一言、二言

過去の一言、二言
 2016年7月30日  「七人のおば」が懐かしい
 今週の購入本

 「九つの解決」 J・J・コニントン(論創海外ミステリ176)
 「四人の女  <新版>」 パット・マガー(創元推理文庫)

 パット・マガーの「七人のおば」、おもしろかったなぁー、と昔懐かしむ。ただ、パット・マガーというと、あまり他の作品の記憶がない、というか読んでいない。そうしたなか、この「四人の女」という作品が復刊されたのはうれしい限り。マガーの作品、少なそうなので、コンプリートしたいなぁ。

 2016年7月23日  存在が薄れる講談社ノベルス
 本日の購入本

 「怪談のテープ起こし」 三津田信三(集英社)
 「水の杜の人魚 霊媒探偵アーネスト」 風森章羽(講談社タイガ)
 「宇宙軍士官学校 −前哨−11」 鷹見一幸(ハヤカワ文庫JA)

 霊媒探偵アーネストのシリーズの新刊が講談社タイガから出版された。これまでは講談社ノベルスで出版されていたが、どうやらシフトしたようだ。講談社タイガが創刊されたことにより、新進の作家のみならずベテランの作家陣さえも、新刊をタイガから刊行している。

 少なくとも、ラノベ系の作品はタイガのほうで出版され、講談社ノベルスのほうからはあまり出版されなくなるのであろう。そうすると、講談社ノベルスの新刊を書く人がどんどんと減っていってしまいそうな・・・・・・しかも、講談社ノベルスから出しそうな作家の人って、寡作の人が多いような気もするし・・・・・・

 2016年7月16日  代書屋ミクラ 再び
 本日の購入本

 「ブッポウソウは忘れない」 鳥飼日宇(ポプラ社)
 「代書屋ミクラ すごろく巡礼」松崎有理(光文社)

 当初、買うつもりはなかったのだが、今月は構文本が少ないので松崎有理氏の新作を買ってしまった。今回は長編のよう。ひょっとして今後、シリーズ化となるのであろうか?

 それと、鳥飼氏は今年最初の新刊。昨年は3冊もの新刊が出ており、今年はどうかと思っていたのだが、しっかりと新作を書き上げてくれたよう。鳥尽くしの本格ミステリ・・・・・・らしい。

 2016年7月9日  シリーズ化? “その可能性は”
 本日の購入本

 「灯火管制」 アントニー・ギルバート(論創海外ミステリ173)
 「守銭奴の遺産」 イーデン・フィルポッツ(論創海外ミステリ174)
 「聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた」 井上真偽(講談社ノベルス)
 「死神の浮力」 伊坂幸太郎(文春文庫)
 「ジョイランド」 スティーヴン・キング(文春文庫)

 論創海外ミステリの6月分を購入。フィルポッツの未訳作品がどんどん訳されるのはうれしいこと。

 国内ミステリでは「その可能性はすでに考えた」の続編が登場。2作目が前作をしのぐかどうか注目したいところ。ただ、“毒殺”というネタって、本格ミステリとして扱うには難しそうな気が・・・・・・

 2016年7月2日  年刊日本SF傑作選を
 本日の購入本

 「クララ殺し」 小林泰三(創元クライム・クラブ)
 「アステロイド・ツリーの彼方へ 年刊日本SF傑作選2015」 大森望・日下三蔵編(創元SF文庫)

 今まで、年間日本SF傑作選のシリーズを積読にしてきてしまい、読むのが後手後手にまわってしまっていたのだが、ようやく昨年分までの積読をクリア! これでこのシリーズは、しっかりとその年の(というか前の年分の傑作選であるが)作品を読むことができる。ただし、今年分を積読にしてしまわなければということであるが・・・・・・