我孫子氏の新作は久々・・・・・・と思ったら、意外と1、2年おきぐらいでコンスタントに出している。ただ、最近印象に残るような作品がないところが残念。そろそろ我孫子氏の傑作本格ミステリが読みたいところ。
そういえば、我孫子氏の代表作って、何だっけ? 「殺戮に至る病」あたりになるのかな。それともゲーム「かまいたちの夜」? もしくは、これからさらなる傑作が!?
最近、メフィスト賞受賞作の新刊を見逃してしまうことが多い。昨年は、ハードカバーで出ていた作品「誰かが見ている」を買い逃していたし、さらに今年になって昨年の12月に第54回受賞作品「毎年、記憶を失う彼女の救いかた」が出ていたのを知り、慌てて購入した。
ちなみに「毎年、記憶を失う彼女の救いかた」は、講談社タイガから出ていた。講談社ノベルスについては、ある程度チェックしているのだが、さすがにハードカバーや講談社タイガまでは気が回らない。そんなことしているうちに、今月にはまた講談社タイガから第55回作品が出版され、さらに来月にはこちらは講談社ノベルスから第56回作品が出版されるとのこと。
ハードカバーで出るよりは、文庫で出てもらった方が、金銭的には助かるのだが、あれやこれやとチェックする方も忙しい。まぁ、それを探すのもひとつの醍醐味だと考えるべきなのであろう。
2018年3月3日 帰ってきた原りょう、というか沢崎
今週の購入本
「それまでの明日」 原りょう(早川書房)
「虚像のアラベスク」 深水黎一郎(角川書店)
「アリバイ」 ハリー・カーマイケル(論創海外ミステリ204)
「盗まれたフェルメール」 マイケル・イネス(論創海外ミステリ205)
「GEEKSTER 秋葉原署捜査一係 九重祐子」 大倉崇裕(角川文庫)
「迷蝶の島」 泡坂妻夫(河出文庫)
「三面鏡の恐怖」 木々高太郎(河出文庫)
「長く暗い魂のティータイム」 ダグラス・アダムス(河出文庫)
いや、本当に久しぶりの原りょう氏の新作。前作「愚か者死すべし」が出てから14年。あのときの、「次回作はすぐにだせそう」という言葉に騙され、待ちくたびれさせられ、あげくの果てに忘れたころにようやく新刊がやってきた。まぁ、素直に新刊が出たことを喜びつつ、14年ぶりの探偵・沢崎の活躍をしっかりと味わいたい。