貴志氏の新刊が久々に登場。防犯コンサルタントのシリーズで短編集であるから、あっさり目の作品になってしまうのかなと思っていたら、実物はなかなかの分厚さ。見た目だけの話だが、これは読見応えがありそうな。早めに着手して、なんとしてでも今年中には読み上げたい。
今週の購入本
「転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿」 笠井潔(講談社)
「賛美せよ、と成功は言った」 石持浅海(ノン・ノベル)
「屍人荘の殺人」 今村昌弘(東京創元社:第27回鮎川哲也賞受賞作)
「罪責の神々 リンカーン弁護士 上下」 マイクル・コナリー(講談社文庫)
今回購入した作品は、どれもなかなかのしろもの。久しぶりの笠井氏の新刊は私立探偵飛鳥井シリーズ。石持氏はノン・ノベルからの例のシリーズ。東京創元社からは、今年の鮎川哲也賞受賞作。そして、コナリーの今年2冊目となる新刊。
どれも、絶対今年中に読んで、年末のランキングに備えなければ!! 例によって毎年のことであるあが、9月くらいから、どんどんと読みたい本が刊行され、どんどんと積読となっていっている。最近、涼しくなってきたので、読書のピッチも上げてゆかなければ。
2017年10月7日 メフィスト賞ではない、講談社ノベルスからの新人の作品
今週の購入本
「東海道新幹線殺人事件」 葵瞬一郎(講談社ノベルス)
「鉄道探偵団 まぼろしの踊り子号」 倉阪鬼一郎(講談社ノベルス)
「Mの女」 浦賀和宏(幻冬舎文庫)
「鉄鎖殺人事件」 浜尾四郎(河出文庫)
「見知らぬ乗客」 パトリシア・ハイスミス(河出文庫)
「キリング・ゲーム」 ジャック・カーリイ(文春文庫)
「死者はふたたび」 アメリア・レイノルズ・ロング(論創海外ミステリ194)
「〈サーカス・クイーン号〉事件」 クリフォード・ナイト(論創海外ミステリ195)
今回の講談社ノベルスの新刊は、どうやら鉄道ミステリを集ったもののよう。そのなかに倉阪氏の新刊までが入っている。
そして注目すべき作品は「東海道新幹線殺人事件」 葵瞬一郎。この作家、この作品がデビュー作とのこと。講談社ノベルスからの新人作品と言えば“メフィスト賞”というイメージがあるのだが、この作品はそれとは別ということらしい。
この鉄道ミステリフェアに入れられた新人の作品。どんな風に仕上げられているのか、読むのが楽しみである。