第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。内容はカバーに書いてあるあらすじだけではよくわからないのだが、「あのアパートの住民は、どこかおかしい」という不気味な言葉が潜んだ物語のよう。島田氏が提唱する21世紀本格ミステリらしい、病理学的なミステリなのであろうか。何にせよ、楽しみに読むこととしよう。
本日の購入本
「経眼窩式」 植田文博(原書房:第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作)
「渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト」 風森章羽(講談社ノベルス)
「NOS4A2 ノスフェラトゥ」 ジョー・ヒル(小学館文庫:上下)
「遭難者」 折原一(文春文庫)
「ハイスピード!」 サイモン・カーニック(文春文庫)
「ヴァリス <新訳版>」 フィリップ・K・ディック(ハヤカワ文庫)
“ばらのまち福山ミステリー文学新人賞”の最新作、「経眼窩式」。もう6回か、まだ6回か? なんとなくだんだんと注目されなくなってしまったような・・・・・・。近年、流行りとは決して言えないミステリ作品ゆえに、なかなか話題作とはいかないかもしれないが、少なくともミステリ界のなかでは注目の1冊となってもらいたいところである。
また、こちらは49回となる“メフィスト賞”受賞の最新作、「渦巻く回廊の鎮魂曲 霊媒探偵アーネスト」。表紙がボーイズラブ系というか、耽美系というか、若い読者を意識したものなのか。こちらも近年、話題作がないような。もうちょっと、というよりは、まだまだ頑張ってもらいたい賞である。
2014年5月5日 買えた、買ってきた
本日の購入本
「回廊の鬼」 叶紙器(光文社)
ちょっと遠くの本屋へ行ったら、売っていた。今日、行った本屋3軒中、3軒とも売っていた・・・・・・家の付近の本屋って??
2014年5月4日 先月分と今月分
本日の購入本
「リッジウェイ家の女」 リチャード・ニーリィ(扶桑社文庫)
「古代の遺物」 ジョン・クロウリー(国書刊行会〈未来の文学〉)
「狂った殺人」 フィリップ・マクドナルド(論創海外ミステリ)
「ロッポンギで殺されて」 アール・ノーマン(論創海外ミステリ)
先日出かけられなかったので、その分購入。論創海外ミステリがそろったのが大きい。そして、なかなか出なかったニーリィの「リッジウェイ家の女」がようやく登場。
そんなこんなで、先月分は全て・・・・・・と言いたかったのだが、未だ「回廊の鬼」を買えず。
2014年5月3日 出かけられなかった
昨日、購入した本
「転 迷 隠蔽捜査4」 今野敏(新潮文庫)
「監視対象 警部補マルコム・フォックス」 イアン・ランキン(新潮文庫)
今日は大きめの本屋に行って、4月買いもらした本を購入しようとしたが、体調が悪くて出かけるのを控えた。そんなわけで、昨日購入した新潮文庫のみ紹介。
リーバス警部シリーズで有名なイアン・ランキンの新しいシリーズ作品が登場。このシリーズでは、警官を監査する警察官が主人公となるシリーズのよう。このマルコム・フォックスが出る作品はシリーズ化されているようだが、なんと3作目からはリーバス警部も登場しているとのこと。リーバス警部シリーズは終わったはずなのだが、機を見て復活するところはリーバスらしいとも言えよう。