まさか、谺健二氏の新刊が読めるとは・・・・・・。前に新刊を書いてから何年たっているやら。もう小説は書かないのかと思っていたので、こうして新刊が出てくれて非常にうれしい。帯やカバーに書いてあるあらすじでは、あまり内容がわからないので、これは読んでのお楽しみという事で。早めに手を付けるべきか。暇なときにゆっくりと読むべきか。まぁ、あれこれ考えずに早々に読みたいという気持ちの方が強い。
本日の購入本
「ワスレロモノ 名探偵三途川理VS.思い出泥棒」 森川智喜(講談社タイガ)
「追憶の夜想曲」 中山七里(講談社文庫)
今まで講談社BOXから出ていた名探偵三途川理シリーズが講談社タイガにより復活。特に思い入れがあるというわけではないのだが、淡々と講談社文庫として文庫落ちしたものを読み続けている。今週、先月文庫化されたばかりの「踊る人形」を読んだばかり。講談社BOXで読み続けていた人にとっては久しぶりであろうが、文庫で読んでいる私は、すぐに続編が読める分、得した気分。
ちなみにシリーズといっても、どの話も続いているわけではないので、どこから読んでも大丈夫。とはいえ、探偵役の奇妙な立ち位置により、最初の作品くらいは読んでおいた方が、残りの作品も違和感なく読めるようになるかもしれない。
2016年3月18日 「背 律」をいただきましたー
原書房様から本をいただきました。ありがとうございます。
「背 律」 吉田恭教(原書房)
この吉田恭教氏の作品は今まで読んだことがなかったので、知らない作家であるのだが、どうやら第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞した人とのこと。そのときの受賞作は「変若水」。この作品は読んでいないのだが、タイトルには覚えがある。その後もしっかりと作品を出していたもよう。今回の「背律」は医療サスペンス・ミステリーとのこと。どのような内容になっているのか、読むのが楽しみである。
2016年3月12日 昔のボイー・ミーツ・ガール代表作
本日の購入本
「涙香迷宮」 竹本健治(講談社)
「暁の死線 <新版>」 ウィリアム・アイリッシュ(創元推理文庫)
「暁の死線」は、「幻の女」と並んでアイリッシュの代表作と言っても良いであろう。ただし、それぞれの内容はちょっと違い、今回新版として出た「暁の死線」は、故郷を同じくする男女が偶然出会い、現在の生活から脱却しようというもの。ずいぶん昔に読んだ作品なのであるが、後味が良い作品であったことを覚えている。タイトルのみを見ると、なんか堅苦しく感じられるかもしれないが、若い人たちに広く読んでもらいたい作品。
2016年3月5日 マイクル・コーニイ
本日の購入本
「誰も僕を裁けない」 早坂吝(講談社ノベルス)
「正義をふりかざす君へ」 真保裕一(徳間文庫)
「ガソリン生活」 伊坂幸太郎(朝日文庫)
「ブロントメク!」 マイクル・コーニイ(河出文庫)
マイクル・コーニイっていうと「ハローサマー、グッドバイ」という作品の印象しかない。他の作品を読もうにも昔、サンリオSF文庫から出ていたようではあるが、現在では手に入らない。そうして復刊されたのがこの「ブロントメク!」。「ハローサマー、グッドバイ」に並ぶ名作と言われているそうだが、本当かな? また、昔サンリオ文庫から出ていた分を抜いても、まだ未訳作品が多数ある。今後、訳されてゆくことになるのかな?