Andrew Vachss  作品別 内容・感想

凶 手

1993年 出版
199X年XX月 早川書房 単行本
1998年04月 早川書房 ハヤカワ文庫

<内容>
 殺し屋はゴーストと呼ばれていた。自分の両手だけが唯一の武器だ。ストリップバーで彼は踊り子シェラと出会った。二人はお互いが同じ種類の人間であることを感じとり、美人局のコンビを組む。だが、殺人事件に巻き込まれて彼が服役しているあいだに、シェラは姿を消した。彼女を求めてゴーストはアメリカのアンダーグラウンドを地に染めて彷徨いはじめる・・・・・・


ゼロの誘い

1994年 出版
1996年04月 早川書房 単行本
1999年11月 早川書房 ハヤカワ文庫

<内容>
 過去の事件の出来事によってしばらくの間自分の中に閉じこもっていたバーク。そしてまた新たに仕事を始めようと考え出していたとき、「ぼくは自殺しそうな気がする。守ってほしい」とランディーという若者から電話を受けた。彼の周囲で知り合いの若者が次々と自殺し、異常な事態に怯えたランディーは、母親の知人であるバークを頼って連絡をしてきたという。
 死んでいったものの背後を追ううちに明るみに出てくる、恐喝、SM、精神科医。バークに近づいてくるファンシイという女、そしてその妹チャーム。
 事件を追う中でランディーの成長とファンシイとバークの愛? が繰り広げられ事件は終局へと向かって行く。
 ここからアウトロー探偵バーク・シリーズ第二期が開始される。

<感想>
 いまいち話が分かりづらかった。事件が進展しないままだらだら続くし、ファンシイとチャームをからめた事件の内容としても全体を通してはよくわからなかった。うーん、過去のバークシリーズの勢いは消えてしまったのだろうか。バークの仲間たちの活躍もなかったし。

 だいたいランディの母親って誰?過去の作品にでてきたっけ?

 それでもランディー青年の成長していくさまはみていて微笑ましかったし、ファンシイとバークの関係も展開を期待しながら読み通すことはできた。まぁせっかくバークが帰ってきたのだから次の巻に繋がる一冊ということでよしとしましょう。




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