一言、二言
2004年4月30日 早めの感想更新
いつも<感想>は日曜日に更新しているのだが、5月2日は所用ににつき更新できないので今日更新。この<一言、二言>も次回の更新は5月の4日か5日くらいになるかと思う(別にこのコーナーはそれほどひんぱんに更新しているわけでもないのだが)。
ゴールデンウィーク中は新刊も出ないので、休みの間に読んだ本とか読む予定の本とかの事でも書こうかと考えている。といったところでまた来月。
2004年4月29日 あれ? ミステリー・ランドが・・・
今日は今月最後の新刊書、ミステリー・ランドがそろそろ出ているだろうと思い本屋へ行ってみたのだが・・・・・・まだなかった。講談社のHPでは4/27発売と記載されていたので、一日おいて28日には出ているだろうと考えていた。昨日は本屋に寄れなかったので、今日行けば確実だろうと思っていたのだが・・・撃沈。もろもろの予定があって、今日中に購入できればベストだったのに。とはいえ、あがいてもどうにもならないので明日以降どうするかを考えよう。
といいつつも、もう来月の本のことを考えなければならないのだが、ゴールデンウィークをはさむので、一週間は新刊はでないであろう。来週末あたりに講談社ノベルスが店に並んでいると思う。来月の購入予定は秋月氏の新刊くらいかな。まぁ、休みのうちにいろいろと出かけ適当に掘り出し物でも見つけたいとは思っているのだが。
2004年4月27日 買い忘れたものを
今日は先週買い忘れた新潮文庫の一冊を購入。
「黒い河」 G・M・フォード(新潮文庫)
これは去年話題になった「憤怒」という作品に継ぐ、シリーズ第2弾。とはいうものの「憤怒」は積読になっていて、いまだ手付かず。できれば今年中に「黒い河」を読みたいので、早いうちに「憤怒」に着手しなければ・・・・・・
これで今月残りの新刊はミステリー・ランドの3冊のみとなった。そのミステリー・ランドであるが、月末中に出るのか、月が明けてからになるのかはっきりしないところである。できれば、明日、明後日中に出てくれるとこちらとしては助かるのだが・・・・・・連休とかぶつかるし・・・・・・
2004年4月26日 悪魔の紋章
「江戸川乱歩全集 第12巻」をようやく読了。残していた一編、「悪魔の紋章」を読み終えたので、
らんぽいぢりを更新。なんとか今月中に読むことができて一安心。
そういえば、この乱歩全集であるが第12巻のあとがきを読むと1巻から発表年代順に並んでいるのだという。乱歩作品が発表された順番というのが今までよくわからなったので、これは貴重だと驚いてしまった。しかし、年代順であるならば第1巻から順番に刊行してもらいたかったのだが・・・・・・と思うのは私だけだろうか?
2004年4月24日 創元、早川
今日は月末大放出。
「荊の城 上下」 サラ・ウォーターズ(創元推理文庫)
「百万の手」 畠中恵(創元ミステリ・フロンティア)
「私が見たと蝿は言う」 エリザベス・フェラーズ(ハヤカワ文庫)
「奇術師」 クリストファー・プリースト(ハヤカワ文庫FT)
「からくりアンモラル」 森奈津子(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
「巡礼者たち 家族狩り第四部」 天童荒太(新潮文庫)
去年話題になった「半身」を書いたサラ・ウォーターズの作品が再び。注目している人は多いであろう作品。今年もランキング上位にもぐりこむのか!?
ミステリ・フロンティア第4弾は「しゃばけ」というファンタジー作品でデビューした畠中恵氏が初の現代ミステリーに挑戦。その出来はいかほどのものか?? 期待できそうな予感。
フェラーズの「私が見た〜」はポケミスからの復刊作品。近年は「猿来たりなば」等のトビー&ダイクシリーズが有名。今回の作品はノン・シリーズであるが、こういったフェラーズの作品の多くが今だ眠ったままのはず。どんどん刊行してもらえればと思う。
「奇術師」。題名が良い。表紙もなかなか良い。なんとなく買ってしまった。どのような作品なのか? 実際のところ読んで確かめて見たいと思う。
森奈津子氏のSF作品集といえば「西城秀樹のおかげです」が有名。というか私はそのくらいしか読んでいない・・・・・・。独特の森ワールドを再びこの作品で堪能してみようと思う。
そして天童氏の新・家族狩りもとうとう第四部。次が最終のはずなので、そろそろクライマックスに突入していくはず。本書では、どのような展開が待ち受けているのやら・・・・・・。
2004年4月23日 伊良部復活(阪神ではない)
本日の購入書は!
