一言、二言

過去の一言、二言
 2015年12月26日  今年はこれまで

 少々早いですが、今年の更新はこれまで。早めに感想をUPしておきました。

 また年明けから、がんばって更新してゆきます。

 みなさん良いお年を。



 年末恒例の“Grand U-gnol ベスト10”を書き上げました。是非とも年末年始に読む本の参考に!

 □2015年ベストミステリへ

 2015年12月25日  今年の新刊購入はたぶんラスト
 本日の購入本
 「真実の10メートル手前」 米澤穂信(東京創元社)
 「パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992-95」 法月綸太郎(角川文庫)
 「失 踪」 ドン・ウィンズロウ(角川文庫)
 「報 復」 ドン・ウィンズロウ(角川文庫)

 法月氏の作品は既読であるが、ずいぶんと昔に読んだきりなので、新装本で再読に挑戦。

 それとウィンズロウの新刊が年末になんと2作も。なかなかのボリュームなので、読むのに時間がかかりそうだが、なんとか2冊とも来年の前半のうちに手を付けておきたい。

 2015年12月24日  今年のランキングより
 今年のランキングも既に出そろったが国内では「王とサーカス」「戦場のコックたち」「ミステリー・アリーナ」が強かったなと。あと個人的に気になっている作家が東山彰良氏。たまにランキングに出てきたりするのだが、きっかけがつかめず、未だこの人の本を読んだことがない。そろそろなんか読んでみようかな、というところで今年「流」という作品がランキングでも取り上げられているのだが、文庫化してからでいいや、と思っていると、そのまま読み逃してしまうんだよな。

 海外ではディーヴァーや今が旬のルメートルとフリードマン。ダニエル・フリードマンの老人刑事シリーズは、狙いすぎているところがどうだかなと。といいつつも、しっかりと読んではいるのだけれど。

 近年、ランキングを見て本を買うというのも少なくなったのだが、今回はランキングを見て即購入となった本はこの2冊。
 「さよならの手口」 若竹七海(文春文庫)
 「エンジェルメイカー」 ニック・ハーカウェイ(ハヤカワミステリ)

 文庫でお手軽な若竹氏の本と、ハヤカワポケットミステリというには、絶対にポケットに入らない分厚さの「エンジェルメイカー」。本格ミステリからは、かけ離れているような2冊であるが、内容などを見て、つい気になって買ってしまった。

 他には、これまたハヤカワミステリの「ありふれた祈り」あたりが気になるのだが、これは購入するかどうか迷うところ。今年のランキングからの選出はこんなところか。

 2015年12月19日  年末なのに? 年末だから! 大量購入
 今週の購入本
 「クロニクル・アラウンド・ザ・クロック」 津原泰水(河出書房新社)
 「残り全部バケーション」 伊坂幸太郎(集英社文庫)
 「百匹の踊る猫」 浅暮三文(集英社文庫)
 「アンデッドガール・マーダーファルス1」 青崎有吾(講談社タイガ)
 「天冥の標Ⅸ ヒトであるヒトとないヒトと1」 小川一水(ハヤカワ文庫JA)
 「クロックワーク・ロケット」 グレッグ・イーガン(新・ハヤカワSF)
 「ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 上下」 ダヴィド・ラーゲルクランツ(早川書房)
 「幻の女〔新訳版〕」 ウイリアム・アイリッシュ(ハヤカワ・ミステリ文庫)

 まさかの“ミレニアム”第4弾が日の目を見る日が来るとは!! 著者であるスティーグ・ラーソン氏が著書の発売を見る前に病死してしまったのは有名な話。続編の構想は練られていたものの、それが作品として公開されることはないだろうと思われていたが、なんと遺族がダヴィド・ラーゲルクランツ氏に執筆を依頼し、続編として刊行。ラーゲルクランツ氏はジャーナリストであり、伝奇執筆なども経験しているとのこと。これが続編としてどのような仕上がりになっているかは、読んでのお楽しみ。さすがに、今年中に読むのは無理そうであるので、年始の楽しみとしようと思っている。

 2015年12月12日  今年のランキングもあらかた出終わる
 今週の購入本
 「このミステリーがすごい! 2016」(宝島社)
 「奇譚を売る店」 芦辺拓(光文社文庫)
 「世界城」 小林泰三(日経文芸文庫)

 このミスが出たことにより、今年のランキングもあらかた出終わった。国内では米澤穂信氏の「王とサーカス」が強かったが、米澤氏自体がランキング上位の常連ゆえに、なんとなく目新しさがなかったかと。そうすると、今年の目玉的な作品は新人作家である深緑野分氏の「戦場のコックたち」あたりか。このミスに深緑氏のインタビューが載っていたのだが、それを見て思ったのが、そういえばこの人、女性だったのかと。なにしろ、「戦場とコックたち」を読んでいる時は、女性が書いているということなど全く意識していなかった。

 2015年12月8日  本格ミステリ・ベスト10
 今年もランキングに参加しましたので、原書房様から送っていただきました。ありがとうございます。

 「2016 本格ミステリ・ベスト10」(原書房)

 今回のランキングのなかで、特に論創海外ミステリについて気になるところがあったので一言。

 私は今回の投票では、論創海外ミステリのなかから「レイナムパーヴァの災厄」(J・J・コニントン)と「ワシントン・スクエアの謎」(ハリー・スティーヴン・キーラー)を選出。しかし、他の投票者のなかではこれらに票を入れていたひとはわずか。

 他の論創社の作品で目立ったのは、「グレイストーンズ屋敷殺人事件」(ジョージェット・ヘイヤー)。ベスト10には入らなかったものの、他の投票者からは根強い人気があると感じられた。個人的には微妙と思えた作品であったのだが。

 そしてもうひとつは、「リモート・コントロール」(ハリー・カーマイケル)。こちらはベスト10入りした作品。まだ未読で、後回しにしてもよいと思っていたくらいなので、これを機に年内に読んでみようかなと思っている。

 あと、クェンティンの「死者の疾走」が入るかと思っていたのだが、原書房の「犬はまだ吠えている」のほうが票を集めたようである。

 2015年12月5日  佐々木氏の未読作品がたまってきた
 本日の購入本
 「週刊文春 12/10号」
 「罪人よやすらかに眠れ」 石持浅海(角川書店)
 「そして奔流へ 新・病葉流れて」 白川道(幻冬舎文庫)
 「代官山コールドケース」 佐々木譲(文春文庫)

 佐々木譲氏の作品は文庫で読んでいるのだが、今のところ「回廊封鎖」と「憂いなき街」が積読になっていて、今回購入したのが「代官山コールドケース」。どれも今年文庫化されたもの。しかも、どれもが話題作であり、ずいぶんと濃い作家活動を行っているなぁと感嘆させられる。さらには、新刊も続々と出ているので、まだまだ文庫化作品が出てきそう。早め、早めに読んでいかないと。




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