夢・出会い・魔性
「夢の中の女に、殺される」
・・・・・・N放送のプロデューサは、20年以上前に死んだ恋人の夢に怯えていた。
彼の番組に出場する紫子、女装した練無、女子大生ということにされた紅子の三人は番組の前日にリハーサルのためテレビ局に入っていた。一緒に来ていた保呂草は局の古い友人から、放送局のプロデューサ柳川が何者かに脅されているという相談を持ちかけられる。保呂草は近隣に住む探偵・稲沢を紹介する。そして稲沢が現れ、リハーサルが始まる直前、火薬のはじける音が聞こえ、局の一室で柳川が拳銃で二発撃たれて殺されていた。銃声は一発かに思えたはずなのに・・・・・・
また外に出る扉は中から鍵がかけられていた。そして紅子達は事件の起きる直前、現場の一室からタレントの立花亜裕美が出てくるのを見ていた。
すぐに警察が呼ばれ捜査を進めるが、その間に、練無は亜裕美に請われ一緒に局から逃げるはめに。練無は亜裕美を家まで送り、帰ってくるが、その後亜裕美は何者かに誘い出され、放火された劇場で意識不明で発見される。
その後の調べで柳川は20年前に交通事故を起こし助手席に乗っていた婚約者を死亡させてしまったことが判明。また柳川は現在亜裕美と不倫をしていた。犯人は20年前の幽霊なのか? 亜裕美のこの事件の中で被害者なのか? それとも・・・・・・。そしてみえざる犯人の手は練無へと・・・・・・
現場が混乱する中、番組の本番中、瀬在丸紅子が犯人を指摘する!!
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