「死を呼ぶペルシュロン」 ジョン・フランクリン・バーディン(晶文社ミステリ)
「空中ブランコ」 奥田英朗(文藝春秋)
晶文社ミステリの最新刊はバーディンの処女作品。これで「悪魔に食われろ青尾蝿」「殺意のシナリオ」とあわせて、70年代になってからようやく認められたバーディンの傑作と言われる作品がついにそろった。これは楽しみにしていた作品である。
とはいうものの、バーディンの本が復刊されるのはこれが最後かもしれない。他の作品の評判についてはあまり聞かないのだが・・・・・・それらは訳される予定はあるのだろうか?
ついにあの「イン・ザ・プール」のとんでも精神科医・伊良部が帰ってきた。まさか再びこのシリーズを読むことができるとは思っていなかっただけに、嬉しい衝撃である。たぶん、読み出したら一気に読んでしまうであろう作品。これは読むのが楽しみだ。お薦め!
他に買わなかった本で、鯨統一郎氏の「ハッとしてトリック!」(C・NOVELS)、奥泉光氏の「鳥類学者のファンタジア」(集英社文庫)なども店頭に並んでいた。
明日は東京創元社、早川書房からの新刊が出ると思われる。チェックをしに行かねば!!
2004年4月21日 貴志祐介氏、4年半ぶりの新作
本日の購入本。
「新現実 Vol.3」 大塚英志責任編集(角川書店)
「硝子のハンマー」 貴志祐介(角川書店)
「犬は勘定に入れません」 コニー・ウィリス(早川書房)
「新現実」これも大して読んでいるわけでもないのだが創刊号から買ってしまったので、その流れで購入している。結局パラパラとめくる程度。興味があるのは佐藤友哉氏の作品くらいか。それにしても今回の表紙はなんとかならんのか。非常に買いづらい。
そしてお待たせ。貴志氏、四年半ぶりの新作が登場。前作「青い炎」以来の作品。今回の作品は“防犯探偵が挑む、究極の密室トリック”とのこと。これは期待できそうな作品。それにしても貴志氏がいままで出した本って、全部角川からだなぁ・・・・・・
買うつもりはなかったのに買ってしまった・・・・・・表紙がなんとなく良かったので、ついレジに持っていって後から値段を見たら・・・・・・2,800円!!・・・・・・消費税は勘定に入れてません。ちなみにコニー・ウィリスとは、去年かおととしの話題作「航路」を書いた人である。「航路」もまだ積読になっているのだが・・・。
最後に情報を一つ、KAPPA-ONE登竜門の第三弾は今年の夏に刊行予定。予定作品は、
「眼球募集家(仮)」 船越百恵
「蒼穹の槍(仮)」 陰山琢磨
の2冊とのこと。タイトルのみで詳細は不明だが、ホラーっぽいのかな? と勝手に予想。タイトルからして、ホラーかミステリーかどっちなのかは微妙である。はたまた伝奇という可能性もあるからなぁ・・・・・・。刊行が待ち遠しい!
2004年4月20日 かつてのメフィスト賞作家、新堂氏
今日も本屋へ行ったものの、特にめぼしい本はなし。明日くらいに何冊か発売されるかな。
そんな中、目を惹く一冊の本があった。新堂冬樹氏の「三億を護れ!」(徳間書店)。この本自体に注目したというよりも、作家の新堂氏に気が惹かれた。最近、新堂氏の新刊が連続で発売されているように思える。それに文庫化された本にも目を向けると、去年くらいから、かなりのペースで本が出版されているのではないだろうか。
金融業を描いた作品から、恋愛もの等々、幅広く活躍している新堂氏であるが、そんな彼もデビュー作はメフィスト賞の受賞作品である。ただ逆に言ってしまえば、なんでメフィスト賞に応募したのだろうとも思える作家であった。結局、新堂氏は講談社ノベルスにて立て続け3冊に出版した後は、講談社からは本を出しておらず、他の出版社から本を書いている。そんな異色作家である。
かくいう私も、新堂氏の本は最初のメフィスト賞受賞作品しか読んでいない。とはいえ、これだけ本を並べられるとどうしても気にせずにはいられない。いっそのこと、世間一般にてブレイクしてくれれば、こちらも手に取りやすいのだが。今年は新堂氏の当たり年になったりはしないのだろうか。
あ、ちなみに最初に気になったと言った「三億を護れ!」は買ってません。あしからず。
2004年4月17日 奇想コレクション第4弾
本日の購入の書は、
「フェッセンデンの宇宙」 エドモンド・ハミルトン(河出書房新社 奇想コレクション)
「三十九階段」 ジョン・バカン(創元推理文庫)
奇想コレクションがようやく発売。今回の著者、エドモンド・ハミルトンは今まで読んだことのない作家。楽しみにしたいと思う。いまのところ奇想コレクションは2冊目のスタージョンの作品まで読んだ。このシリーズは早め早めに読んでいこうと考えている。
