依 存


匠千暁(タック)
高瀬千帆(タカチ)
辺見祐輔(ボアン先輩)
羽迫由起子(ウサコ)
・・渓湖(ケーコたん)
木下瑠留(ルルちゃん)
牟下津カノン(カノちゃん)
白井教授


<その1>
 7月27日はルルちゃんの誕生日なので誕生会をしようとボアン先輩は計画をたてるが当の本人が帰省してしまっていた。実はボアンは白井教授がルルちゃんのフアンなので彼女を呼んで白井教授宅で宴会をするということを計画していたのだった。彼女のことを話しているうちに、ルルちゃんのマンションで起きた不思議な事件についての話しへと移ってゆく。
 彼女のマンションの駐車場へと出る扉はオートロックになっている。彼女がごみを捨てに行くとき、なぜか毎朝のようにその扉に小石がはさまっているのだという。また、ルルちゃんは一度、鍵をなくしてしまったことがあったという。(その鍵は管理人室に届けられていた)
 そんなことを話しながらも、誕生会の話しに戻り、結局実家がそう遠くないことを知り、電話をかけて当日こちらに来られることを確認する。その後彼らは場所を変えてボアン宅で飲むことにする。
 するとボアン宅にちょうど大きなバックを抱えたカノちゃんがやってくるところであった。彼女は雁住という男と同棲しているのだが、その男がいやになって出てきたのだという。そこへ当の雁住がやってきて無理やりカノちゃんを連れ戻そうとしてボアンやタックらともみ合いになる。そこへタカチがやってきてその場を治め、ふてくされながらも雁住は帰ってゆく。

(ここでボアンの幽霊話:彼が過去に死んだと聞いたはずの老婆を目撃したという・・・・・・)

 翌日ルルちゃんを迎えに行き、彼女の家にカノちゃんを泊めてくれるように頼み、彼女は快諾する。このルルちゃんも以前にはさる人物から同棲を申し込まれていたことがあるのだという。しかしそれはさすがに断ったそうである。
 そしてルルちゃんの家で奇妙な事が起きる。理事長さんのところの娘が鍵を忘れたからマンションの入り口の鍵を開けてもらいたいという出来事が。2回も続けて・・・・・・

(そしてタックの昔話:近所に住んでいた犬の世話をしない未亡人の話し)

 ルルちゃんの誕生日当日、皆は車で白井教授宅へと向かう。そして車の中や白井教授宅に着いてからも彼らはルルちゃんの家の事件について検討しあう。そして彼らが出した解答とはルルちゃんの周りに出没するのはストーカー行為を行うものではないかと・・・・・・

<その2>
 白井教授の家で一同は穏やかな雰囲気の中、宴会を繰り広げる。そして白井教授の奥さんが帰宅してきたときからタックの様子がおかしくなる。
 皆が飲んだ後に眠りこけたとき、タックはタカチに衝撃の告白をする。「白井教授の奥さんはぼくの母親なんだ。そして僕には双子の兄がいて、兄は母親に殺されたんだ。」と。
 そして彼の長い告白が始まる。



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