を追いづらくなってしまう。何はともあれ、「受賞作なし」という天下の宝刀を使ってでも、受賞作のレベルアップを図ってもらいたいものである。
2004年7月7日 七夕などは関係なく
七夕などは関係なく、今日は講談社ノベルスが出ている日。さっそく本屋へ行って購入。
「百器徒然袋—風」 京極夏彦(講談社ノベルス)
「冷たい校舎の時は止まる(中)」 辻村深月(講談社ノベルス)
・・・・・・って、西尾氏の「新本格魔法少女りすか」は?・・・・・・売り切れ??
いままで、いくら西尾氏の新刊といえども買えなかったことはなかったのに・・・・・・。別の本屋へ行ってみるもそちらにも置いてなかった。おそるべし! ライトノベルズ系、先月の「空の境界」に続き、今月もか!!
で、購入できたのは京極氏の新刊。こちらは“薔薇十字探偵社”榎木津の活躍に期待したい。ついでに映画化おめでとう。
辻村氏のメフィスト賞受賞作はこれが中巻となる。まだ上巻は読んでないのだが、来月の下巻にそなえて、今月末くらいから読むと調度いいだろう。
と、そんなところなのだが、とにかく「りすか」が手に入らなかったのがくやしーーーーい! (2刷はイヤ)
2004年7月5日 “らんぽ”を更新
久しぶりに
らんぽいぢりを更新。
前回の更新からかなり間が空いてしまった。今回のお題は「青銅の魔人」。
今、乱歩全集15巻を読んでいるので、今後近いうちに「虎の牙」「断崖」「三角館の恐怖」をUPする予定。
2004年7月3日 今月注目の新刊
今月出る新刊中で注目の本をいくつか上げてみると、
『百器徒然袋—風』 京極夏彦(講談社ノベルス)
『狗』 小川勝己(早川書房)
『出口のない海』 横山秀夫(講談社)
『ファウスト vol.3 2004.Summer』(講談社)
『江戸川乱歩全集(1)屋根裏の散歩者』 江戸川乱歩(光文社文庫)
『修道士カドフェル(10)憎しみの巡礼』 エリス・ピーターズ(光文社文庫)
『追憶のかけら』 貫井徳郎(実業之日本社)
『永遠の館の殺人キラーエックス3』 二階堂黎人・黒田研二(カッパ・ノベルス)
『スモール・タウン』 ローレンス・ブロック(二見書房ミステリコレクション)
『ハバナの男たち』 ステイーヴン・ハンター(扶桑社ミステリー)
『グラスホッパー』 伊坂幸太郎(角川書店)
『怪盗ニック対女盗賊サンドラ』 エドワード・D・ホック(ハヤカワ文庫HM)
『ケルベロス第五の首』 ジーン・ウルフ(国書刊行会)
と、いったところか。もちろんこの他にも購入予定の本はたくさんある。
この中でさらに注目しているのは、ローレンス・ブロックとスティーブン・ハンターである。どちらも新しい作品なのかどうなのかは出てみないとわからないのだが、1年に1冊出るか出ないかの作家であるから楽しみに待ちたい。
また、今回の江戸川乱歩全集はようやく第1巻が出版される。これは初期の短編集が掲載されているものゆえ、一番注目すべき作品群といえよう。また同じ光文社から出る、二階堂氏と黒田氏のお馴染みの共作も楽しみだ。
そして、今回ショックな報告となったのが、3ヶ月おきに発売される講談社のミステリーランドが今月は出ないそうである。なんでも周期を変えて9月から再スタートとのことだ。たぶん締め切りに間に合わなかったんだろうなぁと予想してみる。ショックというよりは、ちょっと笑ってしまった。
2004年7月2日 ミステリ噂話
7月に入り、今月も注目の新刊が目白押しであるが、それとは別に気になる話題がいくつかある。本格ミステリの本で、何冊かが出るとか出ないとかいう噂が飛び交っているのだ。それらの噂になっている、いくつかの作品をここに上げてみる。
「龍臥亭事件2」 島田荘司
「螢」 摩耶雄嵩
「生首に聞いてみろ」 法月綸太郎
「暗黒館の殺人」 綾辻行人
と、こういったラインナップである。ほぼ確実と思われるのは「暗黒館」。これは9月に講談社から発売予定で上下巻になるとのこと。
それ以外の作品については、まだ未定のようである。「螢」が7月で「生首」が8月という噂もあるようだが、確実かどうかはまだわからない。特に「生首」あたりは自分で手にとって見るまでは信用することはできないであろう。
しかし、これらの本が出れば、ミステリ界において、おおきな“事件”といってもいいほどの出来事である。各種ランキングを塗り替える可能性の高いこれらの作品。さて本当に今年中に出るのであろうか?
2004年7月1日 昨日に5000Hit
どうやら昨日「5000Hit」を迎えたらしい。自分自身におめでとう。これで、2年ちょっとサイトを更新してきたわけだが、“5000”という数字は多いのだろうか、少ないのだろうか。ひょっとすると、一般的には少ないのかもしれない。しかし、ろくにリンクも結ばず、掲示板も設置せず、非社交的ともいえるわがサイトにすれば、“5000”という数字は多いと思える。
と、いいつつもこの数字に達することができたのも、他の人気ミステリ系サイトの企画に参加させていただいたことが大きいといえよう。
とにもかくにも、こんな調子でこれからも“Grand U-gnol”を続けていきたいと思う。次は“10000Hit”をめざしたいと思う。そのときには、なんか企画でも・・・・・・あぁ、何も思いつかない。何冊か積読本を読むとか・・・・・・・・「つまらん」
本日の購入本、どちらもクライム系。
「ラストホープ」 浅暮三文(創元推理文庫)
「ギャングスター・レッスン」 垣根涼介(徳間書店)