「三十九階段」これは創元社の50周年フェアでの復刊作品。冒険小説不朽の名作という歌い文句も気になったのだが、それよりもタイトルに惹かれたので購入。購入した後に著者の名前を確認したのだが・・・・・・黒田氏の「イヤン・バ館(仮)」(←確か「嘘つきパズル」というタイトルで出版)を思い出した。全く関係のない話でした。
その他、クリスティー文庫も出ていたので何冊かを購入。また恩田陸氏の「禁じられた楽園」が徳間書店から発売。幻想ホラーとのこと。これは文庫待ちということでスルー。
あと久しぶりに
らんぽいぢりを更新。江戸川乱歩全集第12巻からなのだが、前回「少年探偵団」を読んでから今回の「妖怪博士」の更新まで2ヶ月もかかっている。しかも、もう一編収録されている「悪魔の紋章」をまだ読んでない。いい加減12巻をクリアして他を着手しなくては、これもたまる一方である。「悪魔の紋章」の更新目標は今月中・・・・・・やっぱり来月中にしておく。
2004年4月16日 見てるだけ
本日、本屋で見かけた本。「語り女たち」 北村薫(新潮社)
確認しただけでスルー。どうやら、短編というよりもショートショートのような感じがした。たぶんミステリーとは毛色が違うのであろう。そういえば、北村氏のミステリーの新作長編というのも、ずいぶん読んでいない気がする(長編自体が少ないのだが・・・)。そういえば、創元社のミステリーズにて連載していたようだから、そのうち新作として出版されるかもしれない。そちらを楽しみに待とう。それまでに、この間買った「朝霧」の文庫本を読了しておきたいものである。
そういえば、河出書房新社の<奇想コレクション>の新刊はまだ見かけなかった。来週あたりには出るのだろうか。他に来週の目玉といえば、晶文社ミステリからジョン・フランクリン・バーディンの「死を呼ぶペルシュロン」が出版される。これでバーディンの初期の3作が手に入ることになる。楽しみに来週を待つとしよう。
2004年4月15日 講談社文庫発売
本日は講談社文庫を2冊(上下巻より4冊)
「虚無への供物(新装版)上下」 中井英夫(講談社文庫)
「ぼんくら 上下」 宮部みゆき(講談社文庫)
新装版、買ってしまった。「虚無への供物」。講談社文庫で買い、一回読んだ。その後、創元文庫の中井英夫全集でも買い、今回の新装版でも買いと、これで3冊の「虚無への供物」がある。もう一度くらいは読んでもいいかな。いつ読むかはわからないけど、必ず再読したい本である。できれば、その再読も一回や二回ではなく、何度も読み直したいものだ。
宮部氏の時代物はあまり好きじゃないんだよな・・・・・・といいつつ、ほとんど全部の本を買って読んでいるのだから嫌いではないのだろう。なんだかんだ言いつつも、この本も今年中には読むであろう。結局のところ宮部氏の書く時代物も好きなのかもしれない。よくわからなくなってきたけど読むであろう。そしてたぶん、この本も面白いのであろう。
2004年4月13日 計算どおりに本入手
今日は目当ての本を全て買うことができた。その収穫はというと
「メフィスト」 (講談社)
「臨 場」 横山秀夫(光文社)
「江戸川乱歩全集第16巻 透明怪人」 (光文社文庫)
「ヒラリー・クイーン 大統領への道」 いしいひさいち(光文社文庫)
「幻獣遁走曲」 倉知淳(創元推理文庫)
「朝 霧」 北村薫(創元推理文庫)
「チャーリー退場」 アレックス・アトキンスン(創元推理文庫)
買っちゃうけど読まない雑誌メフィスト。前回から表紙がリニューアルされたので、続けて買ってしまった。島田氏の新作も出ているのだが、やはり単行本でじっくり読みたい。全く何のために買っているのやら。
横山氏の作品は今年もう2冊目。早い早い、どんどん読まないと取り残されてしまいそうだ。しかも今作は刑事もの。非常に楽しみだ。そしてさらに付け加えると、この本の表紙なのだが変った臭いがするのである。ぜひ、“ご一読”ならぬ“ご一嗅”あれ。
今回の乱歩全集には、あの伝説の作品「怪人四十面相」が掲載されている。何ゆえ“四十面相!”。そこには倍の楽しみと倍の笑劇(?)が必ずあるはず。
そして、いしい氏の漫画である。これはエラリー・クイーンが主人公ではなく、元大統領クリントンの妻であるヒラリー夫人を題材にしたもの。息抜きに読んでもらいたい一冊。
倉知氏の作品の文庫化であるが、「過ぎ行く風」に比べるとこの「幻獣」は文庫化が早かった。今が旬の作家という事であろうか。これで、創元社から出ている倉知氏の本は全て文庫化されたようだ。
一方こちらは文庫化に至るまでが長かった「朝霧」。このシリーズは本当に久しぶりだ。続編とかはもう出ないのかな??
最後は幻の本格ミステリといわれる(らしい)「チャーリー退場」。新訳決定版とのこと。1955年の作品である。読むのが楽しみである。
といった具合に、目当てのものは全てチェックしてきた・・・・・・・・・・と思ったら、河出書房新社からの奇想コレクションの最新刊を見てくるのを忘れた。さらっと見たときには気づかなかったので出てなかったのかな? 本日唯一の失点!
2004年4月10日 高く遠く此中ニ有リ
昨日まだ発売してなかったものを狙い撃ち
「高く遠く空へ歌ううた」 小路幸也(講談社)
「平井骸骨此中ニ有リ」 田代裕彦(富士見ミステリー文庫)
「高く遠く〜」はメフィスト賞作家・小路氏の第2作目。今作もまたハードカバー。帯に書いてある文章だけでは、どのような内容の本なのかはわからない。読んでみての楽しみという事で。
「平井骸骨」第2弾。前作の余韻覚めやらず、今回もまた買ってしまった。ライト系はあまり買わないようにしてるのだが、これくらいは追っていってもよいだろう。これもそれなりの期待作。
来週には創元推理文庫、光文社文庫、講談社文庫等々。
2004年4月9日 収穫、収穫〜
4月7日に書いた来月の講談社ノベルスの新刊予定であるが、奈須きのこ氏の「空の境界」は6月に延びた模様である。以上、追記。
ということで、今日の収穫はというと、
「ささらさや」 加納朋子(幻冬舎文庫)
「かげろう忍法帖 山田風太郎忍法帖短篇全集1」(ちくま文庫)
「ポンスン事件」 F・W・クロフツ(創元推理文庫)
「スターヴェルの悲劇」 F・W・クロフツ(創元推理文庫)
発売日が過ぎてからようやく店頭に並ぶ本はあっても、発売日前に並ぶ本というのはほとんどない。しかし、なぜか幻冬舎文庫はたいてい発売日前(今月の発売日は10日予定)に本屋に並んでいる。なんか得した気分。
これで、加納氏が現在出している本は全て手に入れたことになる。なおかつ、本書以外は全て読んでいるのだからたいしたものだ(自画自賛)。そろそろ次の新刊も出る予定のようであるが。
“山田風太郎 忍法帖短篇全集”がついに刊行された。ちくま文庫といえば「山田風太郎 明治小説全集」も持っているのだが積読になっている。早く読まねば・・・・・・いや、山田氏の本は、いつの時期でもブームといえるのだから、そんなに無理することはあるまい。なんだ、別に積読でもいいんじゃん。と自分を納得させつつ本棚の隅に押しやる。
そして東京創元社“創立50周年フェア”にて刊行されたクロフツ作品2冊。クロフツもたまってんだよなぁー。いつ読むかなぁー。たまったから、クロフツのリストも作ったほうがいいのかなぁー。などと考える(考えるだけ)。
それと本屋に「東京創元社創立50周年」という小冊子(無料)が置いてあったのでもらってきた。せっかくなんだからもっと豪華本にしてくれよと思いつつ、ただなのだから強く出れない。でも今回の“創立50周年フェア”って、いまいち目玉の作品がないなぁ、とか思ったり。
2004年4月7日 よし! 講談社ノベルスGET!!
今日は昨日はまだ置いていなかった講談社ノベルスを買うことができた。
「霧舎巧 傑作短編集」 霧舎巧(講談社ノベルス)
「届かぬ想い」 蘇部健一(講談社ノベルス)
「極限推理コロシアム」 矢野龍王(講談社ノベルス)
ようやく出た霧舎氏の短編集。それにしてもすごいタイトルだ。かつて講談社ノベルスにおいて、こんなタイトルを付けられた短編集というのはあっただろうか? もう少し気の利いたタイトルでもいいと思うのだが・・・・・・
「ふつうの学校②」では、なかなか執筆にとりかかれないようなことが書いてあったのだが、もう新作が出版された。さて、今作はどんな仕掛けで楽しませてくれることやら。ちなみに挿絵とかはないようだ。ストレートなミステリー?
そして1年ぶりのメフィスト賞、記念すべき第30回の受賞者は矢野龍王氏。究極のサバイバルサスペンスとのこと。しかも本書はドラマ化がすでに決定しているらしい。どんな本になっていることやら。これは落とせない一冊。
来月の講談社ノベルスの刊行予定作品。
「紅玉の火蜥蜴」 秋月涼介
「Ave Maria」 篠田真由美
「狐狼と月 フェンネル大陸 偽王伝」 高里椎奈
「空の境界(上下)」 奈須きのこ
2004年4月6日 今日の収穫は?
だいたい5日といえば、講談社ノベルスの発売日である。しかし、私が住む地域は本が1日遅れで発売という事もままある(まだ完璧なパターンはつかめていない)。それを考えれば、5日は本屋へ行かずに、より確実な6日に行けば講談社ノベルスが手に入るだろうと思い行ってみたのだが・・・・・・なかった。また明日本屋へ行ってみよう。
そんなわけで、今日の収穫はこれだけ。
「ザ・スタンド 1」 スティーブン・キング(文春文庫)
キングの積読もかなりの量になっている。今年になってようやく初期の作品「呪われた町」を読了した。次は初期の名作といわれる「シャイニング」を読もうと考えている。今回買った「ザ・スタンド」はいつになるやら。何しろ「IT」も今だ手付かずだし・・・・・
2004年4月3日 たまには漫画の紹介などを
今回、紹介しようと思った漫画は今月発売されたばかりのこれ!
「DEATH NOTE (デスノート)1」 原作:大場つぐみ 漫画:小畑健(集英社)
少年ジャンプに連載されている漫画なので、知っている人も多いかと思う。絵を描いている小畑氏にあたっては、この連載の前は「ヒカルの碁」という囲碁漫画の作画を手がけていた。原作の大場氏は、私は始めて聞く名前である。
なぜ、この漫画をここで取り上げたかといえば、その内容がミステリーといってもいい内容となっているからである。ミステリーとはいっても本格推理というわけではない。先の読むことのできないサスペンスとでもいえばよいだろうか。
主人公は「デスノート」という、そこに名前を書くことによって、その人物を殺すことができる死神のノートを偶然手に入れてしまう。デスノートを手に入れた主人公はそれを有効に利用しようと考え始める。さらには、その主人公に対抗しようとする人物も登場しと、次々と先の見えない展開が繰り広げられていく。
このようなノートを手に入れたとしても、せいぜい嫌いな人間の名前を書いて・・・というようなドラえもんに出てくるのび太のような使い方しか考えられないのが普通であると思う。しかし、この主人公はデスノートを活用して大きなことを成し遂げようと考える。そして全編にわたっての主人公の冷静沈着な発想には何ともいえない恐ろしいものが感じられる。漫画だからといって、あなどるなかれ。ミステリーファンであれば、ぜひとも手にとって読んでもらいたい一冊である。
ちなみに、この本の内容をみて「恐怖新聞」を連想した人は年齢がばれる恐れがあるので注意!!
2004年4月1日 新年度は原書房から
TOPを“桜”ヴァージョンに変更。といっても色を変更しただけ・・・・・・
今日の購入本は、
「イニシエーション・ラブ」 乾くるみ(原書房 ミステリー・リーグ)
「殺人者と恐喝者」 カーター・ディクスン(原書房 ヴィンテージ・ミステリー)
3月に津原氏の新作が出たばかりのミステリー・リーグであるが、もう新刊が登場した。今回はメフィスト賞作家の乾くるみ氏(←男です)の登場だ。どんな作品になっているのか楽しみなのだが、本の帯を見ると「今年最大の問題作かもしれません」って・・・・・・。編集部のお言葉なのだが、どうせならば「問題作です」って断言してあげたらどうだろう。また、「2度読まれることをお薦めします」とも書いてある。意味深な言葉が満載である。帯からしてミステリーだ。
そして、ついに登場。またもやカーの復刊作品「殺人者と恐喝者」。今年はこれでカーの本を5冊も買っている(まだ一冊も読んでいない)。カーの積読作品がたまっているので、かったぱしから読んでゆかなければ。めざせ! カー全作品読了を!! 今年中・・・・・・には・・・・・・無理か。